木ノ脇道元 ブログ

フルート奏者木ノ脇道元

詳細

2013-12-12 09:13:12 | Weblog
昨日投稿したコンサートの

詳細

http://www.ensemble-nomad.com/concert/otherConcert/index.html

です。

12日、16日

2013-12-11 12:05:21 | Weblog

「パラフレーズの森」にきてくださった皆様。ありがとうございました。
盛況に終われただけでなく、長い間やりたいと思ってた事を実現できた時間でもありました。

明日12日は、豊島区椎名町の小学校で、もはやおなじみとなって来たアンサンブルノマドのアウトリーチコンサート。
小学生対象とはいえ、イタリアの作曲家フィリディの先鋭的なパフォーマンス作品「アナーキスト、セランティーニの葬儀」や即興演奏などもプログラムに入る、攻めた選曲です。

そしてその「アナーキスト、セランティーニの葬儀」がプログラムに入ってるアンサンブルノマドのコンサートが16日、飯田橋のトッパンホールであります。
木ノ脇は「アナーキスト~」の他、サーリアホ作曲の「ノアノア」というコンピュータ作品でソロのパフォーマンスがあります。

久しぶりの・・・

2013-11-26 09:04:18 | Weblog

もはや、滅多な事では更新されない事で有名なブログになってしまいましたが、久しぶりの告知。

12月1日日曜 東京オペラシティリサイタルホール 18:00開演
「夏田昌和個展」

に出演します。
大学の先輩として20年以上つきあいがあり、彼の作品を演奏して来た歴史もある人の作品個展です。

もうひとつ。

12月6日金曜 西新宿ムラマツホール 19:00開演
「パラフレーズの森」
編曲、作曲、フルート木ノ脇道元
クラリネット菊地秀夫
ヴァイオリン甲斐史子
チェロ松本卓以
ピアノ稲垣聡

ストラビンスキー「プルチネッラ」
ユン「大王のテーマ」
シチェドリン「カルメン」
アイヴズ「コンコードソナタ3楽章「オルコット家」」
バッハ6声のリチェルカーレ
木ノ脇道元新作組曲「展覧会の絵」 他

平たく言うと、先人の創作に手を入れて更に自らのオリジナリティも表現する「パラフレーズ」ということを軸にしたプログラム。
そうした音楽を木ノ脇がさらに編曲して3重以上のパラフレーズにするという仕掛けです。




たまには

2012-09-24 10:42:32 | Weblog
いつも告知ばかりで、演奏が終わった後の報告をしないので、たまにはそういうものもあげてみようかと思います。

10年以上前の「掲示板」の時代にはまめに感想を投稿していてそれなりに反響もあったように思うので。

まず昨日のノマド定期#45「デュエッティー」大成功のうちに終わりました。

僕が演奏した3曲のうちのドナトーニ「FILI」は超難曲で、ずっと昔に生前のドナトーニの前で演奏する機会があったのにうまくいかず、ずっとチャンスがあったら再演したいと思っていた曲でした。

曲は特殊奏法等は一切使われておらず、拍子も最初から最後までシンプルな3拍子。しかしきわめて複雑に分割されたリズムで構築されていて、(それでも連符は全く出てこない)個人的な技量にとどまらずピアノとのアンサンブルにおいても、緻密な、神経を使う演奏が要求されています。

今回はピアノの中川君と綿密にリハーサルをしてのぞんだので、複雑なアンサンブルの難所も楽しんで演奏することが出来ました!

演奏会全体は11曲の小品で構成され、2時間半におよぶ長いものでしたが、聞いてくれた人は、それぞれの作品に異なった世界を見いだして楽しんでくれたようでした。

アンサンブルノマド次回定期演奏会は#46「近藤譲の世界」2012年2月17日です。

お楽しみに!

10月は作曲家

2012-09-19 23:22:12 | Weblog

いよいよ23日、ノマド定期#46です。
今回はアンサンブルの妙味と名人的技巧の両方が味わえる「二重奏」がテーマです。
お楽しみに。


もうひとつ、来月珍しく僕が演奏に参加しないで作曲だけで参加するコンサートが二つあるのでご紹介したいと思います。

10月12日(金)サックス大城正司さんとピアノ西川幾子さんのコンサートで僕の新曲があります。
大城さんは大学の同級生で、20年来折に触れては、演奏家同士としての共演はしてきたのですが、作曲は初めてです。
場所は代々木上原のムジカーザ。

もうひとつは先日来紹介している復興支援プロジェクト「HIBARI」に作曲した「てふてふもつれつつかげひなた」が公園通りクラシックスでの彼らのライブで取り上げられます。
10月21日(日)3時開演です。

僕としては演奏されるたびに微妙に変化していくような、作品にしたつもりなので、生演奏が楽しみであります。

アンサンブルノマド#45

2012-09-04 09:36:59 | Weblog
次回のアンサンブルノマド定期は9月23日日曜日です。
サブタイトルは「デュエッティー」



木ノ脇はドナトーニ「FILI」、ブゾッティー「Max Deutsch」タッカーニ「Richiamo da lomtano」が出番です。

今回は、すべて二重奏。

アンサンブルの最小形態にして、ソリスティックな技量も求められるプログラミングです。
「FILI」はピアノとの二重奏で、巨匠ドナトーニの美意識冴えわたる難曲にして逸品。

