周部長のそううつ日誌

48歳で突然襲われたそううつ病(双極性障害)との戦いの日誌

双極性障害について・通院日

2007-12-26 08:43:29 | Weblog
北の大地

先日,「躁うつ病はここまでわかった・加藤忠文編」を読んだら大変面白かったのでいくつかご紹介したい。加藤さんのHPはBOOKMARKに掲載済み。
【躁うつ病について】
今日では双極性障害と呼ばれるが,これは,アメリカ精神医学会のマニュアルの病名の訳。日本ではうつ病が注目されここ20年間に患者さんの数も9倍以上に増えている。過去には単極性,双極性と呼ばれていた時期もあったようだ。
【Ⅰ型とⅡ型】
躁うつ病には,うつと重い躁を繰り返すⅠ型,うつと軽い躁(軽躁)を繰り返すⅡ型がある。特にⅡ型はうつ病と一見症状を見た限りでは判別がつかないので,躁転して初めて躁うつ病であったことに気付くことが非常に多い。その分回復も遅れ,治療期間も長引く。私もこのケースで躁転に気が付くまで1年近くかかった。(双極性Ⅱ型の三分の一が単極性うつと誤診されている指摘もある)

【うつ病と躁うつ病の相違点】
      単極性うつ病          双極性うつ病
発症頻度  多い(10%~20%)        少ない(0.8%)
遺伝性     低い              高い
初発年齢  中年期~初老期         青年期~中年期
病前性格  執着・メランコリー性格        循環性格
発症形態    緩徐            急速な発症と終息
病巣期間  比較的短い           長い(Ⅱの方がより)
病巣反復  比較的少ない          多い
自殺の危険性       双極性のほうが高い
薬剤性躁転   少ない             多い
第一選択薬   抗うつ薬            リチウム 
性差      女2:男1            男女同率
【予後・再発】
従来は予後が順調と考えられてきたが,最近の研究では,再発率が高く慢性的病気であるということがわかってきた。さらに,再発を繰り返してゆくうちに間隔がだんだん短くなってくるので,再発予防が極めて重要である。
【大学病院受診】
 12/14(金)以来の受診。現在服用している薬は,デパケン200mg×2 リーマス
 200mg×3 リーゼ5mg×2 レンドルミン0.25mg×1 ロヒプノール2mg×1
デパケンもリーマスも対躁効果はいいのだが,対うつ効果はあまりよくない。
 ラモトリジンンという海外では使用されている抗けいれん薬が,うつに効果があ るということなので,早い認可が期待される。
 またデパケン,リーゼとも抑躁効果水準に達していないので,徐々に増量してゆ  く。今回は,リーマスが200mg追加された。



 
 








最新の画像もっと見る