続・とりあえずの映画鑑賞メモ

モンゴル(2007独=露=カザフスタン=モンゴル)MONGOL

“闘って、生きた。守るべきは、この愛しきもの…全編モンゴル語で描く壮大な闘いの叙事詩が誕生!…「コーカサスの虜」のセルゲイ・ボドロフ監督が、日本の浅野忠信を主人公チンギス・ハーン役に迎えて描いた全編モンゴル語による歴史大作”

木曜日は比較的急がずあわてずコース(?)が多いかも、今週も、まずは大森でお姑さまの様子見してから、平日は深夜バスも22:54分の便は定期券でOKなのでとりあえず品川に向かいました

これは、第80回アカデミー賞賞外国語映画賞ノミネートされたことで日本でも公開されることになったようですね、残念ながら受賞は逃しましたが、衣装から武器から暮らしぶりに至るまでリアルで、アクションも堂々たるもの、骨太な大作映画としての迫力充分でした。

内容は…“12世紀のモンゴルを舞台に、後にチンギス・ハーンと呼ばれたテムジンが、モンゴルを統一して大帝国を築くまでのおなじみの物語”ですが、モンゴルの一部族の頭領の息子として生まれたテムジンが9歳の時に出会って後に花嫁となるボルテとのラブストーリーにもなっているところが目新しかったというか、引き裂かれてはまた一緒になる運命の強さ、生命力の強さに圧倒されましたが、このあたりは映画ならではの創作で、チンギス・ハーンの過ごした、知られざる空白期間にスポットを当てたようです。

冒頭から息つく間もないほどの壮大なスケールの撮影にワクワクしましたが、クライマックスのジャムカの大軍VS.テムジン軍の決戦シーンは監督いわく“どこかの領土を侵攻可能な軍隊”のようだったそうで、国立公園の一角に建てられた巨大オープンセットは東京ドームの2倍以上の大きさで、撮影が終わっても観光用に残すことを条件に自治区観光庁から建設許可が下りたんだそうです

チンギス・ハーンといえば、反町隆史の「蒼き狼 地果て海尽きるまで」も記憶に新しくてつい比較してしまいたくなりますが、どうなんでしょう、華やかさではあちらの方に軍配が上がりそうですが、お芝居チックな台詞まわしに辛いものがあったので、私としては断然こちらが好きかも

そうそう、浅野忠信ですが、もうもうすっかりモンゴル人になりきっていたというか、言われなければわからない程、他のモンゴル人となじんでました。

モンゴルにも俳優さんはいるだろうに、チンギス・ハーンにふさわしいアジア系俳優を求めて、香港、韓国、中国、アメリカ、日本と探し回ったボドロフ監督の心を強くとらえたのが彼だったそうで、まさに大抜擢ですね、これからも注目していきたい俳優さんだと改めて思いました

品川プリンスシネマ4[プレミアム]20:35~観客20人程/96席
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