「Electro Swing」
前回のダブステップに続いて今回もジャンルについての記事にしようと思います。
今回紹介するのはエレクトロスウィング、簡単に分解して「エレクトロ」と「スウィング」の組み合わせである、スウィングとはスウィングジャズのことであり、1930~1940年代に流行した音楽である、特徴としてはトランペットやサックスなどといったブラスの音や、コントラバスの音色やドラムの特徴のある激しいフィルなど様々な特色がある。
エレクトロはご存知の通り電子音を用いた楽曲である、今更説明することではないが大体分かっていただけると思う。
エレクトロスウィングは日本ではあまり流行していないが、最近になってゲームのBGMや音ゲーと呼ばれるジャンルにおいては音楽を重視しているので起用されることなどがしばしばな感じである。
CDの販売はCDショップよりも雑貨屋(ヴィレッジヴァンガード)のほうが充実している場合があり、入手は困難であるが探せばあるといった程度の人気である。
イメージとして結びつきにくい2ジャンルの融合なので、アーティストによって特色やどちらかに偏っていると私は思っている、まずはスウィングジャズにかなりよった曲を聞いてほしいと思う。
TAPR FIVEというアーティストの曲でしたが、私の個人的な感想ではエレクトロな部分はあまり無いのでほぼスウィングジャズだと思う。
一方本当に意味でしっかりエレクトロとスウィングが融合しているのがこちらです。
caravan palaceは私はこのジャンルを知るきっかけとなったアーティストでもあり、エレクトロスウィングの中ではかなり有名なアーティストである。
こちらは全体的にエレクトロ色が強く、スウィングの特徴を消さずに作りあげているのでとてもジャンル名に忠実なバンドではないかと思う。
今のところ日本人アーティストは知りません、日本でも一時期「スウィングガールズ」という映画で人気が出たがブームが去ってからはあまり注目されることもなく、また日本人では理解し辛いリズムや音色なのかもしれない。
今後の成長や展開が非常に気になるジャンルの紹介でした。
by yoshitaka