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電子書籍アフィリエイトで一撃400万円を稼いだ話

2023年11月02日 12時23分50秒 | 日記

※本稿は、2023年11月11日開催の文学フリマ東京37で販売される同人誌『お金が欲しい!』の宣伝を目的として書かれたものです。本稿に書かれている事象についてより詳しいことを知りたい方は、ぜひ文学フリマ東京37のブース番号す-14「創作メルティングポッド」へお越しください。



こんにちは、あとーすと申す者です。

今から2年前、27歳の時にノリと勢いで会社を辞めたのだが、そのきっかけとなった出来事がある。
わずか1時間で書いたアフィリエイト記事が、およそ1週間で400万円ほどの利益を生み出したのだ。

もちろん、長い人生の中で見れば400万円という金額はそれほど大きなものではない。年収400万円と聞けば「まあまあかな」という感じだし、貯金額400万円と聞けば「頑張っているね」という気持ちになるくらいだ。

しかし、1時間で書いた記事が400万円を稼ぎ出したとなればどうか? 時給400万円、分給6万6,666円、秒給1,111円である。なんだか凄そうな気がする。

というわけで、毒になるか薬になるか、あるいはそのどちらにもならないかもしれないが、人生の一標本として、アフィリエイトで400万稼いだ話の顛末を記してみる。

 

その日は突然に

アフィリエイトはタイミングが重要だ。同じ手法でずっと稼ぎ続けられるわけではない。僕も一度400万円を手にして以降は、それほど大きな額をアフィリエイトで稼げた経験があるわけではない。結局、真面目に働くのが安定した生活を送るのには一番良いのかもしれない。

しかし、逆に言うと、タイミングさえ逃さなければ誰にでも一夜にしてあぶく銭をつかむチャンスがあるというわけだ。

僕が400万円を稼いだのは、とある電子書籍サービスのアフィリエイトだった。詳しいサービス名は伏せるが、「あるキャンペーンで60億円の損失を出したサービス」と言えば分かる人がいるかもしれない。僕は、まさにその60億円の損失を出したサービスで400万円の売上を上げたのだ。

そのキャンペーンというのが、ざっくり言うと「新規登録してくれたら、100冊まで大幅に割引してあげちゃうぞ♪」というものだった。この割引幅があまりにも大きかったため、当該サービスに登録する人が殺到した。

僕も最初は「100冊で何を買おうかな〜〜〜♪ 3月のライオンとか全巻買っちゃおうかな〜〜〜♪♪♪」とうきうき考えていたのだが、ふと「これってアフィリエイトがあるんじゃ?」という考えが頭をよぎった。探してみた。あった。なるほど、どうやらアフィリエイトリンク経由で新規の会員登録がなされると、1人あたり1,000円ほどもらえるらしい。さらに、購入金額のうち10%程度もキックバックされるとのこと。え、ということは10人に登録してもらえれば1万円は固いってこと? 最高じゃん!

そう思って、何の気無しに以前から運営していたブログで記事を書いてみた。

そしたら、最終的に1週間で400万円の収益を生んでしまった。なんで。どうして。

 

検索エンジンばんざい

僕のTwitterのフォロワーには本好きの人が多いので、まあさすがに10人くらいは登録してくれるんじゃないか、という思惑があった。しかし、その考えは良い方向に大幅に裏切られた。

結局、Twitter経由でどれくらいの人が登録してくれたのかは分からない。分からないくらいには、Google検索で記事を読んでくれた人がたくさんいたからだ。

なぜかというと、「とあるキーワード」で検索1位を取ることができたからだ。検索エンジンで掲載順位を上げるためには通常それなりに長い時間がかかるものだが、局地的に検索されるトレンド性の高いキーワードだったせいか、運良く1位に表示されてしまった。そして、そのキーワードが「今すぐに電子書籍を買いたい! 買わせてください!」という人が検索する性質ものだったため、その記事はそこに存在するだけで次々に購買者を生んでいった。最終的には、1,400人くらいの人が本を買ってくれた。なんだかんだで400万円を超える収益が出た。

何をしたかと聞かれても、これが本当に何もしていないのである。ただ記事を書いただけ。では、一体どのような記事を書いたのか。それは企業秘密だから教えられない。教えられないけれど、同人誌『お金が欲しい!』にはどうやら当該記事のURLが掲載されておりますので、もし知りたいという方がいらっしゃいましたら、2023年2023年11月11日開催の文学フリマ東京37の、ブース番号す-14「創作メルティングポッド」へお越しいただけますと幸いです。お忙しいところ大変恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

ちなみに、どういう検索キーワードで1位を取ったかも書いてあります!

