LEADER OF THE PACK

レコードやCD購入の備忘録です。

Tsunami et demain津波と明日

2011-04-15 21:56:40 | Chanson Francaise
 4月11日、仏パリにて東日本大震災チャリティーイベント"Tsunami et demain"(津波と明日)が開催されました。出演者は、ピエール・バルー、日仏ハーフである娘のマイア・バルー、アダモ、ジェーン・バーキン等、日本と馴染みが深いアーティストが中心となりました。阪神淡路大震災ではチャリティーアルバム「カルテット・フォー・神戸」に参加された心優しいフランシス・レイ先生も当然参加されました。
 ここで事件が起こりました。二コール・クロワジール、ピエール・バルー、フランシス・レイの三人で、「男と女」サントラからの2曲が再演されたのです。この2011年に、80歳に近い3人が集まって再びダバダバダを演るなんて白昼夢のような、いや夢でも想像できない程の驚きですね。この2011年に!ボタン・アコーディオンを弾くレイに心躍らされるとは!!
 ちなみにバーキンは、ゲンスブールねたで「ジャバネーズ」「手ぎれ」2曲です。
 ライブ動画はdailymotionにて公式にアップされています。我らが先生は55分頃からの登場です。
http://www.dailymotion.com/Tsunamietdemain





60's Girls Pop

2010-04-24 18:21:49 | pop
 aceから出たローリー・レーベルコンピに触発されて作ってしまいました。ローリー・レーベルものは20年前くらいにテイチクからも「ドリーム・ガールズ ローリー・ガール・グループ・コレクション」が出ておりまして、私の青春の一枚だったりします。その後にスペクターものに嵌り今に至ります。
 ただのgoffin&king好きなのか黒っぽいのが好きなのかまとまらない内容になってしまいましたが、気持ちの良い音が詰まってると思います。

60's Girls Pop



SO MUCH IN LOVE A DARLENE LOVE ANTHOLOGY 1958-1998

2009-01-06 21:57:21 | pop

SO MUCH IN LOVE A DARLENE LOVE ANTHOLOGY 1958-1998
UK ace CDCHD1169
  拙ブログでもよく使用してるyoutubeのサービスが始まってはや3年経ちました。この世界中の映像がリアルタイムで視聴できる恐ろしいサービスは衝撃でしたねえ。私の敬愛するダーレン・ラブに関してでは、David Lettermanという米国人気キャスターの番組"Late Show"(久米宏のニュースステーションみたいなもんか?)で毎年クリスマス恒例となっている彼女のスタジオ・ライブをほぼ翌日にはyoutubeで観ることができるようになりました。恥ずかしながら、それまでダーレンが20年に渡り人気番組でフィル・スペクター傑作クリスマス・アルバムの神曲"CHRISTMAS (BABY PLEASE COME HOME)" を毎年歌ってたなんて想像だにしませんでした。海外サイトを頻繁に覗いてたらわかることかもしれませんが。。まあ、それまで私は今のダーレンは衰えた声で地方ドサ周りでもやってんのかなとか想像してたので、"Late Show"での現役バリバリでソウルフルな歌声の映像にすっかりやられてしまった訳です。
 それでこのCDはアンソロジーという名でベストっぽい雰囲気ですが、彼女のデビュー音源や未発表曲、どこいったマコーレ・カルキン主演作ホーム・アローン2('93)より"ALL ALONE ON CHRISTMAS"と、かかなりのマニア向けとなっております。音源もNotesも気合入りまくりでとにかく愛情がこもりまくりで、スタッフの名前を見れば、やはりと言ったところで60SガールグループのコンピレーションではおなじみのMick Patric氏の仕業でした。

<2008 darlene love on Late Show>  

<Darlene Love & The Blossoms - Good Good Lovin'>

So Much Love: A Darlene Love Anthology 1958-1998

Ace UK

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MOTOWN 60'S "The Sound of Young America"again

2008-12-10 18:28:11 | SOUL
ニコニコに発作的に新作うpしてしまいました。初めてモータウンを聴いてから20年は経つのですが、未だに飽きません。何でしょうね?この常習性は。

Hitsville USA: The Motown Singles Collection 1959-1971
Various Artists
Motown

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Passion Flower Hotel/Francis Lai

2008-12-06 22:17:33 | soundtrack



LEIDENSCHAFTLICHE BLUMCHEN (Passion Flower Hotel)「レッスンC」/Francis Lai
西独盤 TELEFUKEN6.23469
eBay$40くらい?

