おっさんのとほほな英語(とか)挑戦記

50代おやぢの迷走英語(やら)学習記録。
英語を勉強して、夢は通訳ガイド試験
合格!?みちのりは遠い・・・

のだめカンタービレ

2009-02-22 20:19:40 | 読書記録(とほほ篇)
英検終わってからどうもダレ気味。気合い入れて試験受けたのってずいぶん
久しぶりだから仕方ないと思うが、ええ加減なんとかせな。

でこの週末なにかやったのかっていえばナニもやってない。のだめカンタービレの
アニメ借りてきて見ただけ。情操教育も大事だし。

のだめカンタービレはドラマをレンタルDVDで見て興味が湧き、原作を大人買い
した。大人でよかった。既発21巻、溺れるように読みました。いやあ面白い。
原作が中断してるのでアニメまで借りてきてしまった。でもやっぱり原作マンガが
いちばんだなあ。ドラマはよくがんばって作ったと思いますけどね。

ヨメハンになにがそんなに面白いの?と訊かれるが、なかなか答えにくい。
理屈っぽい答えは、よくできた青春小説というかビルドゥングスロマン
(成長物語)だから、になる。この手の話が好きなのだ。ストーリーに身を任せて
読んでいくのがなんとも心地よい。

あと、貴種流離譚の要素も持ち合わせてますね。のだめがダメダメに見えて実は
とんでもない才能の持ち主であるとか、そしてそれを自分で持てあまし気味で、
千秋という触媒を必要とすることとか。

よくかんがえてみると、これは西遊妖猿伝と同じパターンだ。

フィクションの世界での黄金律なんだろうけど、真っ正面から取り組んでケレン
味なく表現した作品はなかなか出会えない。日本の小説ではこういうのはお目に
かかれなくなってるし。だから文学読む人が少なくなってるんじゃないかなあ。

と思ったところで眠たくなってきた。英語のお勉強はまた明日から・・・。

挫折本の数々(その1)

2009-02-19 02:56:28 | 読書記録(とほほ篇)
難しいとか面白くないとかで放り投げた本は山ほどある。というより、1/3
くらいあるぞ。勢い込んで買ってはみたものの読めない理由はナンジャラホイ。

・ツマラナイ
自分に興味のない分野はダメみたいだ。いわゆるサスペンスというか冒険小説の
類はミステリの近縁種として扱われるけど、自分はあんまり興味がない。それに
政治経済の知識がないと、ストーリー自体さっぱりということがある。
南米の麻薬組織と闘う刑事物を読んだときは半分で挫折した。文章はそんなに
難しくなかったんだけど。あとSFもダメ。いまだにハインラインの"Door into
Summer"が読めてない。それとワシは洋書・和書を問わず女性作家が苦手である。
構成が緩い作品が多くて、イライラする。長いことアメリカでベストセラー上位
だった"A Memory Keeper's Daughter"もいちおう読んだけどシンドかった。
例外はAnne Tylerで、「アメリカの向田邦子」と呼ばれるくらい(ホンマか?)の
ストーリーテラーだからだ。3冊くらい読んだらお腹いっぱいというかんじになったけど・・。

・ムズカシイ
文章がムズいのもあきませんな。ナボコフの"Lolita"はこの大傑作をなんとか
読んでやろうと鼻息荒く挑んだものの、ようやく主人公がLolitaと出会った
ところ(最初のほうです)であえなくチーン。ラルフ・エリソンの"Invisible
Man"もアカンかった。ジョン・アーヴィングの"A Son of the Circus"も。
アーヴィングは"A Widow for One Year"と"Until I Find You"は読み終えたけど。
面白くないとかじゃないので、いつか読めるようになる日が来るかもしれない。
いつやねん。

・ワケワカラン
ツマラナイのと似ているが、ノンフィクションの系統に多い。フィクションは
ストーリーに乗っかってりゃなんとかなることが多いけれど、ノンフィクションは
そうもいかない。Robert Harvey っつうひとの"American Shogun"は昭和天皇と
マッカーサーとの関わりを描いた興味深い作品だけど、細かい事実の積み上げ
(ノンフィクションではそれが誠実な証だろうけど)がなんとも読みづらく挫折。
逆に、自分が興味ある分野のヴェトナム戦争を描いた"Tiger Force"という作品は
実に面白かった。さすがピューリッツァ賞を受賞しただけのことはある。
この分野も英語力がつけば(苦にせずに読むことができれば)面白く読めるのだろう。
そうなるようがんばりたい。と思うのは簡単だけど・・。

あと小説でも短編はムズカシイ。ストーリーの流れがないので、作家が設定した
世界を受け取るということがなかなかできない。スチュワート・ダイベックの
"The Coast of Chicago"もかろうじていちばん長い作品が読めただけ。試しに
翻訳(「シカゴ育ち」)を読んでみたらスイスイ読めた。
やはり母国語と外国語の違いというのは大きいんだなあ・・・。

Double Whammy / Carl Hiaasen (その2)

