0.なぜスタジアム新設が必要なのか?
ビッグアーチはJリーグのスタジアム検査基準を満たしていない為、制裁を受けている。
計画の進捗が見られない場合は制裁から訓告になるとJリーグ側から通知されている。
(屋根のカバー率とトイレの数)
アクセスが悪く周辺環境も整備されていない、周辺は住宅街などからスタジアム新設が必要。
1.サンフレッチェ案
旧広島市民球場跡地に2万5000人収容規模を建設。
建設費用はエディオン会長のポケットマネー、toto助成金、企業や個人からの寄付で賄う。
アクセスが良いため周辺環境に費用がかからない。ただし専用駐車場は作れない。
サンフレッチェの試合がない日はアマチュアや一般市民に開放。コンサートも開催可能。
原爆ドームがスタジアム内から見えるように配慮した設計。
2.行政(みなと公園)案
みなと公園内に3万人収容規模を建設。ショッピング施設などを併設。
アクセスが悪い。周辺環境の整備に費用がかかる。土壌の問題も有り。
専用駐車場は作れるが足りない為、シャトルバスや向こう岸の駐車場から船で輸送。
サンフレッチェの試算ではクラブが赤字になる。
3.ビッグアーチ改修
改修中の代替スタジアムがない。アクセスの悪さと周辺環境は改善しない。
改修費用がサンフレッチェ案を新設するくらい費用がかかる。
何かと騒がれているサンフレッチェのスタジアム問題をざっくりと簡単にまとめてみました。
旧市民球場跡地に建設反対している人は、サンフレッチェはそもそもお客が入ってないとか、市民に感心がないとか言いますが、アクセスや環境の悪さは実際現地に行ってみないとわからないですし、カープの球場がアクセスも環境もいいので、スポーツ観戦するならそちらを選択してしまいます。何度もリーグ優勝していてクラブW杯でも結果を残したのに市民が関心を持たないのは、アクセスが良くない為に現地観戦をしたことがない人が多くないのと、カープの存在、そしてサンフレッチェと行政のやりとりを見ていて呆れている人が多いのではと感じます。行政側はオバマ大統領が平和記念公園を訪れたから旧広島市民球場跡地には建設できないとか訳の分からないことを言い出す始末。ビッグアーチをあの場所に建設したことからも、行政はアクセスなどのことを全く考えていないのは明らかですし、行政側で長期間に渡って行われたスタジアム建設協議会の議事録が一切残されていないなど、サンフレッチェ側はこういう現実から行政側を信用していないは当然でしょう。
結局どの案でも採算は取れませんし、サンフレッチェは現状八方塞がりです。その中で最善策はどれかといったら、やはりサンフレッチェ案の旧市民球場跡地に建設するのが一番無難だと思います。