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ヤフーオークション出品者を応援するブログ

ここはヤフオクに出品して傷ついた人のためのブログです。

今さら遅いだろ!「いたずら入札をやめろ」との掲示

2007-05-30 00:37:00 | ヤフーという会社
 2007年5月29日付けで、ヤフー・オークションのHPに下記の掲示が出ました。

タイトル「購入意思のない入札および落札はおやめください」
 
本文「インターネットオークションにおいて、購入意思のない入札を繰り返し行う行為(いたずら入札)は業務妨害にあたる場合があり、逮捕例もでております。
また、落札後の一方的なキャンセルや中傷目的の入札などを行うことは、Yahoo!オークションのガイドラインにも反する行為となりますのでおやめください。(以下略)
ttp://auctions.yahoo.co.jp/phtml/auc/jp/notice/20070529.html

 詳しくは上記URL先の先頭に「h」をつけて、ご自分の目で確認していただきたいと思います。
 実際に逮捕者も出たということですが、はっきり言って遅すぎますね。
 もとからヤフー・オークションでは落札のみのユーザーに対しては身元確認を実施していなかった。これは正直、出品もするユーザーと、落札しかしないユーザーとの取り扱いがあまりにも不公平でした。
 しかし、落札のみの場合でも、月額利用料の支払いが必要だったため、クレジットカード、もしくは金融機関の口座の登録が必要でした。
 そのためイタズラ入札があったとしても、ヤフーに通報してイタズラ入札だと認められれば、イタズラをしたユーザーがブラックリストに載せられ、以後、オークションの利用登録が難しくなることから、一人の人間が複数のIDを取得することが難し、イタズラ入札も小規模で済んでいました。

 しかしながら、昨年の秋から2007年6月末まで、落札のみの場合は、月額利用料無料、クレジットカーど等の登録も不要、としたことから、イタズラというレベルを超えた「犯罪」が次々に起こるようになりました。
 過去のエントリーにも書きましたが、イタズラ入札をされて、悪い評価をつけられる「だけ」ならまだ良いのです。
 
 ヤフーオークションのシステムというのは、ほぼ出品者のみにシステムなどの利用料を課金して、出品者から金を吸い上げるシステムになっています。
 出品者側としては、当然、落札されて、落札価格が落札者から支払われるから、これらのシステム利用料をヤフーに徴収されることを了承しています。
 しかし、ヤフーの最悪なキャンペーンにより、イタズラ入札→落札が増加、代金は支払われないのに、システム利用料だけヤフーに取られるという事態が頻発しました。しかも、特定少数の人間がイタズラで落札して、悪い評価を連続で入れた場合、出品者は自動的に利用停止となり、落札の削除は愚か、相手がイタズラ入札であると、他の出品者に警告を出すための「評価」も入れられませんでした。
 出品していたものは全てキャンセルとなり、出品のたびにヤフーに課金される出品手数料は、手数料を取られただけで終わり。入札されていてもキャンセルされるため、入ってくるはずだった代金も入ってこない。

 確かに、イタズラ(というか、イタズラという範疇を超えてますが)入札をする連中が一番悪いです。
 ですが、イタズラ入札を容認するシステムをつくり、キャンペーンを行い、イタズラ入札が多発しても、解決しようとすらしなかったヤフーにも多大な責任はあるでしょう。

 私自身、この被害に逢い、出品手数料だけでバカにならない金額をヤフーにとられました。イタズラ入札による利用停止期間も、月額利用料を取られ続けました。
 イタズラ入札ということは認めてもらえて、すぐにIDは復活しましたが、再出品にはまた、手数料を取られましたし、一度、徴収された手数料は戻ってきませんでした。
 このことはヤフーに強く抗議をしましたが、ヤフーからは返事すらありませんでした。
 
 出品者にとっては悪夢でしかなかったこのキャンペーン終了まで、あと1ヶ月余りです。
 
 どれだけの出品者が被害にあったのか。
 ヤフーはサービスを提供しない、もしくは、サービスを不当な理由で一方的に解除したのに、金だけ入って、ウハウハだったのでしょうね。もしかして、これがキャンペーンの目的だったのかと勘ぐりたくなります。

 この時期になって、「いたずら入札はおやめください」なんて遅すぎます。
 キャンペーンが始まってから、私をはじめ、多くの出品者がヤフーに抗議のメールを書いたはずです。私が知っているだけも30人以上居ます。私の周りでこれだけ居るのですから、相当の数の抗議がヤフーに届いたにも関わらず、ヤフーは無視して、システムの改善等の努力も行いませんでした。今回のように「いたずら入札をやめてください」のような掲示すら、一度も出しませんでした。

 ヤフーの掲示によると、5月25日にイタズラ入札を行い、業務妨害を行ったとして逮捕者が出たと一部マスコミで報道されたため、仕方なくこのような掲示を行ったのでしょう。本当にヤフーという会社がどんな会社かよくわかる対応です。
 
 次はさっさと、違反出品報告を使っての嫌がらせをなんとかしろ、と言いたいです。何もしないと思いますが。

 こんな素敵な対応をするヤフー・オークションに、貴方は出品したいですか?