ひょいと庭に出て見るとアザレア(Azalea)が元気よく咲いていた。いつも一つ二つ咲いているのだが、土壌が合わない性か元気に咲いているのは今まで見たことがなかった。植えてから二十年は経過していると思うけれど、成長も極めて遅く、増えもせず減りもしない。
アザレアは別名:セイヨウツツジとも言われ、所謂ヨーロッパで改良された園芸種である。
元種となっているのは日本のツツジなので、よく似ているのは当然である。Netでアザレアを調べてみたが、花の周りが白で、中が赤というのは珍しい。逆はよく見掛ける。長い間アザレアだと思っていたが、画像検索するとアザレアも出るがサツキも出て来た。しかし、我が家のサツキはまだ全く咲いていないところを見ると、やはりこれはアザレアなのか。本当の所は、よく解らない。この時期は、ツツジが長期間咲いているように感じるのだが、実はムラサキツツジ、ツツジ、クルメツツジ、キリシマツツジ、アザレア、サツキと次々連続して咲いている。よく見ると花の色や形、葉の形がそれぞれ異なるのだが、細かい所を気にしなければ大方は似たようなものである。
四月二十九日、にわかに夏日(25度超え)になってしまった。
これで少し遅れ気味だった草花の開花もその成長バイオリズムを取り戻すかもしれない。
今回はF2.8くらいに少し絞ってみた。相変わらずピントは掴み難いが、雄シベの天辺に合わせたつもり。少し絞っても強力なボケは健在で、この辺が見た目違和感のない自然なボケなのかもしれない。
F1.2の個性を生かした描写とは言えないかもしれないが、背景はふわりと優しくボケて、程よく主体を浮き立たせている。実際、F1.2の個性はあまりに強く、なかなか御し難いものがある。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens NIKKOR-S.C Auto 55mmF1.2/Nikon
Mount Adapter NF/SαE/RAYQUAL
Filter SL39・3 φ52 UV/Kenko
Hood φ52mm Rubber/ETSUMI
久々に晴れて、午後散歩に出掛けてみた。今年は三月中から天気が悪く、台風もどきの風雨だったり、寒かったりで桜の開花も随分遅れたようだ。その為か、ここに来て野の花々が一斉に咲き出した。
庭のブルビネラ、スイセンやチューリップ、ツリガネスイセンも咲いている。薬師池の様子も日々忙しく変化しているに違いない。昨年、結構細かく見た筈なのに、結構新しい発見がある。ヤマルリソウ(山瑠璃草)、カキドオシ(垣通し)、ムラサキケマン(紫華鬘)ヒメオドリコソウ(姫踊子草)など。
咲き始めたばかりのツツジ(躑躅)だが、これにも種類はたくさんあって、撮った写真を調べてみるとキリシマツツジ(霧島躑躅)というものらしい。何でも、鹿児島県下の霧島山の山中に自生するツツジの中から江戸時代初期に選抜したものが全国に広がったらしい。見ての通り、本当に綺麗な花だと思う。花は造形や色もさることながら、最も魅力的な部分はそのグラデーションにあると思う。
真似することの出来ない自然の絶妙な表現力である。刻々と変化する流れの中で、全てを記憶に留めることは難しいが、それを一枚の画像として固定することが出来た時こそ撮影者の至福の瞬間である。全ての物事が忘却の淵に押し流されても尚、記憶の底から蘇らせてくれる一枚に違いない。
前回(三月末)は咲き始めたばかりのヤマブキ(山吹)だったが、今回は満開。新緑の中にあって、派手な黄色は良く目立つ。よく黄金に例えられるヤマブキ色だが、何分本物を見たことがないので何とも言えない。日本橋・高島屋で開催中の「大黄金展」を見るべきだったか。
感度補正は使用しなかった。絞りは全てF1.4、シャッター速度で感度(ASA)を出来るだけ100になるように調整して撮影した。相変わらず前後強力なボケである。この結果から(好みの問題ではあるが)、もう一段絞っても良いかも、と思う。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens NIKKOR-S.C Auto 55mmF1.2/Nikon
Mount Adapter NF/SαE/RAYQUAL
Filter SL39・3 φ52 UV/Kenko
Hood φ52mm Rubber/ETSUMI
「重い、デカイ、ゴツイ」は明るいLensの宿命のようなものである。それ故にという訳ではないが、山のように所有するLens達の中にあっても、F1.2は唯一この1本だけである。