2009-02-15 01:52:07 | これ読んでます。
読了。ストーリーが収束するというよりは拡がっていってそのまま放り投げた
ような結末がやや不満だったけど、ハイアセンの場合個々の作品はフロリダの
自然を背景に展開される連作のひとつというかんじなのでこうなるのだろう。

おなじみ怪人スキンクもまだ人間らしくて、全編にわたって登場する。というか
実質的な主人公だな。片目を失ったいきさつがこの作品には描かれている。

いままで読んだのは
Skinny Dip (2004)
Native Tougue (1991)
Basket Case (2002)
Lucky You (1997)
Nature Girl (2006)
で、これで6作品読んだことになる。意外に多く読んでるな~。
どれもこれもイカれた連中が繰り広げる珍騒動を描いてるけど、あひゃひゃと
笑えたのは"Native Tougue"とこの作品。だいたい主人公はマトモで、変なのが
絡んでくるというパターンが多いが、"Nature Girl"は主人公がイカレてるという
ちょっと趣向を変えた作品で面白かった。

"Native Tougue"は15年以上前に買って、爾来本棚に眠っていた。"Skinny Dip" を
読み終えたあとで家にあることを思い出したのだ。ずいぶん時間かかったもんだ。
昨年末、ジュンク堂で洋販が抱えてた在庫本の半額セールで大量に買い込んだんで
まだ3冊くらいストックがある。単語がかなり手強いが1級受験のため憶えたのが
たくさん出てきて、勉強になる。

ハイアセンは面白いけど、けっこうクセが強いので続けて読むのはちとキツイ。
次は途中で放り投げてるTim O'Brienの"Going after Cacciato"に挑戦するかな。

西遊妖猿伝

2009-02-12 00:19:21 | 読書記録(とほほ篇)
ご存知?諸星大二郎の代表作にしていまだ完結していない大作。1983年連載開始
だから、もう四半世紀以上前だ。ワシがまだ新入り社会人だったころだ。
短い中断をはさんで14年かかって、玄奘三蔵が唐を脱し西域に入ったところで
11年にわたる中断。ようやく昨年モーニングに連載再開と思ったらまたこの秋まで
休載されるらしい。なんなんだよ~。

はじめて読んだのは90年頃で、たちまち虜になり単行本が出るのを待っては耽読
していたが、さすがに待ちくたびれてあきらめていた(諸星大二郎は未完作品が
多い)。沙悟浄がいまだ登場していなかったのに、やっと出てきたと思ったら、
これだ。作者も還暦なのでムリはできんのかのう。

諸星大二郎は、日本神話・中国説話・西洋童話にヒントを得た作品が多いけど
ワシは中国モノがいちばん好きだ。描線がいちばん合ってる気がする。
不定型な化け物がよく出てくる日本神話モノも好きだけどね。
中国モノの逸品が「諸怪志異」で、聊斎志異に範を借りた短編集だったが
いつのまにやら連作となってあれれと思ったら中断。どうもこの作家は
長編の最期を決めかねて未完なのが多いみたいだ。基本的に短編作家なんだろう。

ファン(ワシもほとんどの単行本を持ってる)の多い作家らしいが、なぜか
実生活では一人しか知らなくて、それもワシのヨメハンである。彼女は日本
神話モノがお好みのようだが、日本古代史を調べてみるとかの熱意はない
ようだ。いちど大神神社に連れて行ったが関心なさそうだった。どっちかいうと
星野之宣のほうがよりお好みに見える。

いまだ作品は半ばといったところだろうが、なんとか完結してほしいものである。
かなり望み薄なのかな~。

Double Whammy / Carl Hiaasen

2009-02-08 07:47:23 | これ読んでます。
ハイアセンは人気作家でほとんどが翻訳されてる。"Skinny Dip"(邦訳名「殺人は
お好き?」)は、このミスかなんかで2位になってたけど、どれくらい日本で売れ
たんだろう。コージー・ミステリが人気なので、なんかそれに乗っかったような
カバーと邦題で読んだ後「だまされた!」と怒ったひともいたんじゃないかなあ。

ハイアセンはもっとおふざけ度が高いというか、ハチャメチャな展開とシリアスな
問題提起が混在してる作家だ。少なくとも午後の紅茶が似合う作家ではない。
(アイスティーはアリかもしれないが)

ひとことでいえばお笑いミステリ作家なんだけど文章はなかなか手強い。
単語が難しいので、きちんと辞書を引きながらだととても読み切れない。
ワシの英語力ではなかなか難しいはずだが、スピード感がありなんとか読ませて
くれる。

この作品は1987だから、かなりの旧作なので携帯電話とかがでてこない。
邦題は「大魚の一撃」だけどとっくに廃版だろう。邦題のとおり、バス釣り
トーナメントをめぐる陰謀にかかわる珍事件を描いてる。

