ウルフルズに告白したって話じゃないです(笑)
昨年夏に発売され、話題になってるのでご存知の方も多いと思いますが、ウル友みーちゃんもオススメだった湊かなえさんの「告白」
ようやく手に取ったらあっという間に読んじゃいました
それだけ読みやすかった。テンポもいいし、内容も中学生の殺人を描いてるんだけど、未成年者の犯罪が増える今すごく考えさせられる内容でした。
ミステリーはミステリーかもしれないですが、
題からもわかるように5部構成になっており、それぞれが一人称を使い「告白」してるのです
1.子どもを殺された母である教師
2.同級生
3.犯人の母
4.犯人
5.犯人
なんせ犯人が中学生なので文章もわかりやすい(その内容が納得できるかどうかは別として)、教師も子どもに教え諭しているような文なのでとてても読みやすいです。
最初から犯人がわかってるからこんな書き方をしてるんだけど、
最後まで話が続くのは犯人の心理がこの本の確信部分だからで
今実際にわが子も中学生・・・わかってるようでわかってないのかなぁ・・・とか色々思ったし
たぶん思春期のその思想って誰でも多かれ少なかれ持っていると思うのね
「死」というものに対する思い
ただそのときにどのような道に進むかによってずいぶんと人生が変わってくるから
被害者にも加害者にもなりたくないと思うけど
殺された母親の復讐の気持ちはすごくわかった・・・未成年者であっても、私は・・・裁かれるべきだと思うし、復讐はゆるされるべきだと思う。
文中にも
神ではないのだから誰にも裁く権利はない
って言葉がでてきてそれもよく言われる、わかる言葉ではだけど、大切な人を奪われたら、同じ悲しみを味あわせたいと思うのが本心ではないでしょうか?
そうしたって失ったものは帰ってこないとわかってても
でも結局は子どもを犯罪者にしてしまったら・・それは親の責任かな・・・
「命」について「生きる」ってことについて「人」について教えることができなかったのは親の責任かな・・・