今日の杣道

バイクで廻る、『酷道・険道・超道・噂道+歴道』

枝道を潰す

2016-11-30 16:06:42 | 生涯自由人《ポチ君ハンターカブ》の旅
嫁様を女中奉公に出した後、
久しぶりの『ポチ君セロー』で出撃した。
と言っても宛のある旅じゃない。
いつもの「何処行こうかなあ」状態で、
さしたる目的がある訳じゃない。
∴ 今日も右へ左への迷走ツーリング。

シャカパンの下にヒートテックのパッチを履いて出たが、やっぱり寒い。
お師匠様の高級別荘で、格調高い回遊式庭園をお借りして、オーバーズボンを履き足す。



とりあえず『三愛レストハウス』迄昇るが、単車一台もおらず。
寂しい・侘しい・虚しいの三拍子。



天気が怪しくなってきたので、阿蘇方面は諦めて、県道11号(通称・やまなみハイウェイ)を大分方向へ下る。

牧の戸峠・標高1330㍍は、摂氏6℃
思いっきり寒い訳じゃないけれど、
もし、ポチ君セローにハンドルカバーと
グリップヒーターが付いていなかったら!
一寸厳しい気温。



久住星生ホテル(露天風呂が沢山で、
正面の三俣山が綺麗)
直ぐ下の、寒の地獄温泉(この時期入ったら、凍死する)を右手に見て、
飯田(はんだ)高原ビジターセンター駐車場で、これ迄に見たこともない、
お洒落なキャンピングカーを発見。







フィアットだよ!
イタ車のキャンピングカーだよ!
お洒落過ぎる。
欲しい!
乗りたい!
我が家のガレージに入れたい!

しかし・・・
おい、Suー吉。
身の程を知れと、天の声。
切ない・金無い・憤懣やる方無い。

後ろ髪を引かれる思いで、更に下って
『男池』脇を爆走。
その先は・・・
いつものラビリンス。
『この先通行止め』の看板を無視し、
本当だな!
嘘じゃないんだな!
の心意気で突入。
ことごとく惨敗。



落石のため?
行けそうじゃん!



でも、結局どん詰まり。

それでも、名の知れぬプチ滝。






地元民にのみ、名の知れた滝が。



アプローチは、道なき道。



辿り着いたら、結構綺麗!



下りは急坂。



今日も、『八甲田山 死の彷徨』は続く。
基本、アスファルト
若しくは、ざらついたコンクリートだが、
乗り物はいつ通ったのか❗状態の厳しい落ち葉道。
深い落ち葉の中に、太い木の枝や、
ゴルフボール~ソフトボール位の石がゴロゴロと隠れており、
何度もフロントタイヤを取られて、
心臓が口から飛び出しそうになる。
この時期、猪も怖い。
誰もいない・・・
転けたらお釈迦。





それでも一昨年、後っちゃんに連れて行ってもらった『お宝の山』牧場に到達。
めちゃくちゃ気持ちいい!



青空じゃ無いけれど、Suー吉の独り占め大地の草原。



帰り道の『お師匠様邸』にお邪魔して、
一日も早い左膝の復活を祈り、
小一時間お喋り。

ってな事で、
昨日の『突貫工事』明けから殺られている左腰を庇いながらの旅。


本日は、15時52分。
無事『あかつき丸』に着艦。



車中泊と自炊

2016-11-13 21:24:59 | 小作人なっちゃんの旅
昨日は、嫁様と二人で、『突貫工事』明け。

一眠りして、20時過ぎに
『小作人なっちゃん
(我が家のブガッティ・ヴィエロン)』で出撃。

R210をひたすら西へ。
しかし、
パッセンジャーシートの嫁様は、
Suー吉の頭を混乱させまくる。

あっ!
ここ!
今左!
戻って!

