続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「疑惑のチャンピオン」(2015英/ロングライド)

《『クィーン』のスティーヴン・フリアーズ監督が、世界最大の自転車ロードレース“ツール・ド・フランス“の申し子、ランス・アームストロングを題材に描く人間ドラマ。スポーツ記者デイヴィッド・ウォルシュの著書を基に、癌から復活し輝かしい連勝記録を打ち立てながらも、ドーピング問題により全てのタイトルを剥奪された彼の栄光と闇を映し出す。》

結果的には自転車競技から永久追放されたロードレーサーの話なので爽快感を得られる内容ではなかったけど、サイクリング映像は劇場ならではの臨場感で迫力満点。

ガンを克服してツール7冠達成という栄光を手にするまでと、ドーピング疑惑が明らかになって暴露されるまでの二部構成みたいな内容だったけど、ガンが身近に感じられるこの頃、ドーピング薬物には抗ガン作用があるのかも、なんて他のことを考えたりもしたのは置いといて、主人公ランス・アームストロングの精神的な強さ、弱さや自転車ロードレース界の薬物事情が描かれていて最後まで引き込まれた。

「マイ・ビューティフル・ランドレッド」や「プリック・アップ」を観て以来、スティーブン・フリアーズ監督作品というだけでときめいたりするんだけど、最近は多彩なジャンルの作品を撮るようになってなかなか昔のような作品に出会えないと思っていたので、今回は少しだけそれらしき匂いもあったような気もして得した気分になったかも。

ストーリー
25歳で発症したガンを克服し、ツール・ド・フランスで7連覇達成の偉業を成し遂げたランス・アームストロング。ガン患者を支援する慈善活動にも尽力するなど世界中の熱狂と尊敬を集めていた。しかしあるジャーナリストが彼の薬物使用疑惑を執拗に追及し……


原題 THE PROGRAM

103分

監督
スティーブン・フリアーズ

出演
ベン・フォスター
クリス・オダウド
ギョーム・カネ
リー・ペイス
ドゥニ・メノーシェ
エドワード・ホッグ
ダスティン・ホフマン
エレイン・キャシディ

丸の内ピカデリー2 18:50~観客50人程/540席





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