続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「牡丹燈籠」 (1968/大映)

?《中国に伝わる怪談と、三遊亭円朝の怪談を素材にして、「悪名十八番」の依田義賢が脚色し、「座頭市牢破り」の山本薩夫が監督した怪談もの。撮影は「怪談雪女郎」の牧浦地志。》

四谷怪談のお岩さん、皿屋敷のお菊さんの名前は知ってはいたけど、牡丹灯籠のお露さんというのはよく考えると知らなかったので貴重な作品だったというか、西村晃さんや志村喬さんなど懐かしい俳優さんの顔が見られてそれだけでも感激、お露さん役の赤座美代子さんの儚げな美しさも印象的だった。
今のホラーとはひと味違う怖さなんだけど、終盤のドタバタ劇もご愛嬌で、西村晃さんと夫婦役で登場の小川真由美さんのチャーミングなこと!

有楽町ビックカメラでキスマイベストアルバムのくじ引きをしたくて、ついでにという不純な動機での鑑賞だったけど、ちょうど時期的にもお盆だしタイミングもピッタリで、観てよかった。

「妖怪大戦争 ガーディアンズ」公開記念と銘打った『妖怪・特撮映画祭』は角川シネマ有楽町では9月2日まで続くので「大魔神」や「釈迦」なども観てみたいかも。

あらすじ
盆の十六日。燈籠流しの宵に旗本の三男坊新三郎は、吉原の遊女お露を知った。その夜、新三郎の住居を訪ねたお露と下女のお米は、武士の娘でありながら吉原に売られた不幸な身の上を語った。新三郎は、三男坊で長屋暮しをしている自分と同じように、お露が非情な社会の仕組の犠牲者であることに胸をつかれた。そしてお米のたっての頼みから、せめて盆の間だけでもと、お露と祝言の真似事をして契りを結んだが…。


原題 The Bride from Hades

88分

監督
山本薩夫

キャスト
本郷功次郎
赤座美代子
小川真由美
西村晃
志村喬
大塚道子
宇田あつみ
佐々木孝丸
水原浩一
伊達三郎
塩崎純男
山本一郎
木村玄
荒木忍
南部彰三
橋公子
近江輝子
毛利郁子

角川シネマ有楽町18:25~観客6割程/237(118)席


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