SO MUCH IN LOVE A DARLENE LOVE ANTHOLOGY 1958-1998 UK ace CDCHD1169 拙ブログでもよく使用してるyoutubeのサービスが始まってはや3年経ちました。この世界中の映像がリアルタイムで視聴できる恐ろしいサービスは衝撃でしたねえ。私の敬愛するダーレン・ラブに関してでは、David Lettermanという米国人気キャスターの番組"Late Show"(久米宏のニュースステーションみたいなもんか?)で毎年クリスマス恒例となっている彼女のスタジオ・ライブをほぼ翌日にはyoutubeで観ることができるようになりました。恥ずかしながら、それまでダーレンが20年に渡り人気番組でフィル・スペクター傑作クリスマス・アルバムの神曲"CHRISTMAS (BABY PLEASE COME HOME)" を毎年歌ってたなんて想像だにしませんでした。海外サイトを頻繁に覗いてたらわかることかもしれませんが。。まあ、それまで私は今のダーレンは衰えた声で地方ドサ周りでもやってんのかなとか想像してたので、"Late Show"での現役バリバリでソウルフルな歌声の映像にすっかりやられてしまった訳です。 それでこのCDはアンソロジーという名でベストっぽい雰囲気ですが、彼女のデビュー音源や未発表曲、どこいったマコーレ・カルキン主演作ホーム・アローン2('93)より"ALL ALONE ON CHRISTMAS"と、かかなりのマニア向けとなっております。音源もNotesも気合入りまくりでとにかく愛情がこもりまくりで、スタッフの名前を見れば、やはりと言ったところで60SガールグループのコンピレーションではおなじみのMick Patric氏の仕業でした。
有名曲もありますがあまりの酷評ぶりにまず購入することはないと思っていたNasの2ndですが、amazonマーケットプレイスでなんと輸入盤が75円とたたき売りになっていたため買ってしまいました。ブックオフでMi-keやMANISHですら100円くらいはすると言うのにこれは酷い。内容もそんなに酷いとは思いませんが、1stの"Illmatic"('94)が時間の経過と共にますます神々しく光り輝いてきているので、90年代のありがちなR&Bっぽい音の本作は叩かれやすいのかもしれません。 このCDにはちょっとした話のネタがあります。本作3枚目のシングルカットとなった"2.The Message"は、映画レオンでの印象が強いスティングの"Shape of My Heart" のギターを分かりやすいサンプリングネタにしています。それだけならまあ普通の話ですが、2年後に発売された日本で最も売れたアルバムである宇多田ヒカル1st「First Love」('99)の「7.Never Let Go」 にも全く同じネタ使いがされています。サンプリングではないようですが(リンク)、あまりにもまんますぎますし宇多田ヒカルの中の人たちは自重しる気はなかったのでしょうかねえ。今ならパクリ疑惑で某大型掲示板を騒がすことになってるでしょうね。 結果的には宇多田1stは日本や東南アジアで計1000万枚以上売り上げており、ビルボード1位を獲得しNasの作品中最も売れた本作を上回るという皮肉な結果となっています。