オープニングの目をみはるような本格的歌劇シーンにまずは圧倒されてしまった。
甲状腺癌で声を失ったオペラ歌手が声を取り戻すまでの話だけど、実話ベースの話ということでべー・チェチョルさんを演じたユ・ジテの華のあるオペラ歌手ぶりが圧巻、声も吹替えなしてやって欲しかったというのは無い物ねだりというか、実はべー・チェチョルさん本人の全盛期の声での吹替えとわかってビックリ!
しかも、今回の映画のためにレコーディングし直したものもあるのだとか、素晴らしい声を聴くだけでも観て損はないかも。
伊勢谷友介さんも英語台詞の多い日本人プロデューサー役を好演、歌手とプロデューサーの友情物語としても胸に響くものがあった。
油断すると寝てしまう旦那が今回は寝るどころか、泣いていたのも特筆もの(笑)
ストーリー
アジア史上最高のテノールとも称され、ヨーロッパで活躍するオペラ歌手ベー・チェチョル。しかし2005年、彼は甲状腺ガンを患っていることが判明し手術を受けたことで歌声を失ってしまう。そんなチェチョルを支援したのは、日本人プロデューサーの沢田だった。
監督
キム・サンマン
出演
ユ・ジテ
伊勢谷友介
チャ・イェリョン
北乃きい
ナターシャ・タプスコビッチ
ティツィアーナ・ドゥカーティ
121分
109シネマズ川崎10 15:15~観客7割程/70席


