続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「山女」(2022日=米/アニモプロデュース)

《「リベリアの白い血」「アイヌモシリ」の福永壮志監督が、人間の脆さと自然への畏敬の念、そして現代にも通じる貧困や差別など社会問題を映し出したドラマ。凛役を「樹海村」「ひらいて」の山田杏奈、村人たちから恐れられる山男役を森山未來、凛の父親・伊兵衛役を永瀬正敏がそれぞれ演じ、二ノ宮隆太郎、三浦透子、山中崇、川瀬陽太、赤堀雅秋、白川和子、品川徹、でんでんらが顔をそろえる。》

これは気になりながらも上映回が昼だけになってなかなかタイミングが合わなかったので観るのが遅くなってしまったけど、やっぱり観逃さないでよかった!

福永壮志監督によれば、岩手県遠野地方に伝わる逸話や伝承を記した柳田國男の「遠野物語」の世界観を現代に通じる話として描きたかったそうで、背景は1870年代だけど、差別、偏見、いじめ、男女格差など今にも繋がる問題提起を織り交ぜての寓話的な展開で最後までスクリーンから目の離せない100分だった、森山未來さん、三浦透子さんに加えて、白川和子さん、品川徹さん、でんでんさんに永瀬正敏さんなどベテラン勢も配置という豪華キャストにも注目、派手なアクションやキラキラ要素はないけど、ミニシアターでひっそり公開はもったいないかも。

山田杏奈ちゃんが主役ということで2016年に観た「ミスミソウ」を思い出したりもして、何か繋がるものを感じたのも収穫だった。

☆あらすじ☆
18世紀後半の東北。冷害による食糧難に苦しむ村で、凛は人びとから蔑まれながらもたくましく生きていた。そんな彼女の心の救いは、盗人の女神様が宿ると言われる早池峰山だった。ある日、村中を揺るがす事件を起こし、村人から責められる父親・伊兵衛をかばう凛は、家を守るため自ら村を去る。けっして越えてはいけないと言い伝えられる山神様の祠を越えた凛は、さらに山の奥深くへと進んでいく。そんな凛の前に現れたのは、人間なのかもわからない不思議な存在だった。

キャスト
山田杏奈
森山未來
三浦透子
山中崇
川瀬陽太
赤堀雅秋
白川和子
品川徹
でんでん
永瀬正敏

監督
福永壮志
 
100分

G

シネスイッチ銀座1 16:30〜観客10人程/271席






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