これって買って失敗したなぁ~というのは誰しもあると思いますが、自分が買って失敗したものと言えば、間違いなくソフトシェルだと思います。
ソフトシェル自体が完成されたラインナップの中で近年、新しいジャンルとして生まれたものと勝手に捉えていますが、その機能はというと役割の棲み分けではなく、いわばいいとこ取り。
さらに悪意をもっていえば、中途半端な塊とでも言うべきものかと思います。
ソフトシェルを作らないメーカーはほとんどありませんが、一方でソフトシェル自体の定義や形態、仕様がまちまちで、ゆえにメーカーによってその作りが違い、ソフトシェルの曖昧さが如実に現れていると感じました。
失敗したというのは、まず自分の買ったものが薄手のソフトシェルだったのですが、まず保温性がない。
あっても無いに等しい。
ということは、アウターなのだから保温性がないならば防風性が求められるわけですが、防風性も??な弱さで、イマイチ頼りないわけです。
ウインドストッパーを使っているなら別ですが、ウインドストッパー自体、中途半端というか…
しかもソフトシェルはハードシェルないしレインウェアと比較されるものですが、結構重い。それで、防水性はなく、あくまで撥水性どまりです。
だったら、普通にアウターは、レインウェアでいいのでは?というのが、買ったあとに感じたことでした。
ただ唯一、ハードシェルやレインウェアに勝っているのは、透湿性とストレッチ性で、つまり行動中に着ていることを前提とした優位性がソフトシェルの売りでもあるわけです。
停滞中で保温性のないモノ同士なら間違いなく、レインウェアに軍配が上がるでしょう。
透湿性の違いが停滞中に大きくでるわけではなく(透湿性もあくまで比較であり、登山用のレインウェアなら問題ないはずです)、防風と防水に優れたレインウェアの方が、確実に安全でもあります。
では、行動中にソフトシェルを着るのかといえば、低山であればまず夏は無理です。せいぜい、晩秋か冬、また春先。
しかし、個人的な体験を申し上げますと、真冬の一番寒かった日に高尾山でもベースレイヤーで歩いてました。
とてもじゃないけど、それ以上は暑くて無理!
その時点で、ソフトシェルの出番がないことに気がつくべきでした。もっとも、低山の条件でそれなりの運動強度だとそうなるというわけで、たとえば高い山で積雪期ならば、当然ベースレイヤーだけなんて無理だから、そこにソフトシェルの果たす役割は十分に大きいと感じます。
また正月休みに登った丹沢の塔ノ岳で驚いたのは、ご夫婦とおぼしき二人組がダウンを着ながら登っている姿でした。
たしかにゆっくりした歩調でしたが、暑くないかな?と思ったものです。
そうした運動強度の高くない歩き方をするならば、ソフトシェルは非常に有効かなと思います。
でも、ソフトシェルに絶対性がないのは、それがウインドブレーカーでも可能だということです。ウインドブレーカーもモノによって透湿性があり、防風性があり、ストレッチ性があり、尚且つ決定的なのは軽量であるという点です。
軽量化は、正義と定義できる登山において、ソフトシェルの重さは、やはり天秤にかけると考えてしまいます。
と、ここまでボロクソに書いたソフトシェルなのですが、実は別の使い方をすると、すごく便利なものだと気付いたのでした。
ジャンジャジャーン。
それは、ソフトシェルをアウターとして使うのではなく、保温調整として使う場合です。
たしかに重さは変わらずのネックですが、もう少し保温性と防風性が欲しいなぁと思って着ると、ちょうど良いアンバイになります。
しかもストレッチ性があり透湿性もあるので、快適そのもの。
ただ、保温調整にソフトシェルの値段はどう考えても高いですよね。
だから、すでにお持ちの方で、ソフトシェルを活用されたい方は、そのような使い方もあるかもしれない?という念頭で使ってみては如何でしょうか。
ソフトシェル自体が完成されたラインナップの中で近年、新しいジャンルとして生まれたものと勝手に捉えていますが、その機能はというと役割の棲み分けではなく、いわばいいとこ取り。
さらに悪意をもっていえば、中途半端な塊とでも言うべきものかと思います。
ソフトシェルを作らないメーカーはほとんどありませんが、一方でソフトシェル自体の定義や形態、仕様がまちまちで、ゆえにメーカーによってその作りが違い、ソフトシェルの曖昧さが如実に現れていると感じました。
失敗したというのは、まず自分の買ったものが薄手のソフトシェルだったのですが、まず保温性がない。
あっても無いに等しい。
ということは、アウターなのだから保温性がないならば防風性が求められるわけですが、防風性も??な弱さで、イマイチ頼りないわけです。
ウインドストッパーを使っているなら別ですが、ウインドストッパー自体、中途半端というか…
しかもソフトシェルはハードシェルないしレインウェアと比較されるものですが、結構重い。それで、防水性はなく、あくまで撥水性どまりです。
だったら、普通にアウターは、レインウェアでいいのでは?というのが、買ったあとに感じたことでした。
ただ唯一、ハードシェルやレインウェアに勝っているのは、透湿性とストレッチ性で、つまり行動中に着ていることを前提とした優位性がソフトシェルの売りでもあるわけです。
停滞中で保温性のないモノ同士なら間違いなく、レインウェアに軍配が上がるでしょう。
透湿性の違いが停滞中に大きくでるわけではなく(透湿性もあくまで比較であり、登山用のレインウェアなら問題ないはずです)、防風と防水に優れたレインウェアの方が、確実に安全でもあります。
では、行動中にソフトシェルを着るのかといえば、低山であればまず夏は無理です。せいぜい、晩秋か冬、また春先。
しかし、個人的な体験を申し上げますと、真冬の一番寒かった日に高尾山でもベースレイヤーで歩いてました。
とてもじゃないけど、それ以上は暑くて無理!
その時点で、ソフトシェルの出番がないことに気がつくべきでした。もっとも、低山の条件でそれなりの運動強度だとそうなるというわけで、たとえば高い山で積雪期ならば、当然ベースレイヤーだけなんて無理だから、そこにソフトシェルの果たす役割は十分に大きいと感じます。
また正月休みに登った丹沢の塔ノ岳で驚いたのは、ご夫婦とおぼしき二人組がダウンを着ながら登っている姿でした。
たしかにゆっくりした歩調でしたが、暑くないかな?と思ったものです。
そうした運動強度の高くない歩き方をするならば、ソフトシェルは非常に有効かなと思います。
でも、ソフトシェルに絶対性がないのは、それがウインドブレーカーでも可能だということです。ウインドブレーカーもモノによって透湿性があり、防風性があり、ストレッチ性があり、尚且つ決定的なのは軽量であるという点です。
軽量化は、正義と定義できる登山において、ソフトシェルの重さは、やはり天秤にかけると考えてしまいます。
と、ここまでボロクソに書いたソフトシェルなのですが、実は別の使い方をすると、すごく便利なものだと気付いたのでした。
ジャンジャジャーン。
それは、ソフトシェルをアウターとして使うのではなく、保温調整として使う場合です。
たしかに重さは変わらずのネックですが、もう少し保温性と防風性が欲しいなぁと思って着ると、ちょうど良いアンバイになります。
しかもストレッチ性があり透湿性もあるので、快適そのもの。
ただ、保温調整にソフトシェルの値段はどう考えても高いですよね。
だから、すでにお持ちの方で、ソフトシェルを活用されたい方は、そのような使い方もあるかもしれない?という念頭で使ってみては如何でしょうか。