嘘です。
全ては、Suー吉がルート設定を牛耳っているのです。

今日の目標
『南関揚げ』再び・・・

真夜中の久留米市内を抜け、
ようやく『なっちゃん』がエンジンを止めたのは・・・

道の駅・大牟田!
一週間前に来たやんけ!
矢野さんと、お昼食ったやんけ!
の、大牟田。
一杯飲んで、撃沈・轟沈。
夜中の2時。

車中泊の朝は眠い・・・



本当に、道の駅・大牟田。





再びの『いきいき村』で、
南関揚げを買い占める。

矢野さんに教えてもらった
『南関寿司』も遂に食った!



南関揚げ独特の歯触りが、
寿司の旨さを倍増させまする。

九州の茶処・八女市。
白壁の町並みを見て、
R442で九州山地を越える。
山が深い。
僻地故の、ヘリポートまで。



竹原峠を越えて、
お茶のCM で名を馳せたとか?
『鍋ケ滝』
裏見の滝だよ。





やや、逆光だけれど。



そして、
見つけちゃった。
『宮原線(みやのはるせん)』の歴史・・・









その昔、阿蘇・小国町の材木を、
宮原線の森林鉄道で豊後森迄下ろし、
その先は水路。
玖珠川~三隈川~筑紫次郎と呼ばれた
筑後川~大川市。

かつては、豊後森(起点)~恵良(枝線起点)~
今で言うR387(サバンナ)の壁湯温泉~
川底温泉~麻生釣温泉~
細菌学者『北里柴三郎』の出身地
(小国町・北里)を経て、
道の駅ユーステーション小国迄。

歴史の中に埋もれている。
目を凝らしていないと見つからない。
本当の本物は、
現在のバイパスに無し。

時代が、心を揺さぶる・・・

今夜は、深い山の中で『自炊』



寝る・・・
もう、死んだ・・・
48時間中、5~6時間程しか眠っていない。
この商売の人間じゃなきゃ、
絶対に無理な行程。

誤字・脱字・乱筆・乱文
平にお許し願いたく、奉り候う。












二代目

2016-11-09 16:31:11 | 小作人なっちゃんの旅
我が家を建てる時の条件に、
『二代目が育っている事』があった。

『百年の家』には、必須条件だった。

我が家と、棟梁家の絆は深い。

ツーリングの途中で寄せてもらったり、
頼み事をしに行ったり。
棟梁が催す『伝説の大工さんに会う会』の、
工学部エリート大学生達のお接待で、
助っ人に行ったり。


今日は、
包丁研ぎと、まな板の調整をお願いすべく、厚かましくもお邪魔した。
まな板は、棟梁がプレゼントしてくれた
『銀杏の、まな板』だ。
長い間使って、包丁の切り傷が沢山入ってしまった。

二代目が、丁寧に研磨してくれた。

大工さんは、日々研ぎ物をする。
鉋(かんな)
鑿(のみ)
鋸(のこぎり)
等々、沢山の刃物を使う。

研ぎの技術は、大工技術の根底にある。
部材の梁(はり)や、桁(けた)を始め、
ありとあらゆる材料を刃物で切り込む。

刃物の調整・管理が出来なければ、
正真正銘の大工さんとは言えない。

一流の二代目に、我が家の包丁研ぎ。

お願いしまっす!

9

砥石だけでも、20種類近くある。



目の荒い物から始め、
素人にはツルツルに見える、
目の細かい砥石でシャッ・シャッ・
シャッ!





一本研ぐのに、数十分かかる。
今日は、4本も研いで貰っちゃった。
その内の、3本。



そして、まな板も。

先ずは、大まかに機械で削る。



次は、鉋(かんな)の歯を調整。
二代目の目が真剣。
ミクロン単位で、歯の出具合を調整する。





そして、削る。





面取り用の、チビ鉋。

ありがとうございました!