おわりに

生きていれば良いこともある。ブログを運営していればアフィリエイトで一発当てられることもある。アフィリエイト上級者の皆さまと比べれば、1発400万円を稼いだことなんて誇れることでも何でも無いけれど、やはり「時給400万円」と思えば今思い出しても自然と頬が緩んでしまう。

こういう裏技みたいな稼ぎ方がどうやらこの世にはまだまだ存在しているらしいので、虎視眈々とそういうものを今後も狙ってみたい。

さて、この話のもっと詳しい顛末は同人誌『お金が欲しい!』の「たった1時間の作業で400円稼げちゃいます♪」に書かれているのでぜひご参照いただきたいのだが、本書には他にも2編の散文が掲載されている。

1編は、立花実咲さんの「卵子凍結をやめて海外留学を選んだ31歳の話をしよう」だ。キーワードとなる金額は「40万円」。タイトルの通り、お金やその他もろもろの関係で「卵子凍結」or「海外留学」という選択を迫られた立花さんが、どのような経緯で後者を選んだのかについて書かれている。僕自身も30歳を目前として、「これからどう生きるべきか?」と悩んでいる折だったので、少し先を行く立花さんの事例はとても参考になった(もちろん、男の僕が参考にできる部分には限りがあるわけだが)。

もう1編は、小山内彩希さんの「夫婦間の公平感って、どうやったら生まれるんだ?」だ。キーワードとなる金額は「10億円」。年収などが必ずしも同じではない2人の男女の間には、お金に対する「不公平感」が募るものらしい(僕は結婚したことが無いので実感が無い)。その不公平感の解決について取材がなされており、大変参考になった(だからと言って結婚するかどうかは分からない)。

なんだか「参考になった」とのたまってばかりいるが、お金にまつわる他人の生々しい話を聞くことほど面白いものはない。できればもっとたくさん聞きたい。この本が盛り上がれば、みんなもっとお金の話をしてくれるようになるのではないかな〜〜〜? と目論んでおります。

皆さまにおかれましてはお忙しいところ大変恐縮ではございますが、知人友人一族郎党お誘い合わせのうえ、2023年11月11日開催の文学フリマ東京37、ブース番号す-14「創作メルティングポッド」へお越しいただけますと幸いです。道中、怪我のないようお気をつけくださいませ。

【文学フリマ東京37 概要】

🕙11/11(土) 12:00〜17:00開催

📍東京流通センター 第一・第二展示場

🚝東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分

✅入場無料✨


文学フリマ東京36「創作メルティングポッド」出展します

2023年05月20日 09時57分11秒 | 日記

おいおいおい前日に告知かい!と我ながらツッコミが止まりませんが、前日に告知します。
ご無沙汰しております。チェコ好きです。

5月21日(日)の文学フリマ東京36に「創作メルティングポッド」で出展します。

スペースNo.は「あ-20」です。
「あ-20」です。
「あ-20」です。
3回言いましたが最後にもう1回言いますね。

今回の執筆メンバーはわたくしチェコ好きと、
最近VRチャットにハマりまくっているらしい柘榴石まおりん、
申し込みから入稿まで何もかも任せてしまってどうもすみませんなあとーす、
そして最近元気にしてるかな?(私信)な小山内彩希です。

短編小説にエッセイに、そしてなんと連動した楽曲なんかもある、超盛りだくさんな1冊となっております。
もちろん既刊も合わせて頒布します。

新刊のテーマは「契約」。
なんとなくネガティブなイメージがつきまとう単語だと思うんですけど、確かに「契約」って平和なときはあんまり意識しなくて済むんですよね。

だいたいは、事態がやばくなってきたときに効力を発揮するのが「契約」です。
新婚で仲がいいときは意識しないけど、どっちかが浮気していざ離婚へとなるときに出てくるのが「契約」。
プライベートなことを話しますと、私は3月末で7年近く勤めた会社を退職したんですが、そのときに「どういう労働契約になってたんだっけ」ってのをやっぱり確認したんですよ。

辞める気なんか全然なかったときはそんなもの見なかったのにね。
あるいは、「はじまり」と「おわり」で意識するもの、なんて考えもあるかもしれません。
メンバーは「契約」というテーマから自由に発想し、好きなように書き綴っています。

