TSOPの1976年の７インチを取り上げたんで、同じく1976年のシングルです。ディスコ・クラシック的にはレジェンド、ジョン・デイヴィス&モンスター・オーケストラの２枚目にあたるシングルになります。トップ・ミュージシャンによるパーカッシブかつズンドコしたグルーヴはまさにディスコブギー。楽曲として申し分ありません。なんといってもこの盤のミソは、取り上げた写真の裏面の曲の長さ！？写真の盤面タイトルと同じ曲なんですが、紹介面がパート１の時間は３分半、裏面はディスコバージョンとなって収録時間が５分超え。７インチで片面収録を５分超えでディスコフロア仕様DJ仕様にするという、しかも1976年という時代も顧みて何だか熱いものが込み上げます。レーベルのSAMレコードはディスコ・レーベルとしてこの年に発足したばかり、次の年に12インチをリリースしていく過程を知るとなおさら。ちなみにルーマニア系のレーベルオーナー、このとき齢50を越えてたそう。まあしかし、5分の７インチは音レベル低し溝薄し。パリッとしたパート１がお薦めです。
