本日から東京の方に用事があり二泊三日の遠出をすることになっている。
とは言っても実質用事は中日の二時間程度なのだが、なんといってもうつ病患者にとっての上京は一般の人の海外旅行並みに過酷で準備を整える必要があるのだ。
たった二時間とはいえ前泊をして翌日泊まで気を抜けないのである。
それくらいうつ病は気まぐれで、私をひどく振り回す厄介者なのだ。
東京での移動は基本タクシーになるとは思うがもしかすると電車移動になる場合も考えられる。私は電車が怖い。ぎゅうぎゅうき詰められ、騒がしい車内でじっとりと汗を流し、速まる鼓動を抑え、平静を装っていなければならない。そんなこと出来るのだろうか。
普段はほとんど外出はせず、移動も車であるため久しく電車移動をしていないのだ。
電車だけではない。もちろん東京までの移動手段である新幹線でじっと座っていなければならないことも私にとってはひどく苦痛だ。
狭い席の中に押さえ込まれる自分、充満する酸素濃度の低い空気、誰かの異臭、喋り声や赤子の鳴き声などが響き渡る車内。
想像するだけで吐き気を催しそうだ。
うつ病になる前でも神経質であったとはいえここまで五感に敏感では無かったと思う。
今では上記のようなものがひどく苦手だ。
赤子の鳴き声に対し勿論理解があるのだが、体が追いつかない。
どうしても「辛い」と感じてしまうのだ。
遠出に関しては、たくさんの不安が私を襲うが、三日間何とか無事にやっていけることを祈ってエチゾラムを携え家を出るのであった。
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