SONY DATデッキ修理

ソニー製のDATデッキの修理をお受けしています。
長年、メーカーサービスでDATデッキの修理を担当いたしました。

DTC-A7修理

2018-05-05 03:23:52 | DTC-A7

DTC-A7修理

SONY DTC-A7 DTC-A7修理

DATデッキの修理のお問い合わせは、こちらをポチっとクリックしてご覧ください。










つまみの位置が変です。


つまみにひびが入っておりますので、善処させていただきます。




デッキの中に取り残されていたテープのRF波形です。


画像1




画像2




画像3




画像4




画像5




画像6
























ヘッドドラムの画像です。


画像7


画像8 清掃前


 

清掃後 こびりつき侵食したウレタンを可能な限り除去します。

 

 

 

メカデッキの処置

メカデッキを交換します。

 

S1ガイド T1ガイドを清掃します。

 

リール台を分解して清掃します。

 

 

 

バックテンション用プランジャーを清掃します。

 

リールシャーシを分解して清掃します。

 

リールシャーシを清掃後、組み立てます。

 

 

清掃して適切な処置を行います。

 

コイルスプリングを対策品と交換します。

 

ローディングギヤを清掃します。

 

適切な処置を行って、組み立てます。

 

ピンチローラー、ローラーガイドの清掃を行います。

ローラーガイドの軸に適切なグリスを適量塗布します。

※ピンチローラーの硬化が進行していた場合はピンチローラーを交換させていただきます。

DATデッキのピンチローラーにつきましては、こちらをポチっとクリックして、ご覧ください。

 

 

 

キャプスタンモーターを分解してシャフト(回転軸)の清掃を行い、軸受けの処置を行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

回路基板の処置

RF基板の処置

 

国内の有名メーカーの長寿命品と交換させていただきます。(但し、生産は海外の工場の場合がございます。)

 

 

ディスプレイ基板の処置

 

 

 

 

 

 

 

 

 

背面の操作スイッチ基板の処置

正規品と交換させていただきますので操作フィーリングが変わることはございません。

 

 

電源回路基板の処置

 

 

 

メイン回路基板の処置

回路基板が写真のような状態で、コンデンサーの被覆が溶けていました。

お預かりさせていただいたA7は修理歴がありましたが、これは、前回の修理のときになったのではなく、おそらく、製造段階からのものだと推察されます。

ソニーは品質に、とても厳しく、例えば部品メーカーから納品されたICの一つの足が変形していたら、すべての部品を返品していました。

そのソニーが、この品質ですから、また、前回修理に携わった担当者が、このままで、お客様にお渡ししているのですから、お恥ずかしい限りです。

機能的には問題は発生しておりませんが、回路基板を洗浄して、被覆の溶けたコンデンサーを交換させていただきました。

被覆の溶けたコンデンサーは、もちろんお客様にご請求できません。

 

 

 

 

 

 

 

処置後

 

 

 

 

 

 

 

処置前

 

処置後

 

 

バックアップ用リチウム電池を交換させていただきます。

 

 

 

 

各種調整

FWDトルク、バックテンション調整

 

テープパス微調整

テープパスにつきまして、詳しくは、こちらをポチっとクリックして、ご覧ください。

 

 

DPG調整(テープ上の記録の開始位置を決める重要な調整です。)

 

 

 

カセコンの処置

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リミットスイッチの処置

経年変化で、接点が汚れますので、接点のクリーニングをさせていただきます。

生産から年数が経過しておりますので、当方では、全数処置をさせていただいております。

 

何故、こんな手間のかかることをするのか申し上げますと、接触不良、もしくはリーク(本来、導通があってはいけない接点との間に導通ができる)が発生するからです。

微弱なトラッキング現象と表現してもよいのではないかと思います。

 

この種のカセコンを使用しているDATデッキは DTC-A7 の他に DTC-A8 DTC-1500ES DTC-77ES DTC-55ES DTC-57ES PCM-2300 PCM-2700 PCM-2700A PCM-2600 PCM-2800 などがございます。

 

リミットスイッチの接点がリークすると、カセコンの開閉不良が発生するだけでなく、○○○○○中に、○○○○○場合があります。

症状が顕在化していないだけですので、当方では、未然に防ぐために、全数、処置をさせていただいております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清掃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電源プラグが汚れていますとトラッキング現象により火災が発生するおそれがございますので、丁寧に清掃させていただきます。

 

 

 

 

トラッキング現象

 

 

電源プラグ「トラッキング現象で発火」

 

 

トラッキング現象の進行過程再現実験

 

 

電源プラグの清掃さえ行わない悪質な自称修理・転売業者が存在します。

悪質な自称修理・転売業者(詐欺業者)の詳細は、こちらをポチっとクリックして、ご覧ください。

 

 

 

 

 

レストアに近い修理・調整をさせていただいた後に、動画を撮影しました。

 

SONY DTC-A7 修理 

まゆのこと見つめていてください 我に課す一択の運命 編

 

 

 

 

DATデッキの修理のお問い合わせは、こちらをポチっとクリックしてご覧ください。

 

 

 

 

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DTC-A7修理

2017-12-16 03:04:44 | DTC-A7

DTC-A7修理

SONY DTC-A7 DTC-A7修理

DATデッキの修理のお問い合わせは、こちらをポチっとクリックしてご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

重要 テープの走行の様子です。

 

 

テープが、ずり上がっている様子です。

 

 

DTC-A7修理

 

テープの走行が乱れ、テープが、(上方向に)ずり上がったり、(下方向に)ずり下がったりして、テープに傷が入ってしまいます。

 

