なによりまず、馬の姿に打たれました、スマートなサラブレッドではなくて、元は農耕馬だったという輓馬のがっしりした体つきの馬たちがスクリーンに活きてました、その馬たちを中心に動いている厩舎の日常が丁寧に描きこまれていて引き込まれているうちに大切なものが見えてきたような…輓馬の逞しく力強い姿にも感動しました。
この作品の充実感はどこからくるのだろうと考えていたのですが…パンフに載っていた、脚本の加藤正人さんのコメントを読んで納得しました“この映画は2時間だけど前後にたくさんの背景を考えてある。だからいろんな意味がワンシーンに含まれていくんだよ”と…。
これです、これ。
普段、映画を観る機会の多い私ですが、目にしたものは同じでも、内側に入っていける映画とそうではない映画の違いが少しわかったような気がしました。
俳優さんたちも皆素晴らしかったのですが、一人一人挙げていくとキリがないので…というか、またしても感想がたまってしまったのでとりあえず更新、後程編集ということで送信!
銀座テアトルシネマ19:00~観客50人程/150席
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