本気留学の心得。

イギリスに留学した帰国子女の私が留学にためになる事をつらつら書いていきます。

日本の伝統。

2005-05-13 01:35:44 | イギリス
先日、イギリス人に言われた。
「ちょっと前に日本に行ったけどとても寂しいことがあった。日本は洋風化してきていて日本風のお土産に買うものがない。これはとても寂しいことだ。」

これは私がイギリスに来て思ったことと同じである。
イギリス人の良いところ。
古い物を大事にすること。前書いたようなアンティーク番組がやたらめったらやるぐらい古い物が大好きなのだ。そして、中古や古着だって沢山ある。

そういう所で日本人は相反するところがある。日本人は新しい物好きだ。織田信長だって新しいもの好きで鉄砲なんか買っちゃったり。キリスト教徒にもなっていたって話じゃあないか。
そんな日本人の探究心ってすごい大事だと思う。きっと戦後の苦しさから早く抜け出したいって日本人特有の勤勉さで今まで成長してきたんじゃあないかと思う。

これも良いところ。でも今日言いたいのは違うのです。
もっともっと古いところ。日本人の古くてよいもの。伝統物。
日本の歴史ってそんな短くない。アメリカなんて毛が生えたばかりみたいなもの。
日本は一つ一つに決まりがあって、それに一つ一つ意味があって。それが無くなってるのって勿体無い。これを生かして日本はこれからやっていけるんじゃないかなぁ、なんて思う。確かに西洋だっていいんだけど、日本だって負けてない良さって、それ以上のものがあると思う。だから、そこんとこ、大事にして行きたいなぁ、なんて思う最近である。
着物を日本人が普通に着てたらちょっとかっちょいい日本じゃあないかなぁ。