おいおいおい前日に告知かい!と我ながらツッコミが止まりませんが、前日に告知します。
ご無沙汰しております。チェコ好きです。
5月21日(日)の文学フリマ東京36に「創作メルティングポッド」で出展します。
スペースNo.は「あ-20」です。
「あ-20」です。
「あ-20」です。
3回言いましたが最後にもう1回言いますね。
今回の執筆メンバーはわたくしチェコ好きと、
最近VRチャットにハマりまくっているらしい柘榴石まおりん、
申し込みから入稿まで何もかも任せてしまってどうもすみませんなあとーす、
そして最近元気にしてるかな?(私信)な小山内彩希です。
短編小説にエッセイに、そしてなんと連動した楽曲なんかもある、超盛りだくさんな1冊となっております。
もちろん既刊も合わせて頒布します。
新刊のテーマは「契約」。
なんとなくネガティブなイメージがつきまとう単語だと思うんですけど、確かに「契約」って平和なときはあんまり意識しなくて済むんですよね。
だいたいは、事態がやばくなってきたときに効力を発揮するのが「契約」です。
新婚で仲がいいときは意識しないけど、どっちかが浮気していざ離婚へとなるときに出てくるのが「契約」。
プライベートなことを話しますと、私は3月末で7年近く勤めた会社を退職したんですが、そのときに「どういう労働契約になってたんだっけ」ってのをやっぱり確認したんですよ。
辞める気なんか全然なかったときはそんなもの見なかったのにね。
あるいは、「はじまり」と「おわり」で意識するもの、なんて考えもあるかもしれません。
メンバーは「契約」というテーマから自由に発想し、好きなように書き綴っています。
個々の作品を紹介していきます。
まず私は「推しが結婚したので絶対に今年中に結婚する」というトンチキなタイトルの短編小説を書いています。
タイトルの通り、主人公は推しのアイドルが結婚してしまい、推しへの執着のあまりなんとか自分も年内に結婚したくなったので婚活を始め……るのではなく、エストニアの悪魔と契約します。私自身が4月にエストニアを旅してきまして、プロットはそのときに考えました。
登場する「クラット」は、エストニアの民話なんかに本当に出てくる悪魔です。
映画『ノベンバー』にも出てきたし、来月公開する映画・タイトルずばり『グラット』もこいつの話ですね。
続いてあとーすの作品は、「兎の顔も三度まで」。本人のコメントをそのまま引用しますと、
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「三十歳になってもお互いに相手がいなかったら、結婚しない?」という台詞に漠然とした憧れを抱いていましたが、気づけば自分が30歳になってしまいます。
もう人生もそんなところまで来たかあ、と思いながら書きました。
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とのことです。私はあとーす氏がまだ30歳なことに地味にびっくりしています。年下なのは知ってたけどそんなに若かったっけ!?
結婚ネタがかぶってしまいましたが、もっとも重くて拘束力のある人生の「契約」が結婚なので、なんか書けと言われたらそれで書きたくなっちゃいますよね。
そして柘榴石まおりんの作品は、「One Night Contract」。とあるBeatsから着想を得た夏のボーイミーツガール短編で、連動した楽曲も発表予定だそうです。連動した楽曲ってなんのことだろう!?
他のメンバーの作品は私もまだ見ていないので全然わからないのですが、当日の新刊で判明することでしょう。
ラストを飾っているのが小山内彩希「あのアコギは誰のもの?」。こちらはエッセイだそうです。
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友人、恋人、仲の良い仕事仲間……親しい人とタダで物を貸し借りすることは、名前のついた立派な契約だった!? そうして思い出した、7年前に突然私のものではなくなったアコースティックギターのこと。
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アコギって「アコギな商売」とかのアコギかと一瞬思いましたが、アコースティックギターのことでした。物の貸し借り、対面であまり人と会わなくなったから最近あんまりしてないな……。
ところで、大切な本ほど貸したら返してもらえなくないですか?
という感じで、かなり自由にみんなの作品紹介をしてしまいました。
私は2021年から二次創作にハマっており推しカプの本を出しまくっているので、オンリーイベントと文学フリマを合わせると年に4回以上東京流通センターに行ってるんですよね。
東京流通センター、普通そんなに行かないだろ。あの駅ってちょっと乗り換えが微妙で、よく間違えて羽田空港に行っちゃう人がいるんですけど、すっかり東京流通センターの常連になってしまった私はもうあの周辺のことを完璧に理解してしまったよね。
ご来場される皆さまは、お昼ごはんは浜松町とか品川で食べてくるのがおすすめです。東京流通センターの駅には小さい蕎麦屋とタリーズとコンビニしかないよ。タリーズとコンビニは激混みだよ。会場内にカレー屋さんが出展したりもするみたいですが……。
「契約」というテーマに関心がある方、執筆メンバーに興味がある方、そして東京流通センターについて聞きたい方はスペースNo.「あ-20」までお越しください。
スペースNo.「あ-20」です。
最後にもう一度言いました!
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