続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「アウシュヴィッツ・レポート」(2020スロバキア=チェコ=独/STAR CHANNEL MOVIES)

?《12万人以上を救ったあるユダヤ人の史実を基に描き、アカデミー賞国際長編映画賞にスロバキア代表として選出された衝撃のドラマ。アウシュヴィッツ強制収容所の実態を告発するため、収容所を脱走したふたりのユダヤ人の姿を描く。ペテル・ベブヤク監督のもと、ノエル・ツツォルとペテル・オンドレイチカが主演を務める。共演にジョン・ハナーら。》

舞台がビルケナウ収容所でユダヤ人の死体処理を行う特殊部隊であるゾンダーコマンドの存在とか、「サウルの息子」を思い出したりしたけど、こちらはさらに目を背けたくなるシーンの連続で、改めてホロコーストの恐ろしさに憤りを感じながらも、12万人以上のユダヤ人を救ったという史実が基になっているところに救われる思いだった。

ナチスの蛮行に改めてドイツを嫌いになりそうになったけど、エンドロールで流れた現代の政治家たちの選民意識や優生思想的なスピーチを耳にしてドイツに限らず、どこの国でも起こりうること、そして、決して繰り返してはいけないという監督のメッセージを感じた。

早く観たいと思っているうちにちょうどいい時間の上映回がなくなってしまったので、タイミングよく観られてよかった、明日から午前中の回しかなくなるけど、まだまだ時間をずらしてロングランして欲しい。

あらすじ
1944年のアウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。遺体の記録係・アルフレートは、ユダヤ人がガス室で大量虐殺されている事実を、母国スロバキアに告発するため、同じ記録係のヴァルターと脱走を図る。だが、異変に気づいた看守が点呼責任者の囚人を殺害し……


原題 The Auschwitz Report

94分

PG12

監督
ペテル・べブヤク

キャスト
ノエル・ツツォル
ペテル・オンドレイチカ
ジョン・ハナー
ヤン・ネドバル
ミハル・レジュニー
フロリアン・パンツナー
ラース・ルドルフ
クリストフ・バッハ
ヴォイチェフ・メツファルドフスキ
ヤツェク・ベレル
カミル・ノジンスキー
アレクサンデル・ミンツェル
クサヴェリ・シュレンキエル
ジュスティナ・ワシレウスカ
ルカサス・ガルリッキ
ルツィア・ジャシュコヴァー
オンドレイ・マリ
マルチン・ナハルカ
トマーシュ・ミシュラ
アントン・シュリーク
レベカ・ポラーコヴァー
カミル・ポルニシャク
セルゲイ・サンジャ
デヴィッド・ジマーシェイド

ヒューマントラストシネマ有楽町2 19:15~観客20人程/62席


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