ミスティエロール・ガーナー, ワイアット・ルーサー, ユージン・ファッツ・ハードユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
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エロール・ガーナーは、“ビハインド・ザ・ビート”と呼ばれる独特のリズムによって猛烈なスウィング感を生み出す超個性派のピアニスト。そして人気曲「ミスティ」の作曲者でもある。こんなロマンティックなバラードを、エネルギッシュなガーナーが作曲したというのは、なんだか不思議な感じもするけど、紛れもない事実だ。ある日、ニューヨークからシカゴに向かう飛行機に乘っていたガーナーは、窓の外に霧がたちこめているのを目撃した。その景色をヒントに、瞬間的にこの曲が出来上がったのだそうだ。
代表曲とあって、ガーナーは何度も録音しているが、本作に聴かれる54年のトリオ演奏がオリジナル・ヴァージョンだ。ジョニー・バークがこの曲に歌詞をつけたのは55年なので、この時点ではインストゥルメンタル曲だったが、元からヴォーカル曲だったかのように親しみやすい旋律だ。したがって本作の目玉は当然<1 >「ミスティ」ということになるが、それだけでなく、ガーナー本来のパワフルなトリオ演奏やワン・アンド・オンリーのソロ・ピアノも楽しめる。(市川正二)