 遂に映画を観ることができましたので再掲載です。
 内容は当時大ヒットとなった青春エロコメディのグローイング・アップとお芸術系エロロリータなビリティス(サントラはフランシス・レイの代表作)を足して2で割ってナスターシャ・キンスキーをメインにしたような売れ線ですが、あまり盛り上がりもオチもない首をひねってしまうような代物になってしまったようです。西ドイツにアメリカのようなバカ映画を期待はしませんが、狙いが良かっただけに残念ですね。
 改めて本作品を検索すると、ナスターシャ・キンスキーにとってこの作品は黒歴史となっているようです。まだ15歳くらいでブレイク前の彼女を脱がすためだけのような企画とも言えますしね。今なら当然アウトというか即逮捕になってしまいますが。
 サントラの方ですが、ビリティス同様、70年代後半の作風であるシンセ中心の音作りです。クリスチャン・ゴベール編曲が多い60年代と較べあまり評判は良くない時代ですね。


(旧記事)
 ナスターシャ・キンスキー主演の西ドイツ映画のサントラです。DVD化されているようですが観たことはありません。フランシス・レイがまだまだ多作の頃ですね。なんといっても西ドイツの映画ですから、西ドイツ盤がオリジナルでしょうということで(笑。ネットや中古店でもジャケを見ることはあまりないと思います。


Nas - it was written

2008-06-05 14:11:37 | HIP HOP

Nas - it was written COLUMBIA CK-67015

It Was Written
Nas
Columbia

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  有名曲もありますがあまりの酷評ぶりにまず購入することはないと思っていたNasの2ndですが、amazonマーケットプレイスでなんと輸入盤が75円とたたき売りになっていたため買ってしまいました。ブックオフでMi-keやMANISHですら100円くらいはすると言うのにこれは酷い。内容もそんなに酷いとは思いませんが、1stの"Illmatic"('94)が時間の経過と共にますます神々しく光り輝いてきているので、90年代のありがちなR&Bっぽい音の本作は叩かれやすいのかもしれません。
 このCDにはちょっとした話のネタがあります。本作3枚目のシングルカットとなった"2.The Message"は、映画レオンでの印象が強いスティングの"Shape of My Heart" のギターを分かりやすいサンプリングネタにしています。それだけならまあ普通の話ですが、2年後に発売された日本で最も売れたアルバムである宇多田ヒカル1st「First Love」('99)の「7.Never Let Go」 にも全く同じネタ使いがされています。サンプリングではないようですが(リンク)、あまりにもまんますぎますし宇多田ヒカルの中の人たちは自重しる気はなかったのでしょうかねえ。今ならパクリ疑惑で某大型掲示板を騒がすことになってるでしょうね。
 結果的には宇多田1stは日本や東南アジアで計1000万枚以上売り上げており、ビルボード1位を獲得しNasの作品中最も売れた本作を上回るという皮肉な結果となっています。

<NAS - The Message>

<宇多田ヒカル - Never Let Go>

映画レオンより <STING - Shape of my heart>


フリッパーズ・ギター - 恋とマシンガン(プロモ)

2008-05-31 14:54:42 | Japan
フリッパーズ・ギター - 恋とマシンガン
The Flipper's Guitar - Young,Alive,In Love
POLYSTAR RI-2044 promo copy

 6/6のカメラトーク発売18周年を記念して。
 先日のアメトーークでのバンドブーム芸人企画には涙した人が多かったのではないでしょうか。私は当時周りの喧噪を横目で見ながら「布袋なんかよりジョージ・ハリスンの方が偉大だよ!」と息巻いていた嫌な懐古趣味のガキでしたが、いやあ本当に懐かしかったなあ。それ系統のCDを買った覚えはないのですが、番組中流れるほとんどの曲は知ってますし口ずさめたりする訳で。あんなに誰でも影響されてバンドやってた時代はもう来ないでしょうねえ。
 しかし、60年代ブリティッシュばかり聴いていて冷めてた私にもリアルタイムに衝撃を与える恐ろしいこの二人組が現れたわけです。音もヴィジュアル面でも他のバンドとは遥かに違う次元を突っ走っており、今よりずっと硬派なPOPEYE誌読者であった私が夢中になるのは自明であったでしょう。何といっても歌詞に「セシル・ビートン」を使うなんて飛び道具過ぎですよ。今ならさしずめ自重しろと書き込みたくなるレベルです。
 後日知ったことですが、実はwinkで荒稼ぎしたポリスターが節税対策のため大金をつぎ込んでくれたようですね。ということで我らがフリッパーズはwinkのおかげで存在したと歴史家なら記すでしょう。
 で、このプロモ盤はたいしてレアではないのですが、あまりwebで画像を見ることもないので資料として置いてみました。絵とか字は小山田圭吾が書いているそうです。若気の至りでしょうがいい感じだと思います。あとこれには宣伝用シートが付いていたらしいのですが、残念ながら持ってません。
 なぜかPVはパリでの撮影ですが、それは若かりし彼らの頭の中にあった、UKインディーズ最高!だけどスタイルカウンシルとかエルもありだしそれならパリもありだよな(笑)的なものを感じます。

