続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「インスペクション ここで生きる」(2022米/ハピネットファントム・スタジオ)

《ゲイであることから母に捨てられ海兵隊に入隊した青年が自らのアイデンティティを貫こうとする姿を、本作が長編デビューとなるエレガンス・ブラットン監督が自身の半生をもとに描いたヒューマンドラマ。歌手としても活動する俳優ジェレミー・ポープが主演を務め、第80回ゴールデングローブ賞の最優秀主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。》

これは!
A24製作とわかった時点で一筋縄ではいかないと思ったけどいい意味でその通りだったというか、実話が基になっているということで軍隊ものとしても見ごたえがあったけど、核心はそこではなくて、ゲイであることから母に疎まれて海兵隊に入隊した青年の居場所探しの話として刺さるところがあった。

どんなに拒否されても決して諦めない主人公から生きるヒントを貰えたというか、演じたジェレミー・ポープがゴールデングローブ賞で主演男優賞にノミネートされたのも納得の演技だった、“愛”と“理解”が共存することの難しさを象徴する母親の存在も印象的、

これが長編映画デビュー作になるというエレガンス・ブラットン監督は海兵隊に在職中は映像記録担当していたというだけあって訓練の様子だけでなく、細部へのこだわりが作品を奥行きのあるものにしていたというか、修了式での海兵隊の制服も見どころ、制服フェチにもオススメかも!

☆あらすじ☆
イラク戦争が長期化していた2005年のアメリカ。ゲイの青年エリス・フレンチは母に見捨てられ、16歳から10年間にわたってホームレスとして生きてきた。自身の存在意義を求めて海兵隊に志願入隊したものの、教官から強烈なしごきを受け、さらにゲイであることが周囲に知れ渡ると激しい差別にさらされてしまう。何度も心が折れそうになりながらも、暴力と憎悪に毅然と立ち向かうフレンチ。孤立を恐れず、同時に決して他者を見限らない彼の姿勢は、周囲の人々の意識を徐々に変化させていく。
※映画.comより

キャスト
ジェレミー・ポープ
ラウル・カスティーロ
マコール・ロンバルディ
アーロン・ドミンゲス
ニコラス・ローガン
イーマン・エスファンディ
アンドリュー・カイ
オーブリー・ジョセフ
ボキーム・ウッドバイン
ガブリエル・ユニオン

監督
エレガンス・ブラットン

原題  The Inspection

95分

R15+

TOHOシネマズシャンテ1 18:30〜観客40人程/224席







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