※重要

修理にお出しになる前(故障時)に、DTC-A7で再生させたDATテープは(DATテープに)傷が入っていることが考えられます。

傷が入ったテープ等はノイズが発生したり、音が途切れるなど、正常に再生することが困難です。

 

 

 

 

ピンチローラーが経年変化で硬化しています。

 

 

 

 

 

メカデッキの処置

 

磁気テープは、埃が大敵です。

メカデッキを分解して清掃します。

 

裏面も丁寧に清掃します。

 

ヘッド(ヘッドドラム)の清掃を行います。

 

ヘッド(ヘッドドラム)の良否判定につきましては、こちらをポチっとクリックしてご覧ください。

 

 

Fガイドの清掃を行います。

 

ピンチローラーが経年変化(経年劣化)で硬化していますので、

新規に製造していただいたピンチローラーと交換させていただきます。

 

当方が修理に使用しているピンチローラーにつきましては、こちらをポチっとクリックしてご覧ください。

 

 

 

RFアンプ回路基板の処置

 

処置前

 

処置前

経年変化(経年劣化)でコンデンサーが液漏れして回路基板が腐食していました。

 

 

処置後

腐食した回路基板を補修して、劣化したコンデンサーを交換させていただきました。

長寿命品のコンデンサーに交換させていただきました。

 

 

 

キャプスタンモーターを分解してシャフト(回転軸)の清掃を行い、軸受けの処置をさせていただきます。

 

キャプスタンモーターを組み立てます。

 

清掃前

 

清掃後

 

T1ガイド、S1ガイドを清掃します。

 

T1ガイド、S1ガイドを清掃します。

 

S2ガイドを清掃します。

 

S2ガイドを取り付けます。

 

T2ガイドを清掃して取り付けます。

 

清掃前

 

リールドライブギヤの清掃と対策処置を行います。

 

清掃前

 

リール台を分解して清掃します。

 

リール台を分解して清掃を行い対策処置を行い組み立てます。

 

レバーBT(バックテンション)の剥離対策処置を行います。

 

F/Rギヤの清掃を行います。

 

ブレーキの清掃を行います。

 

ローディングギヤの清掃を行います。

 

ブレーキレバー等の清掃を行います。

 

ブレーキプランジャーの清掃を行います。

 

バックテンション用プランジャーの清掃を行います。

 

 

サブシャーシ清掃前

 

サブシャーシ清掃前

 

サブシャーシの清掃を行います。

 

サブシャーシの清掃を行います。

 

サブシャーシの清掃を行います。

 

サブシャーシの清掃を行って組み立てます。

 

 

部品の清掃と対策処置を講じて組み立てます。

 

 

 

 

 

カセコンの処置

カセコンのOPEN/CLOSEスイッチを取り外します。

 

カセコンのOPEN/CLOSEスイッチを取り外します。

 

経年変化でスイッチの接点が汚れていますので清掃を行います。

 

経年変化でスイッチの接点が汚れていますので清掃を行います。

 

スイッチの組み立てを行います。

 

カセコンを分解して清掃します。

 

 

カセコンを組み立てます。

 

 

ホルダーを分解して清掃します。

 

ホルダーを分解して清掃を行って組み立てます。

 

清掃します。

 

カセコンを組み立てます。

 

カセコンを組み立てます。

 

カセコンを組み立てます。

 

 

 

 

回路基板の処置

 

スライドスイッチを取り外します。

 

経年変化でスイッチの接点が汚れていますので接点の清掃を行います。

 

経年変化でスイッチの接点が汚れていますので接点の清掃を行います。

 

スイッチを組み立てます。

 

ディスプレイ回路基板のタクティルスイッチを交換します。

タクティルスイッチは純正品に交換させていただきますので操作フィーリングが変わることはございません。

 

ディスプレイ回路基板のタクティルスイッチを交換します。

タクティルスイッチは純正品に交換させていただきますので操作フィーリングが変わることはございません。

 

ヘッドフォンジャックの清掃を行います。

 

 

背面の操作スイッチ(タクティルスイッチ)の交換を行います。

タクティルスイッチは純正品に交換させていただきますので操作フィーリングが変わることはございません。

 

 

メイン回路基板の処置を行います。

 

電源回路基板の処置を行います。

 

バックアップ用リチウム電池の交換を行います。

 

 

 

 

清掃

清掃前

 

清掃前

 

 

清掃後

 

清掃後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各種調整

 

テープパス調整

T2ガイドでテープカールが発生しないようにT2ガイドの高さ調整を行います。

 

Fガイドでテープカールが発生していないことを確認します。

 

 

 

FWDトルク、バックテンション調整

 

FWDトルク、バックテンション調整を行います。

 

 

テープパス微調整

テープパス微調整 FWD×1.5の調整を行います。

 

 

DPG調整

DPG調整を行います。

DPG調整はテープ上の記録の開始位置を決める重要な調整です。

 

 

エンドセンサー確認

エンドセンサーの確認を行います。

 

 

 

ATFパイロットの確認

ATFパイロットの確認を行います。

規格値 : 波形が1V未満であること。

 

 

DATE機能に関する確認

 

DATE機能回路の正常動作の確認を行います。

規格値 : 電源スイッチがOFFのとき、+30mV未満であること。

 

 

 

自己録音・再生のRF波形確認

修理調整後の自己録音・再生のRF波形です。

 

 

 

 

 

 

 

 

交換部品

 

交換させていただいた部品です。

 

 

 

 

お預かりさせていただいた時点(修理前)

DTC-A7修理 DATデッキ修理

 

 

修理・調整後

DTC-A7修理・調整後

 

 

大変お待たせしまして誠に申し訳ございませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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