「Max Deutsch」はコントラバスとピッコロという、考え付きそうであまりお目にかからない組み合わせの小品。 僕自身は1994年のダルムシュタットでのクラングフォーラムウィーンによる快演が記憶に残っています。

「Richiamo da lomtano」はクラリネットとフルートの小品。

皆さんのお越しをお待ちします。


てふてふもつれつつかげひなた

2012-08-07 11:59:56 | Weblog
レコーディングのときに紹介した、復興支援プロジェクト「HIBARI」、僕が作曲した曲が来週8月14日から一週間配信されます。

http://www.hibari-charity.com/week.php

バイオリンとピアノのためのデュオで「てふてふもつれつつかげひなた」というタイトルです。

タイトルは種田山頭火の自由律俳句。

2頭の蝶がもつれて踊る道行きのような音楽になるように、二人の奏者は即興的にアプローチするような(純粋な即興ではなく)仕掛けがあり、一度として同じ演奏にはならないはずです。

レコーディングの日、最後まで付き合うことが出来なかったので僕自身も出来上がりを聴くのは来週が初めてで、楽しみです!

トゥーランドット!

2012-07-17 20:57:53 | Weblog
すでに来月の話になりましたが、群馬県の大泉町というところで、ここ3年くらいアンサンブルノマドが取り組んでいるアウトリーチ活動を含めたいくつかの演奏があり、その中の目玉としてプッチーニの「トゥーランドット」をコンサート形式で、なんとアンサンブルノマド8人(fl,cl,pf,vn,vc,cb,gtr,perc,)の伴奏でやるというのがあり、私木ノ脇が編曲を担当しています。




「トゥーランドット」・・・・いうまでもなくヴェリズモオペラの最高峰であり、天才プッチーニの最後の作品。

そして、これはなんという夜のにおいに満ち満ちた音楽でしょうか!
ヨーロッパの音楽全体が模糊とした「夜の音楽」に向かっていった真っ最中にこれが作られたのは興味深いです。

トゥーランドットにおける「夜のにおい」はそのまま「劇場の響き」でもあって、コントラファゴットの呻き声やバストロンボーンの怒号や、弱音器をつけた弦楽器のすすり泣き、そして合唱の北京市民たちの絶望と歓喜のざわめきといった音達が、多くの場合隠れた効果としてスコアのあちこちにちりばめられていて、夜の空気を醸成するような仕掛けになっています。

これを少人数のアンサンブルに編曲するのは、下手をすると曲の本質を変えてしまいかねない難しい作業で、頭を悩ますことも多いです。

まるで姫からの4つ目の謎のようでもあります!

しかしアンサンブルノマドなら、間違いなく質の良い器楽作品に作り変えてくれることでしょう。

近くにお住まいの方は是非遊びに来てください!!

いよいよ

2012-07-09 21:31:42 | Weblog
「コックローチイーターライブ録音」あと二日になりました。

内容は以下のような感じです

「白の闇」作曲 木ノ脇道元
「千と一の夜の夢」作曲 米倉香織
「Cryptobaiosis」 作曲 中川統雄
「Dtstopia」 作曲 中川統雄
「Adagietto from Sym. no.5」 作曲G.マーラー編曲木ノ脇道元
「Dark matter」 作曲 中川統雄
「Doomsday 3.11」作曲 中川統雄
「A golden church」 作曲 相川瞳
「Crazy Daze」 作曲 中川統雄

皆様のお越しをお待ちします。
まだチケットあります。
当日売りで充分入れます。

当日券は6時から発売です。

   木ノ脇道元

HIBARI

2012-06-21 19:13:56 | Weblog
ピアニストの大須賀香さんらアンサンブルmmm...が主宰している、震災義援プロジェクト「HIBARI」のために作曲した曲の録音作業がありました。



「HIBARI」は、毎週火曜日にアンサンブルmmm...が、録音した現代曲(主に新曲)をホームページにアップロードし、ダウンロードするために支払われた寄付金が義援金に回されるというシステムです。

HIBARIホームページ
僕は今回作曲家としてバイオリンとピアノのための小品を書きました。

写真はピアニスト大須賀さん、バイオリニスト三瀬さんと現音舎246スタジオにて。
現音舎もまた、スタジオとエンジニアを無償提供することで、このプロジェクトに参加しています。

「てふてふもつれつつかげひなた」

というタイトルです。このタイトルが何の引用かわかる人いますか?

僕のこの曲は8月前半くらいにホームページに登場する予定だそうです。

お楽しみに!


そして現在「外事警察」公開中ですね!
自分の音がどう使われてるか見に行きたい気持ちはやまやまなのですが、24日のノマド15周年、7月1日なかにしあかね個展(アンサンブルノマド)、7月11日コックローチイーター公開録音など準備でかつかつで映画見に行けないです;;;

NHKドラマ特有の暗いフィルターのかかった画面で繰り広げられる日韓の刑事たちと、核科学者たちのドラマ。

見た人がいたら感想教えてください!