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2年で昼間普通科高校へ転勤! 私に鞭打ってくれた人々ー16

2019年05月07日 | 1歩前へ踏み出す!


12 城南高校 町内のゴミ拾い3年間 

定時制の幕引きまでの勤めでは無く、一年を残し転勤が決まった。宇治市広野山にある歴史と伝統余りある府立城南高等学校の教頭となる。前任教頭はわずか一年の在任、以前東宇治高校で顔見知りの先生であった。正式着任の前、3月下旬の休日に引き継ぎなどで出会う事を約束した。教頭席での会話で、前任教頭が私の喋りの声が大きいと、口に指を当てて声高を制した?!この時点で私は不信感を持たざるを得なかった。これが城南高校の出発であった。
私は感想をぶつけたのを思い出す。前任者は何かを勘違いしているのでは無いかと私は考えた。明日にも公開される自分の転勤を誰にはばかろうとするのか?不思議でならなかったし、腹立たしい思いが大きくなりただでさえ不安なのに、更に不安定な気分が増してきたのを思い出します。タバコの吸い殻が散乱し、ジュース、コーヒーの空缶やペットボトル、紙くず袋類であふれている城南高校前バス停に先ず驚き、しかも、いつまでたっても誰も片づけようとしない様子に、私がゴミ処理係をかって出る事になった。そこは城南高校の正門玄関から10メートルの位置にある停留所、道路をへだてて真向こうにもバス停もある。日に日にゴミ拾いのエリアは広がり、ついには高校を取り囲む住宅街(町内)を一周するのが習慣になってしまった。おもに始業前の時間帯を活用していた。続けると、その内にこだわる気持ちが沸き起こるものである。ゴミ捨ての心理がある程度予測可能であるかの様であった。あの角、入り込んだ角、気持ちとして捨てやすい場所、風によるゴミの集まる場所、が徐々に見えてくるのに興味を持つようにもなった。誰にも言わない遊び心が毎回のゴミ拾いの中から生まれ出るのも楽しみであった。さて、本務の学校内では、一部の狂い牛(教育者にあるまじき輩数名)が城南高校という柵内でのみ我が物顔で他の迷惑顧みず居座っている。当然ながら同僚からのチェックは無く狂いは益々エスカレートしていく、会議での吐き捨てる発言や、管理職(主に校長、時として教頭や事務長)に対する罵倒として現れる。私(教頭)から切り込める部分多く、何度かその暴れ牛に対して、鞭打ったり、水かけたり、一頭だけしか入れない柵に追い込んだことがある。緊張感、なんの恐怖かわからない気分、見回せば無関心! 敢えてその空気を突き破って引かない、頭から湯気を上げてはこちらの負け、あくまで冷静沈着に対処出来るかが、相手の興奮を打ち負かすかの分岐点となる。四六時中やるわけではない。その環境つくり、雰囲気を読んで、強行しなければならない。時として突如その場面が展開される事もある。いつも何かが起こることを承知しておかねばならない。就任して時を経る事は、職場に溶け込むという当方としては味方(理解者)が増える心強さが涌いて来るのを何となく感じられるものである。
 暴れ牛を小さな柵内に誘導出来た時は、他の善良な職員などは自席の机の下で拍手をしているのです。実は彼らも被害者なんです。ここまでの ”すさみ・腐敗 ”を許したのは何なんでしょう。各方面に対する憤りは、膨大化しつつありました。つまり、短絡的ではありますが、要は「さむらい魂」欠如の輩を野放し続ける空気が安物が横行させるのだと確信します。為政者の腹のくくり方と言うか、魂のあり方だと思います。自らの保身に走るが故、組織上の弱者はなおさら不安定になるのは必定であり、上記の事などは枝葉・末端の如き事柄なんでしょう。組織の中枢に位置して机上プラン立案を本務としている一部の人たちには到底届けない(チクル勇気)悲鳴なのでしょう。恥部は隠し成果は披露したいと言うごく自然の摂理ですが、3年間の勤めでした。それなりに地域に根ざし、関係者にサービス精神を発揮出来た成果、それは、バス停のゴミ拾いからの出発であり、精神安定剤となり、心の持ち方を体感した見返りであったと苦々しくも、暗いトンネルの出口が近づいてくる。そんな学びでした。やがて、城南菱創高校として再出発をするこことなった。私が転出して5年後かな?


このシリーズも残りわずかとなりました。予定では明日の2つで終わります。退職し一気に書き上げたました。現在は
退職から13年が経過してますが、2・3書き残したい事柄を持ちつつ一旦終わり再び続編アップの際にはヨロシク!
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