個々の作品を紹介していきます。
まず私は
「推しが結婚したので絶対に今年中に結婚する」というトンチキなタイトルの短編小説を書いています。

タイトルの通り、主人公は推しのアイドルが結婚してしまい、推しへの執着のあまりなんとか自分も年内に結婚したくなったので婚活を始め……るのではなく、エストニアの悪魔と契約します。私自身が4月にエストニアを旅してきまして、プロットはそのときに考えました。
登場する「クラット」は、エストニアの民話なんかに本当に出てくる悪魔です。
映画『ノベンバー』にも出てきたし、来月公開する映画・タイトルずばり『グラット』もこいつの話ですね。

続いてあとーすの作品は、「兎の顔も三度まで」。本人のコメントをそのまま引用しますと、

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「三十歳になってもお互いに相手がいなかったら、結婚しない?」という台詞に漠然とした憧れを抱いていましたが、気づけば自分が30歳になってしまいます。

もう人生もそんなところまで来たかあ、と思いながら書きました。

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とのことです。私はあとーす氏がまだ30歳なことに地味にびっくりしています。年下なのは知ってたけどそんなに若かったっけ!? 
結婚ネタがかぶってしまいましたが、もっとも重くて拘束力のある人生の「契約」が結婚なので、なんか書けと言われたらそれで書きたくなっちゃいますよね。

そして柘榴石まおりんの作品は、「One Night Contract」。とあるBeatsから着想を得た夏のボーイミーツガール短編で、連動した楽曲も発表予定だそうです。連動した楽曲ってなんのことだろう!? 
他のメンバーの作品は私もまだ見ていないので全然わからないのですが、当日の新刊で判明することでしょう。

ラストを飾っているのが小山内彩希「あのアコギは誰のもの?」。こちらはエッセイだそうです。

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友人、恋人、仲の良い仕事仲間……親しい人とタダで物を貸し借りすることは、名前のついた立派な契約だった!?  そうして思い出した、7年前に突然私のものではなくなったアコースティックギターのこと。

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アコギって「アコギな商売」とかのアコギかと一瞬思いましたが、アコースティックギターのことでした。物の貸し借り、対面であまり人と会わなくなったから最近あんまりしてないな……。
ところで、大切な本ほど貸したら返してもらえなくないですか?

という感じで、かなり自由にみんなの作品紹介をしてしまいました。
私は2021年から二次創作にハマっており推しカプの本を出しまくっているので、オンリーイベントと文学フリマを合わせると年に4回以上東京流通センターに行ってるんですよね。

東京流通センター、普通そんなに行かないだろ。あの駅ってちょっと乗り換えが微妙で、よく間違えて羽田空港に行っちゃう人がいるんですけど、すっかり東京流通センターの常連になってしまった私はもうあの周辺のことを完璧に理解してしまったよね。

ご来場される皆さまは、お昼ごはんは浜松町とか品川で食べてくるのがおすすめです。東京流通センターの駅には小さい蕎麦屋とタリーズとコンビニしかないよ。タリーズとコンビニは激混みだよ。会場内にカレー屋さんが出展したりもするみたいですが……。


「契約」というテーマに関心がある方、執筆メンバーに興味がある方、そして東京流通センターについて聞きたい方はスペースNo.「あ-20」までお越しください。
スペースNo.「あ-20」です。
最後にもう一度言いました!
会場アクセスはコチラ


3年ぶりの「文学フリマ」出展と尽きない創作熱の行方

2022年11月30日 17時46分44秒 | 日記

20022年11月20日(日)に東京物流センターで開催された「文学フリマ」に出展しました。

開催するたびに来場者数は増え続け、とうとう先日の東京開催では7,000人を突破したそうです。出展ブースも1,400ブースと、過去最多。

活字が好きな人、誰かが作ったものを読むのが好きな人、作らずにはいられない人、が、1万人くらいいて、たった1日のイベントのために集まっていたなんて……。

その熱量に浮かされて、イベントが終わった日の夜は、しばらく眠れませんでした。

今回、「創作メルティングポット」として作った冊子のタイトルは「Invisible」。おばけの表紙が好評でした。

 
インビジブル【invisible】 
[形動]目に見えないさま。不可視的。(goo辞書より)
 