いまのところ1/3まで読んだ。感想は読んだ後(いままで読んだ他の作品とかも
含めて)で。

2008年度第3回英検結果

2009-02-07 02:35:52 | 英検
オンラインで結果発表。

語彙20/25 読解26/26 リスニング19/34 作文12/28 計77点
合格点は78点・・・

語彙・読解9割 リスニング・作文5割というわかりやす過ぎる結果。
さすがに凹む。意外と択一で(特に語彙)点があったので夢見てしまった。
作文は結局なにもせずじまいだったので当然といえば当然だけど、
ポイントがよく分からない。読解はそんなに難しくないと分かったのが
収穫か。リスニングも漫然と聴いてるだけじゃダメだなあ。

次を受けるときは
語彙 15 読解 26 リスニング 24 作文 16 あたりを目標にしよう。

わたしの勉強法(その2)

2009-02-06 03:30:16 | 勉強法
単語集というのに相性が悪く、大学受験のときさえマトモに1冊終わらなかった。
憶えたつもり→忘れてる→やり直し、のスパイラルで前に進まないのだ。
そのころは「試験に出る英単語」くらいでしたけどね。同級生が「もう3周目や」
とかいうのを聞きながら、あせってた。あせったところで憶えられる訳もなく、
仕方なく研究社の「新々英文解釈研究」とかの問題をうんうんいいながら解いてた
のである。それと文法の問題集を何度も何度も繰り返してやった。

単語を憶えるのが苦手なのでそっち方面に逃避してたのだが、それがかえって
よかったのかもしれない。文法はかなりやりこんだので、いまだにその遺産で
やりくりしている。あと、単語が憶えられないので辞書をコマメに引くクセが
ついた。単語苦手な割には模試なんかの結果は意外とよく、得意科目となった。
いうところの「基礎力」がついたんだろう。なにが幸いするかわかりませんね。

こういう経験があったので単語集を敬遠してたのだが、さすがにボキャビルの
必要性を感じ、しぶしぶトライすることにしたんだけど・・・
まず、洋書の単語集、Basic Word List。Basicといってもネイティブが大学受験
用に使うBasicだから難しいのなんの。いちおう文例はついてるのだがアルファ
ベット順に解説もなく単語が並んでいるだけで、i あたりまでいったところで
あえなく挫折。im-、in-の単語の連続にめげた。

続いてWebster's Vocaburaly Builder。これは語根から単語を丁寧に解説して
いる本で、言葉に関するウンチクがいろいろ披露されており面白い。ただし
例文もやたら難しく、読むのにかなり骨が折れる。あとラテン語、フランス語の
語源と関係ない単語は当然含まれないという弱点がある。とはいえ語源の学習に
なるのでかなりのオススメである。

結局、ALKのレベル別単語12000(1000語づつレベル別になっていてLevel12まで
分かれている)が単語だけネット上に公開されてるのでLevel11,12をコピーし
Excelにペースト。1語づつコメントに意味を書いていくという、なんとも地道
な作業を行うこととなった。綴りを入力する必要はなく、それにワシはBabylonと
いうマウスオーバー辞書(単語の上でクリックすればひける)を持ってるので
案外ラクチンであった。

さてそれだけで憶えられるワケもなく、なんらかの手段を講ずる必要があった。
そこでアメリカヤフーの写真投稿サイトで単語入力→検索し適当なイメージを
見つけたら単語のよこっちょにそのURLを貼り付けた。これはなかなか良くて、
よいのが見つかれば一発で憶えられた。それを見つけるのが大変だったけど・・。

休みの日にまとめてやって、毎日ちょこちょこ眺めていた。よいイメージが見つ
からないのは辞書を引いて語源を調べたりした。全部ではないけれど、かなり
憶えられたと思う。こう書くと大変そうだが、結構楽しんで作業できた。
だいいち、単語集を暗記するのに比べたら格段にラクだった。

パス単もいちおう買ったが結局憶えられず、すぐ挫折。高校時代からちっとも
進歩なし。いつまでたっても単語集の苦手なワシである。

わたしの勉強法

2009-02-05 05:07:52 | 勉強法
勉強法っつても通勤電車のなかで本や新聞を読んで、気分転換にpodcastを
見たり聞いたりする程度である。家でCNNを見たりすることもあるが、
ウチはTVが一台しかないのでヨメハンとの兼ね合いもありずっと、という
わけにもいかない。

i-podを買ったのは去年1月の準一級を受ける直前で、それまではペーパー
バックを読むだけ。勉強という意識はまったくなくて、ただの暇つぶし、
娯楽の類である。結果的にはそれが良かった。勉強を頑張ろうと思うと絶対に
続かなかっただろう。

準一級に受かったときは正直なんだこんなものか、というかんじだった。
(そんなにいい成績というわけではなくて、合格者平均よりちょい上ぐらい
だったので偉そうに言えたモノではないのだけど、単語集憶えるとか問題集を
解くとか一切しなかった。じゃまくさかった)

しかしそのころから、さすがに語彙力不足を感じてきた。最初はストーリーを
追っかけるだけで満足してたのが、読解力が上がってきて分からないところが
出てくるとイライラすることが多くなってきた。

それで単語集についに手を出したのだが・・・