凡そ50年ほど前のLensであるが、外観の経年のスレ少なくガラスも綺麗で、入手したときの状態で、そのまま使用している。近い将来保守するとしたらフォーカス環のグリス交換くらいのものであろう。
撮影は最短(0.6m)距離である。右背景に見える白い綿のようなものは隣家の庭の比較的小さな白い花で、歪んだ円形ボケの状態。隣家との間のフェンスは少し二線気味にボケている。2つの白いチューリップの間は10cmくらい離れているが、左側のチューリップのボケはジワリ滲んだようなボケである。これがF1.2特有のボケなのかどうかは判らないが、確かに強力なボケである。それが為か、とにかくピントの山が掴み辛い。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens NIKKOR-S.C Auto 55mmF1.2/Nikon
Mount Adapter NF/SαE/RAYQUAL
Filter SL39・3 φ52 UV/Kenko
Hood φ52mm Rubber/ETSUMI
他のレンズと同じように、開放における描写は破綻とまでは言わないが、やはり厳しいものがある。
一般的に開放における描写が安定しているのは開放値F2以降のLensではないだろうか。このことを踏まえれば、F2より明るいLensの場合は一段絞って撮影するというのが真っ当な事のように思える。
明るいLensは開放で撮らなければ意味がないという話もあるが、決してそんなことは無い。
F1.2をF1.4に絞って撮影するとき、いわゆるF1.4のLensの開放で撮るのと一見同等である。しかしそれはF1.4のLensで、開放で撮るのとは全く異なるであろう。一方は「余裕のF1.4」であり、他方は「限界のF1.4」なのである。Auto-TAKUMAR 55mmF1.8にも同じことが言えるかもしれない。
F1.8から一段絞ってF2とすることで、例の気難しさは鳴りを潜め、Lens本来の持ち味を表出してくれるのではないだろうか。
最初に手に入れたのが2022/09/28、Auto-Takumar 55mmF1.8(後期)であった。してその2日後の2022/09/30、Auto-Takumar 55mmF1.8(前期)を入手した。結局同じようなものが前期、後期と揃うかたちになってしまったのである。それにはちょっとした理由がある。
「前期」を落札するとき、前玉に盛大な拭きキズがることは承知していた。だから「後期」のLensを転用出来ないか期待したのである。実際、この顛末はどうなったかと言うと、焦点距離55mmF1.8で5群6枚という構成は同じであるが、「前期」はUltron型、「後期」は変形 Double Gauss型ということになっている。要するに似て非なるものである。
前玉、後玉は確かに同じ径で互換性がある。しかし、肝心の屈折率が異なるのである。
実際にLensを入れ替えてみると、大幅にFlange backがズレてしまう。結局、ニコイチは出来なかったのである。それに「後期」は、格安で入手できたにも関わらず意外に美品で部品取りには勿体ない、「そのまま使うべき」モノであった。それに比べて「前期」は「後期」に比べて4倍以上の価格で入手したにも関わらず、使ってみようと言う気にもならないくらい幻滅するLensなのである。仕方なく全て清掃して最初の状態に元に戻すことにした。
Pentaxの「ゼブラ」デザインは、他には見掛けない。この時期だけ作られたモノであるらしい。
他メーカーにもゼブラ柄はあるが、数は少ない。とにかく「ゼブラ」というだけで、お高いのである。どう考えても見合わない値段である。それから時が流れ、ゼブラのことは忘れ去ったかに思えたが、突然再会の機会がやって来た。
2024/03/03、PENTAX K型がLens付きで出品されているのを見つけた。Lensの画像や商品説明は少なく、判断に困るものだったが、なんとなく良さそうな雰囲気が・・・・したのである。
落札の結果、Lensは最初の「前期」よりもかなり綺麗で、例のTop Lens(盛大な拭きキズ)とRear End Lens(カビ痕が目立つ)の2枚を入れ替えることが出来た。Lensのヌケも上々である。Focus環も文字がより綺麗(鮮明)なので交換した。
分解してみると判るが、このLensは銅鏡内部で緩衝材としてゴムが2か所使用されている。
最初の「前期」は分解に失敗して、緩衝材の止めネジを1本破断してしまい欠品状態である。
これも正常な状態に修復することが出来た。絞り羽根10枚というのも魅力の一つだが、慣れているとはいえ組み立てはなかなか難しい。悪戦苦闘のRestoreを経て、ほぼ完璧にニコイチを完成させることが出来た。気分の問題かもしれないが、とにかく完全修復されて使ってみようという気持ちになったことが何よりも重要なことである。