キーワードだけを決め、あとは自由演技。集まった3編は、まったく毛色もストーリーも違うものになりました。
 
目次は、こんな感じです。
 
 
1編目は、本ブログの筆者が書いたもの。
 
2022年9月に九州で被害に遭った、台風14号での出来事をベースにした8割ノンフィクションの短編です。
 
2編目は、本ブログの初回を担当した、小山内さんの作品。SNSを介した、正義と悪意のない暴力がテーマです。出てくるキャラのバックグラウンドがエグい。
 
3編目は、あとーすさんによる魔法論文の一部抜粋(という設定)。出てくる参考著書や理論が、本当に魔法の指南書みたいな一編です。
 
 
「文学フリマ」には、ジャケ買いしてくれる方と、パラパラとめくって、なんとなく興味が湧いた方(今回は短編集だったため、それぞれの作品の冒頭2〜3行読んで印象を決めるのでは、という話を創メルメンバーとしていました)、そして我々の友人・知人が来てくれ、購入してくださいました。
 
創メルメンバーには言わずもがな、それぞれ本業があります。
 
熊本と静岡、そして鹿児島と、住んでいる場所もバラバラです。
 
迫り来る締切を前にメッセンジャーで励まし合いながら、なんとかすべりこみで入稿し、出展にこぎつけた今回の「文学フリマ」。
 
やはり会場の熱量は、わたしの睡眠を遠ざけるだけでなく、出展メンバー全員の創作意欲に火をつけました。
 
作るもののクオリティを向上させることはもちろん、売り方(チラシやレイアウト、紹介ポップの内容や書き方などなど)にも、もっと工夫を凝らしていきたい!と息巻いております。
 
というわけで、2023年5月21日(日)開催の「文学フリマ東京」に、創メルも出展する予定です。
 
次回はどんな作品になるのか、わたしたちもまったく分かりません。
 
でも、だからこそいい。だから続けられるのかもしれません。
 
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
 
(創作メルティングポット・立花実咲)

一次創作と二次創作の違いとは? 二次創作は「ホットケーキミックス」

2022年10月31日 12時00分00秒 | 日記

こんにちは。小説サークル創作メルティングポッドのメンバー、チェコ好きです。前回の小山内さんに続いて、今月は私が筆を取ることになりました。

 

しかし! 私、11月20日の『文学フリマ東京35』では、自分の作品を用意しない予定なんです。最後に「創メル」として作品を出したのが2019年の11月、あれからずいぶん期間が空いて、もう創作は飽きちゃったの…? と、思われてしまうかもしれませんが…。

 

いえいえ、まったく飽きておりません。むしろ、創メルとして活動し始めた2018〜2019年よりも創作熱がパワーアップしている状態でして、実は12月の某イベントに、個人で参加する予定なんです。現在はその12月のイベント用の創作に情熱をすべて注いでいるため、今回の『文学フリマ東京35』は泣く泣く参加を見送ることにしてしまいました。私の体があともう1つあったらよかったんだけどな!

 

さて、その「12月の某イベント」とは何ぞやという話なのですが、ここでそのイベント名を明かすことはできません。なぜならそのイベントとは、某作品における特定のカップリングを好む人たちが集結する祭典…すなわち、二次創作のイベントだからです。いったいどういう経緯でどんなふうにどれくらい二次創作にハマっているのかは以前自分のブログに書いたので割愛しますが、「小説を書く」という行為は題材が何であれ超奥深い世界なんだな〜と実感でき、最近はとっても充実した日々を送っています。ありがとう、私の推しカプ!

 

二次創作って、そもそも推しがいないと筆が進まないし向き不向きはあると思うのですが、やってみると意外と一次創作にも活きる部分があるんだなというのが私の発見です。一次創作が砂糖とベーキングパウダーと薄力粉を自分で混ぜて作るホットケーキだとすると、二次創作はそれらがすでに混ざった状態で売られている「ホットケーキミックス」のようなもの。肝心な部分はすでに下地が完成しているので、あとは焼き加減にこだわったり、盛り付けを工夫してみたり、バターとハチミツが合うのかメープルシロップが合うのかバナナとチョコレートシロップが合うのかと、アレンジを考えるのに集中できます。

 

一次創作の場合、「砂糖とベーキングパウダーと薄力粉をいい感じの配分で混ぜる」というスタートの部分がすでにめちゃくちゃ難しく大変なのですが、二次創作だとそのスタート部分をすっ飛ばして、いきなりフライパンで焼けちゃうんですね。一次創作だとなかなかたどり着けない「焼き」「味付け」「盛り付け」が、原作者様のお力を借りることでたくさん試せちゃうのです。そして自分の力だけではなかなか試せないたくさんのバリエーションの「焼き」「味付け」「盛り付け」に挑戦してみることで、自分の一次創作には何が足りなかったのか──つまり、「砂糖とベーキングパウダーと薄力粉をどうしたらいい感じの配分で混ぜられるのか」も、逆に見えてきます。

 

