冒頭いきなりのペネロペ・クルスの老けメイクにちょっと戸惑ったり、時間が行き来する構成に追いつくのが大変だったりしたけど、息子の出生の秘密が明かされるあたりからぐいぐい引き込まれた。
そしてさらに畳み掛けるような衝撃のラストに言葉を失う思いだったけど母性愛、父性愛の物語としての救いも感じた。
“これは《空想の物語》ですが、実際に起きたことを描いた《真実の映画》なのです”と語るセルジオ・カステリット監督のメッセージが一人でも多くの人たちに伝わることを祈りたい。
「悪の法則」ではお飾り程度だったペネロペ・クルスが2時間越えのドラマに殆ど登場、学生時代から中年時代までを熱演していたのにも拍手、アスカ役のサーデット・アクソイという女優さんもよかった!
《16歳の息子ピエトロとローマで暮らす女性ジェンマのもとに、青春時代を過ごしたサラエボの旧友から誘いの電話がかかってくる。ピエトロを連れてサラエボを訪れたジェンマは、そこで今は亡きピエトロの父ディエゴの深い愛を知る》
ペネロペ・クルスがヒロインの学生時代から中年時代までを熱演。
音楽をペネロペの実弟エドゥアルド・クルスが担当。
◆CAST
ペネロペ・クルス、エミール・ハーシュ、アドナン・ハスコビッチ、サーデット・アクソイ、ジェーン・バーキン
原題:Venuto al mondo
129分
TOHOシネマズシャンテ3 18:35~観客40人程/192席
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