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レコードやCD購入の備忘録です。

斉藤由貴 - 卒業

2008-03-24 22:27:20 | Japan

 2年前の卒業シーズンに購入したまま忘れてたレコードです。まだ、何とか間に合うでしょうかね。今では中年女性役もこなす女優ですが、当時はまだ高校3年生でとても美しかった斉藤由貴のデビュー曲です。
 作詞/作曲は当時として最高の布陣といえる松本隆/筒美京平コンビとなっています。ここでの松本の詞は言葉遊びなどを排し、ただただ「喪失感」を感じさせるシンプルなものであり、松本の出世作といえる太田祐美「木綿のハンカチーフ」路線とも言える内容です。松本隆の描く「喪失感」がうまく合った作品と言えば大滝詠一のアルバム「each times」が挙げられ、ノスタルジーからくる「喪失感」が何とも言えない切なさを全体に感じさせる作品です。この「卒業」では、卒業での親しい人との別れの哀しみ以上に強い「喪失感」に戸惑う心、ってな感じでどうでしょう?
 アレンジは斉藤の以降の作品にも携わることになる武部聡志(ジャケの記載は武部聡)です。あまり馴染みがない人かもしれませんが、最近でも一青窈との一連のヒット曲を手がけている名プロデューサーで、この曲は若かりし頃の出世作とも言えるかもしれませんね。
 私個人はあまり歌詞に重きを置かないのですが、日本で天才だと思うのは松本隆と小沢健二です。小沢についてはMステで審美眼の鋭いあのタモリが詞を絶賛していた事もありました。 やっぱり、ググったら同じようなことを考えてる人は沢山いるようですね。検索結果

<斉藤由貴-卒業 歌詞付>
<斉藤由貴-卒業 ベストテン初出演>

「斉藤由貴」SINGLESコンプリート
斉藤由貴
ポニーキャニオン

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