以前お話した(10/24「天気は良くない」日記・雑考)夢の内容を記します。
夢占いとか詳しい人いたら分析してくれませんか?
以下、内容です。とても鮮明な物語仕立ての夢です。
僕はバイクで走っていた。大きな、そして長い道。僕以外には誰も走っていないようだ。
大きな左カーブを曲がると突然対向車のバイクとぶつかりそうになった。
お互いにバイクを止め、冷や汗も覚めやらぬ間に僕は相手のバイカーに向かっていく。
「どういうつもりだ!ちゃんと前見ろよ!酔っ払ってんのか!?」
珍しく罵声を浴びせた。
しかし、赤いフルフェイスを被ったバイカーは何も言わず、バイクに跨ったままこちらを見ているだけだった。
その後僕はさっさとバイクを走らせて行ってしまった。
バックミラーにはまだこちらを見つめつづけているバイカーが写っている。
暫く走っていると携帯電話が鳴った。
僕はバイクを道路脇に止め、電話に出る。取引先からだ。何やら不明な点があるとかで僕にかけてきたらしい。
取引先の相手と電話を続けていると、不意にヘリコプターのプロペラ音が聞こえてきた。最初は遠かったその音は少しずつ近づいてきて、ついには僕のすぐ目の前にまで接近してきた。その後もヘリコプターは何度も接近と旋回を繰り返し、僕を挑発しているようにも見えた。
気味悪がって見ていたが、ヘリコプターはバランスを崩して土手の下へ墜落し、爆発した。
何が何だか分からず、目の前で起こったことに驚きつつも電話では冷静を装い、とりあえず切らせてもらうことに。
ヘリコプターの爆発のせいで、残骸の周りにはどこからか集まってきた数人の野次馬が取り囲んでいた。まだ誰も警察にも病院にも通報していないようなので僕が通報。しかし、今日は救急車が出せないとのこと。
仕方がなくパイロットを救出しようとするが、どこにも見当たらない。
皆途方に暮れていると、誰かが残骸の下から何かを発見した。
その持ち主を知っている者も偶然居合わせ、
「これはクマヒラさんのだ・・・」
と呟き、その赤いフルフェイス・ヘルメットを見つめた。
そう、あのバイカーのヘルメットだった。
クマヒラは野次馬に混じって河岸にいた、という目撃情報を得た僕は急いで河岸へ向かってみたが、もうそこにはクマヒラの姿はなかった。
すると突然大きな男がナタだかオノのようなもので僕に切りかかってきた。
こいつがクマヒラだ!僕は間一髪攻撃を避け、逃げだした。
クマヒラは依然悪鬼のような形相で僕を追いかけてくる。
あの時浴びせた言葉がそんなに腹立たしかったのだろうか。
でもその気持ちが分からないでもない自分がいた。
追いかけてくるクマヒラに数人の男性が覆い被さって押さえつけた。
僕は恐怖から開放されたが、クマヒラをよく見て驚愕した。それは僕がよく行く飲み屋の常連で、親しい飲み仲間とも言える間柄の人間だったからだ。
皮肉にも、その時僕は初めて彼の名前がクマヒラだということを知った。
動機は僕に対しての嫉妬心だった。
僕は特に嫉妬されるようなことは記憶にない(いや、本当に!)のだが、クマヒラは泣きながらそう言った。
バイクでのやりとりは引き金になっただけだという。