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キャサリン現場で生まれ たった数時間しか 生きれなかった白猫の赤ちゃんは

翌日
野良猫ではなく マリママ 家猫 ニコとして荼毘に付しました


生まれて 誰にも撫でても 抱かれもせずでは あまりにも惨いと


ネェーネと その亡骸を抱き 撫でて お別れをしました


２５日に生まれたから ニコちゃんに決定


まだ こんな事になるなんて 思ってもいない
捕獲器の中に白猫を見た瞬間
ネェーネが名前を付けました


私とネェーネの勝手な こじつけですが
２５日は私達には意味を持つ日です


ネェーネが生まれて来たのも２５日

カイトが逝って 海が来たのも２５日

そして海が逝ったのも２５日でした


海を愛していたネェーネは 海はまだ帰ってこないの？

海が亡くなった すぐから私に何度も聞きました


なんの根拠もなく
海は
いつかの２５日しか帰ってこないよ


なんて いい加減な答え方をして


だったら その子にニコちゃんと名付けるね

ネェーネは そう決めていました


海が逝って１ヶ月後の２５日

海と全く一緒
白猫で頭に黒毛のある子猫を保護し

本当は その子がニコちゃんになるはずでしたが

カイトが見つけた海と老犬シエルちゃんに 関わる名前Seaと名付けたのです



ニコの名前が保留になっていたのは
この子の為だったのかも しれませんね


今まで遺体の写真を載せる事は しませんでしたが


人間の汚さを何も感じず 見ず
本当の純粋無垢のまま逝ってしまったニコちゃんが 美しかったからと


ニコちゃん １匹だけを見るのではなく

誰にも気付かれず
生まれて すぐに消えてしまう命 ニコちゃんのような子が 沢山いる現実を知って欲しいと思ったから


そして やっぱり 無責任な餌やりを認知したり 賞賛したりする事は 猫を不幸にする事だと
わかって欲しかったからです


ニコちゃんを荼毘に付した日
あの笑っているだけだったキャサリンから 悪い事をした 申し訳なかったと
連絡が入りました


Ｔさんから叱られ ＴＮＲをしていましたが
キャサリンは今回の事があって やっと本当の意味で不妊をしてない猫に餌を与えてはいけないんだと わかったのです


ニコちゃんが キャサリンを無責任な餌やりでは ないようにしたのです


白猫は神様からのお使いだと言いますが


ニコちゃんは 使命を果たして神様の元に帰り


生まれてきた意味も きちんと持っていたのですね


そして マイミクのうどんさんも
私達の記事を読んでくれて
無責任に餌を与えてはいけないと
日記に書いて下さりました


また一つ ニコちゃんが 生まれて来た意味が見つかり

嬉しくて号泣しました


ニコちゃんが生まれて すぐ帰ってしまった事は悲しい事だけど

きちんと意味を見つけてくれる人がいたのだから 幸せなのかもしれない


でも でも 何回も言います
誰にも気付かれず
生まれてきた意味もわからないまま
亡くなっていく命達が 沢山ある


生まれて来ただけで意味があるなんて 自分が見つける事のできた ほんの一握りの猫達だけしか見てないからの言葉だと思います


一つの出来事を知り 単純にその一つだけしか見ないのか

その一つから いろんな状況を想像してみるのかは

個々によって違うだろうけど

見つけてもらえる
保護してもらえる子は ごくごく一部の 奇跡の子だと言う事は間違いなく
殺処分されたり
見つけてもらう事の出来ない命達の方が圧倒的に多い事だけは
わかっていて欲しいと思います


そして わかったうえで どうするのかは あなた次第だと言う事です


動物達を不幸にするのも 幸せにするのも
私達 人間です


たった一回
その一回でも 猫に餌を与えれば
その人は飼い主であり
最後まで責任をもたない人は

無責任な餌やりです


マリママ


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