なぜ、ゼブラに拘るのか。実はAuto-Takumar 55mmF2で撮った写真に原因がある。
詳しくはBlog:2021/05/16「菖蒲」を参照していただければと思うが、その画像の背景ボケがどうしても気になってしまい、「当然、F1.8にすればもっと良いはず」という勝手な妄想に陥ってしまったのである。
2024/03/20「早春」でも記したように「Lensが明るくなった分、気難しいLensになったという印象」なのだが、要は使い方次第であって、Lensの魅力を何等損なうものではない。
Old lensのファンとしては至福のAuto-Takumar 55mmF1.8(ゼブラ柄)なのである。
昨日夜から今日の午前中まで、台風のような風雨でちょっとビビリ。
一転、午後から晴れた。何となく蒸すような空気だが、例の公園へ出掛けてみた。先日も出掛けたので、それほど変わり映へのするはずもないが。お供はAuto TAKUMAR 55mmF1.8(ゼブラ)。
カタクリ(片栗)の花は今が盛り。先日見た時は紫の色が薄かったが、今日はそれなりに濃い。
どうやら日が経つと色が濃くなるらしい。
背景のカタクリは二線気味でザワつき、ちょっとうるさい感じ。もう少し距離があれば良かったのかも。この辺が難しいところだ。
歩道に覆いかぶさるように大きなツバキの木がある。昨日の風雨もあって、ツバキの花が盛大に散って、地面が紅く染まっていた。白い花もあるのだが、やはり赤が目立つ。とにかく首からポロリと落ちる派手な散り様。
ちょっと変わった花を見つけた。いつも通っている歩道にも関わらず初めて見る。
これ、キブシ(木五倍子)というらしい。葉が一枚も無いので、妙な感じもするが、もうすぐ葉が出てくるらしい。初夏には緑のぷっくりした実が成るという。この写真では判らないが雌雄異株らしい。要観察だ。
背景にも同じキブシの花を入れたが、もう一段絞るべきだったか、あまりにも溶けてしまって、何が何だか判らない。ファインダーから見て、この辺の加減が判らない。
咲き出したばかりの「ヤマブキ」。
前回撮ったユキヤナギやヒウガミズキは満開だった。これからしばらくは花の饗宴が続く。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens Auto-TAKUMAR 55mmF1.8/Pentax
Mount Adapter M42/MEX(Ping押しFlange無し)/FOTGA
Filter PRO1d PROTECTOR(W) φ46/Kenko
Hood φ46mm S/Walz
三月になって、暖かい日もあるのですが、風も強く寒さがぶり返して来ます。体感12度くらいでしょうか。まだ春は先だろうと思いながらも、気を取り直して今年初めていつもの公園へ散歩に出掛けました。今日のお供はPentaxのAuto TAKUMAR 55mmF1.8(ゼブラ)です。
公園までの途中の道端にタンポポやハルジオンのような花が咲いておりました。何だ何だ、結構咲いとるじゃないか、とか思いながら公園に着いて最初に出会ったのは薄紫の「カタクリ(片栗)」の花でした。日当たりの良い所に群生しておりましたが、これは人為的に植えたものと思われます。
マクロじゃないので、なかなか寄ることは出来ません。カタクリ、意外と早く咲くのですね。
紫の色がとても薄い印象です。
次に出会ったのが「ツバキ(椿)」です。人家の玄関や庭先では大きな花の椿を時々見掛けますが、公園では小さな花のツバキばかりでした。様子からすると2月中くらいから咲き始めたようです。
赤、白、斑入りの白など色もとりどりです。
Auto TAKUMAR 55mmF1.8のフレアや丸ボケを楽しむため、全て絞り開放で撮っています。
元々、古いLensはゴーストやフレアが出易いのですが、光源の角度によってこんな風に虹色フレアが出ることがあります。TAKUMAR Lensの個性の一つかも知れません。光源は左上方向にありますが、撮影時に一瞬虹が出るのに気が付き、花を挟んで何とか取り込んでみました。
アセビ(馬酔木)も咲き始めた所です。
そしてユキヤナギ(雪柳)が満開でした。
早咲きの桜も咲いていました。
とても小さな花です。最初は葉かと思っていましたが、近くでよく見ると花でした。
ヒュウガミズキ(日向水木)というらしいです。
考えてみれば三月も中を過ぎました。いろいろな花が咲いているのは当然なのです。
