続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「明日に向かって笑え!」(2019アルゼンチン/ギャガ)

《『瞳の奥の秘密』の脚本家エドゥアルド・サチェリと主演リカルド・ダリンが再びタッグを組んだ人間ドラマ。2001年のアルゼンチン、金融危機で大損害を被った庶民たちが、自分たちを騙した銀行と弁護士に一泡吹かせようと奔走する姿を描く。ゴヤ賞最優秀スペイン語外国映画賞を受賞し、2019年のアルゼンチン映画動員一位となった痛快作。》

邦題から思っていたようなコメディ映画とは違っていたけど、金融危機の被害に遭った、真面目だけが取り柄のような庶民の面々が奮闘する様子にハラハラしながらも穴だらけの計画にクスッとしたりで、最後まで飽きずに観ることができた。

アルゼンチン映画というのも珍しいけど主演のリカルド・ダリンは見覚えがあると思ったらあの「瞳の奥の秘密」の俳優さんでそういえば「人生スイッチ」にも出ていたしおなじみの顔だったのも入りやすかった。

原題の「La odisea de los Giles」は「まぬけたちの一連の長い冒険」という意味なんだそうで、ミスリードな邦題は安易すぎると思ったけど、映画のパロディが取り込まれていると思えばこれもありかも、というか、「明日に向かって撃て!」のブッチ・キャシディは実際にはアルゼンチンに入国してパタゴニアで晩年を過ごしていたそうで、そうなるとなかなか考えられているのかも。

あらすじ
2001年、アルゼンチンの田舎町。元サッカー選手のフェルミンや住民たちは、貯金を出し合って農業施設を復興しようとしていた。しかし、彼らがお金を銀行に預けた翌日に金融危機が発生し、預金が凍結される。さらに、銀行や弁護士にお金を騙し取られ……


原題 La odisea de los Giles

116分

監督
セバスティアン・ボレンステイン

キャスト
リカルド・ダリン
ルイス・ブランドーニ
チノ・ダリン
ベロニカ・ジナス
ダニエル・アラオス
アレハンドロ・ヒヘナ
ギレルモ・ヤクボウィッツ
カルロス・ベロッソ
リタ・コルテセ
マルコ・アントニオ・カポニ
アンドレス・パラ
アイリン・サニノビッチ
ルシアーノ・カゾー

ヒューマントラストシネマ有楽町1 18:25〜観客70人程/161席


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