福本和子のブログ

日本の伝統に目を向け、現代感覚でもの創りをし、21世紀につないでいくのが
「福本和子のライフ工房です」

土は興味しんしんだけど、難しい!

2011年12月27日 | 
土を採取に行く間がないので、いろいろ探して購入している。
限界が来たらスコップもって出かけるでしょうが、今は寒い!

京都の土、黒聚楽土と白土でまず作ってみる。京都の伝統的な土らしいが
私にはまだ分からない。ともかく描いてみたい。
私らしいやり方で描きながら学んでゆくことにした。

ニカワの濃さ、水で全体を薄める濃さがなんとなく分かりそう。
早くいろんな色を作って混ぜてみたい。もちろん柿渋とも。

一般的な土色ばかりなので、ブルーを探してイタリアの顔料オルトラマーレを
見つけて発注した。親切なところで、原材料もチェックして
天然と言うことだったが、送られてきたら余りに鮮やかすぎる。

いろいろ調べてみたら、日本でいうウルトラマリンは天然だと恐ろしく高価!
使えるものではないことが分かった。
今、イタリアの赤とレモンを注文しているが、これは天然だと思う。
何ごとも勉強しないと分かりません。



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「土絵の具」は難しいが、ラストワークに相応しい。

2011年12月18日 | ユニット
本格的に「土絵の具」の取り組みがスタート。
絵の具を作って描き始める。

東京で2人の方にお聞きしたけど、簡単なものじゃない!
粒子の細かさ・膠の薄め方等は自分で体験して学ぶしかない。
ともかく、私流でないと気がすまないのだから苦労は仕方ない。

奥が深くてラストワークにはふさわしい。
柿渋より、淡白で今は一色だから物足りないけど、臭いの無いのがGood!
描くことだけに集中できるのは、1年ぶり!この自由は大きい。
しかし、渋とのコラボは考える価値は多いにある。
大地のパワーを確認するためにも今後の課題です。



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「土」の始まりです

2011年12月11日 | 自然
「土絵の具」の始まりは、いただいた沖縄の黄土。先日の和紙に塗りました。

乾くと全くの土テイスト。もっともなことですが、和紙を使う必要が希薄でした。
型を創るためと言えばそれまでですが、もっとベストな使い方をしないと、
両者に失礼です。紙でなくても木のパネルに漆喰を塗って、
ベースを創るのも方法だと思う。
となると漆喰を知らなければ……。情報はいっぱい。ネットは便利!と実感しました。

教えて下さる方はいますが、サンプルを請求してトライしたり、
自分でも勉強しなければ始まりません。

柿渋のゲルと馴染むのか?分離するのか?も試してみたいテーマです。
新しい発見があるかもしれません。

土絵の具は顔料等の完成品を買うのではなく、まずは自分で作ってみたい。
採取に行くのが大変そうですが……



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久しぶりの「私の和紙」の感触

2011年12月03日 | ユニット
久しぶりに「私の和紙」楮100%の分厚い溜漉きです。
布地に柿渋の1年から和紙へ。何とも言えない「ありがたい」と言った感触でした。
でも、手の動きがいまいちで、こなれるのに少し時間がかかりそう。
離れると手の動きさえ戻るのに時間がかかります。
機械でないのはこう言うことです。

人の手の100%再現はロボットでも無理と言われていますが、
手がツールの私には「神」が創られたものとしか思えない。
機械も必要だけど有効に手を使いたい。

今回は、和紙を染める訳ではなく、新しいトライを考えている。
自然テーマでゆき着くラストワークでしょう。しかし、それもこれからのこと.
私に出来るのか?する意味があるのか?からの始まりです。

柿渋オブジェは始まったばかり。ニーズがあればいろいろ発展させますが、
そのためにも新しいトライは必要です。あらゆる角度からもの創りをし、
ベストのカタチで融合させたい。
次の素材にご対面から始まりますが、どうなることやら?


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