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ESD Education for Sustainable Development への思い

日本ESD学会が2017年4月29日に設立されます。この時期に合わせ、ESDへの思いをつれずれなるままに綴り始めます。。

ESDの大事な忘れ物―「地球憲章:The Earth Charter」―(その2)

2017-05-02 19:57:46 | 日記
 ユネスコは2003年の総会で、ESDの価値(倫理)規範として「地球憲章」を活用すると決議した。それは、2002年9月に日本政府が、持続可能な開発のための世界サミット(ヨハネスブルグ)で、「国連ESDの10年」を提案し、その後。国連総会によってユネスコがESDの主導機関に指名された翌年であった。
「地球憲章」の採択は、『第32回総会決議(32C/17号)』にはっきりと残されている。そこには、「地球憲章を持続可能な開発のための重要な倫理規範として採択し(“recognizing the Earth Charter as an important ethical framework for sustainable development”)、国連ESDの10年の枠組みの中での学習ツールとして活用することを、ユネスコ加盟国が確認した」とある。もちろん、日本もこの総会決議に賛成していたはずである。それにも関わらず日本では、なぜ、ESDにおける「地球憲章」の意義がもっと議論されないのだろうか。日本におけるESDの大事な忘れ物の一つだと思う。
(注)ユネスコ総会の過去の決議文書は、ユネスコ本部ホームページの中のアーカイブで閲覧できる。


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