私の場合、自分が小説を書くときにはとにかく「魅力的な登場人物」が必要なのだということがわかりました。もちろん何億部と売れている原作漫画に登場するようなレベルの魅力的な登場人物は作れないですが、自分自身がより多く共感できる、より多くかっこいいと思える、より多く素敵だと思える、あるいはより多く最低だと思える「人間」を描くこと。「人間」さえ作ればあとは物語は勝手に動いていくのだと、二次創作で掴んだこの感覚は、一次創作を再びやるときにも必ず活きてくるはずだと思っています。うんうん唸ってプロットを練るより、「人間」を描けているか? と登場人物について考えるほうが、私は自分の作品をよりよくできるみたい。

 

そんなわけで、様々な方面から創作を愛してやまない創作メルティングポッドのメンバーがお届けする4作目のタイトルは、『インビジブル』だそうです。私は自分の作品は出しませんが、当日は会場に行って、みんなの勇姿を見守る予定です。

 

ぜひぜひ遊びに来てください! 次回は、11月にブログを更新します。

 


創メル再始動!義務でも強制でもないから、タイミングと熱量を大事にしたい。

2022年09月30日 12時00分00秒 | 日記

こんにちは。創作メルティングポッド(以下、創メル)という小説を書くサークルのメンバー・小山内彩希です。

 

gooブログで創メルの活動にまつわることを書かせてもらえることになり、トップバッターで私が筆を取りました。

 

創メルは2018年上半期頃に、編集者やライター、エッセイストなど文章にまつわる仕事をする人たちが集まって立ち上がった、文学作品をつくるサークルです。当時メンバー5人の居住地は北海道から九州まで点在していましたが、「創作をしたい!」の思いひとつでサークルを結成し、オンライン会議や合宿などで交流を重ねながら創作活動をしてきました。

 

1作目は2018年11月、メンバー5人がそれぞれ自由演技でひとり1冊の小説を書いて文学フリマに出展。

 

2作目は2019年2月、女性同士の愛にまつわる短編集『Les cinq “S”(5人の “S”)』をCOMITIA127に出展。

 

3作目は2019年11月にコンプレックスをテーマにした短編集『complex anthology』を文学フリマに出展。

 

このまま年1、2作をコンスタントに出せるかと思いきや、3作目を最後に、この約3年間ぱったりと活動が止まっていました。

 

いやぁ、サークルってそもそも、難しいんですよね。

 

だって、よほどの売れっ子でもない限り大した収入にもならず、むしろ赤字になる可能性の方が大きく、創作活動は突き詰めると孤独で、そのうえ時間はかかる……費用対効果、めっちゃ悪い。加えて、私たちはメンバー全員が日本各地に点在しているので、なかなか密な交流もできず……。

 

言い訳っぽくなってしまいましたが、何が言いたいかというとつまり、サークルって活動停止しちゃったり、いつの間にかなくなったりしちゃう可能性が高い仕組みなんだということ。義務でも強制でもないことを集団で続けるって、すごいことだ、ホント。

 

(写真は2019年2月に出展したCOMITIA127での様子)

 

そんなふうにサークル活動が続くことの尊さに気づいたのも、全てはこの夏に創メルの活動が再開することになったことから。

 

今年の7月、メンバーのひとりが全体のチャットグループで「創メルで創作したいなー」のような鶴の一声をかけ、「やりたい、やりたーい!」と声が集まったのは、なんだろう? タイミングの良さ? たまたまみんな創作意欲が高かったの? なんでこんなにもバシッと活動再開が決まったのかはわかりませんが、とにかく感動し、高揚感に満ち溢れました。

 

そこからは、4作目に向けてのミーティングをして作品のテーマも決め、出展先にも応募して……と大忙し。そうこうしているうちに、gooブログでも創メルのことを書かせていただけることになり、いやぁ、嬉しい限りです。ほんと、物事ってトントン進むときは、進むもんだなぁ、と思いました。トントン進むか進まないかの違いは、タイミングの良さと熱量の両方が揃っているかどうかなのかな、というのが暫定解です。

 

はい、話を戻します。4作目のタイトルは『インビジブル』。

 

目に見えない、気づかれないという意味を持つ言葉をそのまま今回のテーマに、短編小説を作ります。目に見えないこと、気づいてもらえないこと、あるのにないとされていること、タブー視されて触れられないこと、隠されていること……そんなことが詰まった一冊になる予感がしています。

 

11月20日の『文学フリマ東京35』に出展するので、ぜひぜひ遊びにきてみてくださいね。

 

次回のブログは10月に更新します。ではでは〜!