これは思いがけずいい光景を見せてもらったというか、親の愛にも恵まれない中東の貧民窟の少年を描いた「存在のない子供たち」を観た後では、貧困にあえいではいるものの教育の場もあり親にも愛されている主人公の少年がむしろ恵まれているように思ったりもしたけど、自転車を動力にした手作り風力発電で水をひくという話がはるか昔のことでなく2001年の実話ということにまずは驚いた。
頑なな父親の心が少年の熱意で解けていく様子や母の深い愛情も感動的で、アフリカのマラウイという国があることを初めて知ったけど、廃品をかき集めたりの村の貧困さに物が溢れかえる今の日本と比べながら、教育の大切さ、親の理解など色々考えさせられた。
あらすじ
干ばつの被害により、国民が貧困にあえぐアフリカ、マラウイ。進学を断念せざるをえなかった14歳の少年ウィリアムは、ある日、図書館で1冊の本と出会った。そこからアイデアを得て、彼は廃品をかき集め、自宅の裏庭に風力発電が可能な風車を作ろうとする。
原題 THE BOY WHO HARNESSED THE WIND
113分
監督
キウェテル・イジョフォー
キャスト
キウェテル・イジョフォー
マックスウェル・シンバ
リリー・バンダ
ノーマ・ドゥメズウェニ
アイサ・マイガ
ジョゼフ・マーセル
レモハン・ツィパ
ヒューマントラストシネマ有楽町2 18:55~観客9割程/62席
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