アラフィフ柔道:日々覚え書き(書かないと忘れるし)

アメリカで道場発見!当時10歳の娘のつきあいで始めたんだけど、昔とった杵柄が燃える!燃え尽きるのはいつ!?

涙と汗の昇級試験(汗だけかも)

2016-09-03 21:31:08 | 日記
皆様、こんばんは。

この間書きこみしたのが5月。まー、もう4ヶ月もさぼって‥‥いたわけじゃないのよ。仕事も忙しかったけど、その合間をぬって練習にほぼフルに復帰。大人クラスはちょっとまだビビって行ってないけど、立ち技や乱取りにも参加、楽しく練習してきました。そのなかでココロに黒く影を落としていたのは昇級試験のための形の練習だったのよ。これが!努力(主に受けをやってくれたJ君の努力ね)の結果、うかりましたあああああ!

こちらでの昇級や昇段試験は、米国で一般に適用されている基準に則って、それぞれの道場で行われるのです。
競技人口が日本に比べると多分すごーく少ないので、日本の様に何十人も昇段試験の会場で昇段のための試合を行うというフォーマットができないためと思われます。

で、その中でもウチの道場は、昇級や昇段の基準が結構厳しいのではと思うの。私は茶帯(3級)を受けることになっていたのですが、求められるのがこんな感じ。

 
・柔道に関する基本知識。用語の理解(米人の皆さんにとっては、これが大変みたい。私はとーぜん日本語が分かるので、この点非常にアンフェアな形で超有利〜。みんな頑張って勉強してたわよ。ジタキョーエイとは!とかソノママ!とマテ!の差とは何なんだ!とか。)。なぜこれをするか(道場に入る際の礼など、各動作)?の説明とか。
 ・投の形15本全部(日本では初段でも最初の9本だけらしいですよね〜。ウチの道場の先生の方針が、「どーせそのうち全部しないといけないんだから、いまから積み重ねだよ!」ということで、子供たちの黄色帯、オレンジ帯の昇級でも、投の形の最初のほうがちゃんとできることが求められのでした。まあ、それは確かに正しい。)
 ・基本の投げ技のデモ(といっても、移り腰とか谷落としとか裏投げとか隅返しとか横落としとかめっちゃシブい技まで、一通りできるようにね、と軽く言われるのよ。もっと基本の大外小外とか背負いとか腰技とか内股とかそーゆーのは、全部右左、それも動きながら、バリエーションもね!という感じで、要求値は結構高いのではと思われる。)
 ・基本の押さえ込み、絞め技、関節技、返し方、逃げ方かわし方のデモ


これらをですね、一人頭みっちり1時間強かけてテストされます。もう汗だく。初段挑戦の人は一時間半くらいかな。これを本日終了。疲れたわ‥‥。

問題の投げの形のテストは、各人の出来具合によって、通常の練習時間の後三々五々行われてきました。私はJ君(58KGの好青年)とお互いに受けと取りをやったのですが、この受けが結構難しい!捨て身技6本の、くるっと回って立ち上がる、というのがなーぜーか非常に難しくて。中でも巴投げの受けが最悪。もう背中からドテーっと落ちるばかりで‥‥。緑帯受験のとき、やっぱり茶帯を受けたおじさんの受けをやったときには出来たのに、今回は何週間練習してもだめ。成功率15%くらい。年のせいなのか?そうなのか?もう肩から落ちるわ背中を打ち付けるわで、このままではJ君が永遠に形ができない、私もそのヘンが痛いやばい、ということで、最初の9本まで受けをつとめて、残り6本はほかの人に代わってもらう、という変則的な対応をしてもらいました。

取りの方は、やっぱり最後まで肩車が大問題。練習の間は成功率70パーセントくらいで怪しかったのよ。もうね、さっぱりアカンかったのよ。よいっしょっ!とJ君を肩に乗せられても、足がふらついたり、うまく投げ落とせなかったり、ひどいときは、持ち上げるのもダメだったりね。「考えすぎないで、えいやでやっちゃえばいいんだよ!」と皆さんアドバイスをくれていたのですが、これがねー、やっぱり考えちゃうのよねー。結局、形の試験は私が最後まで残ってしまい、まー、いつできるかねー、という生温い感じで先生も見守ってくれていたのですが。

今日の本試験の前日、みんなが昇級試験でテストされる各種の技の練習ができるようにと、特別に道場を開けて下さって、夕方から3時間ほどいろんな練習をしたのですよ。ばんばん何十回も投げたり投げられたり絞められたりで、もう疲労困憊。へろへろになって眠くなってくるくらい。「どう?形のテストする?別に後日でもいいんだよ」と先生はおっしゃって下さっていたのですが、もうダメ、逃げられない。後にのばしたところでダメなのはダメだろうし、出来たらめっけもんや!ということで、思考停止、疲れて眠くて顔は無表情、真剣味ゼロ、というなかで挑んでみました。これが!いやー、無欲というか、無心というか、功を奏したのでしょうか。奇跡のごとく、これまでやったなかで右左ともベストの肩車が実現。ヘンに考えられない状態だったっていうのが大きかったのかも、です。 そーすると、頭で考えずとも体が動くようにするようには、繰り返して練習することって、やっぱり大切なんやなあと、今更ながらに納得、実感しました。美しく飛んでくれたJ君に感謝!

と、ゆーことでJ君も含め受験者全員合格の見込み。私もめでたく3級茶帯になれそうです。素直に嬉しい。やったー。

また来週からも練習がんばるわ。では皆様、ごきげんよう。






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