続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「あちらにいる鬼」(2022/ハピネットファントム・スタジオ)

《作家・井上荒野が自身の父である作家の井上光晴と母、そして瀬戸内寂聴をモデルに男女3人の特別な関係をつづった同名小説を、寺島しのぶと豊川悦司の主演で映画化。瀬戸内寂聴をモデルにした長内みはるを寺島、井上光晴をモデルにした白木篤郎を豊川、白木の妻・笙子を広末涼子が演じる。「ヴァイブレータ」「やわらかい生活」の廣木隆一が監督、荒井晴彦が脚本を手がける。》

これは気になりながらも、T・ジョイPRINCE品川では昼の回からいきなりレイトになったりでなかなかタイミング合わないと思っていたら今日、明日に限って夕方の回もあったので今のうちにと思っての鑑賞だったけど、あの瀬戸内寂聴さんが、瀬戸内晴美時代から剃髪して寂聴さんになるまでを描いてなかなか見応えがあった。

R15+なのでベッドシーンなどもけっこうあって目のやり場に困ったりもしたけど、下半身にだらしないけど女性を惹きつけてしまう作家を豊川悦司さんならではの色気で好演、寂聴さんをモデルにした長内みはるを演じた寺島しのぶさんも実際に剃髪までして熱演、そして特筆すべきは作家の妻を演じた広末涼子さん!

複数の女性と関係を持つ夫を黙認しながらも尊敬や愛情、そして裏腹な気持ちを抑えた演技で好演、複雑な役どころを演じて可愛さの中にも芯のある女性を演じて、彼女が主演と言ってもいい程だった、1960年代後半というとまだ知る人の多い時代なので難しいところだけど時代再現も見どころ。

23日から公開している永野芽郁ちゃんと戸田恵梨香さんの「母性」も廣木隆一監督作品なので期待できそうだけど、T・ジョイPRINCE品川では昼の回の後はやはりレイト上映だし、「すずめの戸締り」はまた観たいと思っている程好きだけどもう少し他の映画にもスクリーンを空けて欲しいような気もしてモヤモヤ(^^;

☆あらすじ☆
人気作家の長内みはるは戦後派を代表する作家・白木篤郎と講演旅行をきっかけに知り合い、男女の仲になる。一方、白木の妻・笙子は夫の奔放な女性関係を黙認することで平穏な夫婦生活を続けていた。しかしみはるにとって白木は体だけの関係にとどまらず、「書くこと」を通してつながることで、かけがえのない存在となっていく。
※映画.comより

キャスト
寺島しのぶ
豊川悦司
広末涼子
高良健吾
村上淳
蓮佛美沙子
佐野岳
宇野祥平
丘みつ子
夏子
麻美
高橋侃
片山友希
長内映里香
輝有子
古谷佳也
山田キヌヲ

監督
廣木隆一

139分

R15+

T・ジョイPRINCE品川9 18:10~観客10人程/190席





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