若奥様お手製の、お昼御飯まで御馳走になっちゃって・・・

今日の、
① 包丁研ぎ(4本)
② まな板の鉋がけ
③ ○屋食堂のお昼御飯

占めて、一万数千円のお仕事。
Suー吉は、食い逃げ状態。
二代目御夫妻に感謝。

○んちゃん!
今度、ポニョを一緒に見ようね(*^^*)


お世話になりました。










冬来たり・・・

2016-11-07 14:44:37 | 生涯自由人・真軸ェ吉の旅
『今日の杣道』

ナナマル・ヒトフタ
『あかつき丸』より、
『真軸ェ吉』を駆し、
片道燃料のみにて出撃。

目標!
無し・・・

標的!
無し・・・

士気!
上がらず・・・

真軸ェ吉、
憤懣やる方無し・・・

Suー吉、
死の彷徨・・・。

白道・聖単車前、丁字において、
九時方向に帝国海軍・佐伯航空隊に向け舵切りかかるも、
『相機二十二号』を右前方マルフタ・
フタマル方向に目視。
直ちに三時方向へ操舵。
全加速にて照準合致。
『稙っ炭』前・青旗を逆転。
耳栓を突っ込み、洋楽なぞ聴きつつ鍛練中の二十二号に向かい、
警笛、けたたましく連打。
『○っ田君よ~い!』

二十二号、鳩が豆鉄砲。
任務遂行前、二里半の道のりを激走中との事。
御苦労・御苦労と連呼しつつ、
朝靄の中に、真軸ェ吉は消え去って行く。


定点・野津原峠五度。



単車乗りにとって、極寒。
『雪の進軍 氷を踏んで
どれが川やら 道さえ知れず
馬は倒れる 捨ててもおけず
此処は何処ぞ 皆敵の国・・・』

最早、八甲田山死の彷徨
青森十二連隊の気配。

それでも久住山に差し掛かる頃には、
後方より、旭日昇りたり。
前方、天気晴朗なれども波高し。





総員退去の命令無視。
我、此処に『嗚呼 玉砕の華受けて』

三愛大食堂前の駐機場は閑散。
援護の三菱・零戦、
中島飛行機(現・六連星)・隼
川崎重工・飛燕
全て無し。



Suー吉、完全に目標を見失う・・・
燃料わずか・・・
帰艦不能の文字よぎる・・・

両翼左右に大きく振り、
『あかつき丸』甲板に着艦せしは、
イチサン・ヒトフタ。



迎えは、裏庭の大根



白菜



ちしゃ(サニーレタス)



パセリ



柚子・巣立・カボスの実もたわわ。



しかし・・・
外来語を使うなど、
誠に以て不謹慎である!

『大本営・陸海軍部』より、
閉門・蟄居謹慎の沙汰あり。

只今は、一人麦酒にて反省中。

さらばじゃ
















行き当たりばったりの旅

2016-11-04 11:44:23 | 小作人なっちゃんの旅
もう、一昨日の話だ。
嫁様と愛車の『小作人なっちゃん』で熊本城を目指した。
途中で、ちょいと寄り道。
念願だった、西南戦争の激戦地
『田原坂』へ。











そこから、阿蘇でバイク友達になった大牟田の○野さんに電話。
昼飯でも一緒に食わんですか?のお誘いに乗って、R208を北上。
炭坑の町・大牟田で楽しい会食。
○野さん
お仕事中にお邪魔しちゃって、
ごめんなさいでした。

教えてもらった大牟田名物の『草木饅頭』
老舗の二店
『江口屋』『黒田屋』の両方に行って来ました。
これもゲットしました。
でもた、写真は気に入った『江口屋』だけ。



○野さんお勧めの『いきいき村』で、
大分には売っていない『南関揚げ』を買いまくりました。
鍋に、味噌汁に、炒め物に。
万能油揚げです。





お泊まりは、熊本駅前のホテル。
かなりヤバイ。
地盤が・・・





居酒屋で、熊本名物の『馬刺し』と
『辛子蓮根』で乾杯。
ホテルに戻って、爆睡しました。

明けて、昨日(11月3日)
気になって仕方がなかった熊本城へ。
先ずは、熊本城復興を祈って、
城主になりました。



しかし、ボランティアガイドさんについて回った熊本城は、
本丸に入れず・・・

















でもでも、でも。
熊本城は必ず復活する!



がまだせ!
熊本❗