これは文句なしの面白さ!
女性の人生を球技に喩えた冒頭から感動のラスト、そしてクスっと笑えるオチのオチまでとにかくどの場面にも引き込まれて、笑いあり涙あり歌あり恋あり、そしてちょっとミステリーあり、1本で何本分も味わえる素敵な映画だった。
この作品があの『トガニ 幼き瞳の告発』を撮ったファン・ドンヒョク監督と知ってビックリ。
70歳のマルスン役のナ・ムニもベテランの貫禄で上手かったけど、20歳になってしまったマルスン役のシム・ウンギョンの見かけは若いのにおばあちゃんに見える演技が絶品。
土曜日に観た「マイ・リトル・ヒーロー」に続いて、こちらも歌やバンドなどのステージパフォーマンスの本物感満載、ジニョンやイ・ジニクなどイケメンさんもしっかりおさえてあるところもツボ(笑)
《70歳のマルスン(ナ・ムニ)は、向かうところ敵なしの口の悪さと頑固さで近所でも有名なおばあさんだった。国立大教授に出世した一人息子(ソン・ドンイル)を女手一つで育て上げたものの、アクの強い性格が災いし最近は嫁にも煙たがられる始末。ある日、彼女が写真館で遺影のつもりで写真を撮ると、不思議なことに20歳のころの自分(シム・ウンギョン)に戻っていた》
◆キャスト
シム・ウンギョン、ナ・ムニ、イ・ジヌク、ジニョン、パク・イナン、ソン・ドンイル
原題:Miss Granny
125分
TOHOシネマズ日本橋9 14:50~観客5割程/145席