ジャケ表

ジャケ裏

レーベル表

レーベル裏


<フリッパーズ・ギター - 恋とマシンガン>


カメラ・トーク
Flipper's Guitar
ポリスター

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MOTOWN 60'S "The Sound of Young America"

2008-05-14 00:25:59 | SOUL
 モータウンのシングルボックスを聴いていたら衝動的に作りたくなってしまい、またニコニコにうpしてしまいました。
 このCDボックスの凄いところは、アルバム単位でステレオ音源でしか再発される事が多いシングル曲がモノラルで聴ける点です。マービン・ゲイの"what's going on"なんてシングルとアルバムではかなり印象が違いますしね。もっともユニバーサルもその辺の需要は承知のようで、what's~CD2枚組deluxe editionではきちんとシングルバージョンが収録されています。
Hitsville USA: The Motown Singles Collection 1959-1971
Various Artists
Motown

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Frankie Lymon &The Teenagers

2008-04-28 12:06:25 | R&B
Frankie Lymon & The Teenagers - Why Do Fools Fall In Love

 1955年当時まだ13歳であったFrankie Lymonの声が清々しいナショナル・チャート6位まで上がった大ヒット曲です。
 まだ人種差別が酷かったアメリカ合衆国で黒人グループによる大ヒット曲という点であるなら、同時期のプラターズによるあの有名すぎるスタンダード"Only You"がありますが、大きな違いがあります。リトル・リチャードがTV出演した時にあの不快な黒人の顔をアップにするなという抗議電話がTV局にあったという都市伝説的なエピソードのある時代、このグループはTV番組の出演が多かったようです。まあ、勝手な想像ですが、保守的な白人達にもまだ子供なFrankie LymonならTV出演にも反発が少なかったんじゃないかと思います。ジェームス・ブラウンなら即アウトですけどね。
暗い話ですが、Frankie Lymonは13年後の'68年にヘロインのため26歳の若さで亡くなっています。

<Frankie Lymon & The Teenagers - Why Do Fools Fall In Love>


Doo-Wopクラシックな10曲詰め合わせを、ニコニコ動画にうpしてみました。興味ある方は是非どうぞ!



41 Original Hits From The Soundtrack Of American Graffiti
Original Soundtrack
UM3

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The Doo Wop Box
Various Artists
Rhino

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斉藤由貴 - 卒業

2008-03-24 22:27:20 | Japan

 2年前の卒業シーズンに購入したまま忘れてたレコードです。まだ、何とか間に合うでしょうかね。今では中年女性役もこなす女優ですが、当時はまだ高校3年生でとても美しかった斉藤由貴のデビュー曲です。
 作詞/作曲は当時として最高の布陣といえる松本隆/筒美京平コンビとなっています。ここでの松本の詞は言葉遊びなどを排し、ただただ「喪失感」を感じさせるシンプルなものであり、松本の出世作といえる太田祐美「木綿のハンカチーフ」路線とも言える内容です。松本隆の描く「喪失感」がうまく合った作品と言えば大滝詠一のアルバム「each times」が挙げられ、ノスタルジーからくる「喪失感」が何とも言えない切なさを全体に感じさせる作品です。この「卒業」では、卒業での親しい人との別れの哀しみ以上に強い「喪失感」に戸惑う心、ってな感じでどうでしょう?
 アレンジは斉藤の以降の作品にも携わることになる武部聡志(ジャケの記載は武部聡)です。あまり馴染みがない人かもしれませんが、最近でも一青窈との一連のヒット曲を手がけている名プロデューサーで、この曲は若かりし頃の出世作とも言えるかもしれませんね。
 私個人はあまり歌詞に重きを置かないのですが、日本で天才だと思うのは松本隆と小沢健二です。小沢についてはMステで審美眼の鋭いあのタモリが詞を絶賛していた事もありました。 やっぱり、ググったら同じようなことを考えてる人は沢山いるようですね。検索結果

<斉藤由貴-卒業 歌詞付>
<斉藤由貴-卒業 ベストテン初出演>

「斉藤由貴」SINGLESコンプリート
斉藤由貴
ポニーキャニオン

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