さて、Auto TAKUMAR 55mmF1.8の写りはどうでしょう。
それらしい溶けるようなボケ味の描写もあるのですが、ザワザワしたものもあります。
これを自在に使いこなすのはなかなか難しいように思いました。今回は絞り開放でしたが、1段~2段絞ってみたらどうなるでしょうか。期待以上の写りをするかも知れません。
「55mmF1.8」に拘ったのは、弟分の「55mmF2」の写りがあまりにも良かったことが原因です。
「当然、F1.8にすればもっと良いはず」という勝手な妄想から始まりました。実際に使用してみて、Lensを明るくした分、気難しいLensになったという印象が残りました。
まあ、当然と言えば当然なのですが。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens Auto-TAKUMAR 55mmF1.8/Pentax
Mount Adapter M42/MEX(Ping押しFlange無し)/FOTGA
Filter 無し
Hood φ46mm S/Walz
1月5日、今回も南天の実がたわわに成りました。今年は雪が降るまで残っているでしょうか。
雪の中に赤い実が輝いているところを撮りたいと思っていますが、なかなか難しい設定です。
数年前に一度だけそんな機会がありましたが。
2月末、ひょいと庭を覗いてみると、たわわに有った南天の実が1つもありません。
どうやら鳥の餌になったようで、赤い実など最初から無かったかのようです。
以前、南天の実を啄む鳥を見たことがあります。
鳥は随分早起きで、夜明けとともにやってきます。鳥の種類は判りませんが、スズメとカラスの中間ぐらいの大きさで、結構な大きさです。
ある日、気まぐれに早起きしたのですが、「お~モルゲンロートだ」などと、思いながら外に出たところ、鳥と鉢合わせした訳です。向こうもびっくりしたようで、バタバタと飛び去って行きました。
いや、食事中失礼の段、お許しを!!という訳です。
今年になって最初に咲く花は蝋梅でしょうか。1月末、既に蝋梅が咲いておりましたが、寒くて写真を撮るまでには至りませんでした。2月も中を過ぎ、陽も結構長くなって春めいてきました。まだ日陰に入ると風が身に沁みますが、陽の当たり所では、何だかホカホカして来ます。庭に出て見ると、Xmas Roseが咲いておりました。2月5日は関東も雪が降りましたが、しかし、せっかく咲いてもこの寒さですから「虫」は居ませんので、どうやって受粉するのでしょうか。冬季咲く花は皆同じことが言えますが、考えてみれば不思議な花です。スイセンやチューリップもいつの間にか緑の葉が伸びてきました。全くもって「もうすぐ春ですね」。
Xmas Roseの花弁はあまりにも白いため、どうしても白飛びするので、少し暗くして撮ってみましたが、今度はせっかくの輝くような白が失われたような気がして、どうも納得できません。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens ZUIKO Auto-Macro 50mmF3.5/Olympus
Mount Adapter OM-NEX Pro Adapter/K&F Concept
Filter φ49mm MC Protector NEO(B)/Kenko
Hood 無し
日差しも暖かさを感じるくらいの比較的よく晴れた日、ちょっと散歩に出掛けてみた。
いつもの「ZUIKO Auto-Macro 50mmF3.5」を持って。
冬の独特の射すようなきつい日差し、激しいコントラストがあり、決して撮影向きの状況ではないが、それはそれとして、雰囲気が掴めたら良しとしよう。
薬師堂の前にはかなり大きな銀杏の木がある。樹齢100年位はありそうな雰囲気だが、これが盛大に葉を落としている。境内はこの落葉ですっかり埋まっていた。カサカサと落ち葉を踏んで歩くと、いかにも秋だなぁと思う。
木々が葉を落とし、いかにも冬らしいモノーラルで静寂に包まれた空気があった。
さすがに紅葉の時期は既に過ぎ去ったようで、見る影もない。
遊歩道には落ち葉が降り積もり、晩秋であることを教えてくれる。花の少ない季節だが、山側には僅かにカンツバキ(寒椿)が咲き、一抹の寂しさを癒してくれる。
木漏れ日の中、小ぶりで決して豪華とは言えないが、爽やかに凛と咲く寒椿も悪くない。マクロですが、背景のタマボケも悪くない。花びらのしっとり感が良く撮れている。2月中頃の春の訪れまでこのまま次々と咲き続けてくれる貴重な八重の花である。
12月になって我が家の庭のサザンカ(山茶花)も咲き出した。結構艶やかである。同じツバキ科ツバキ属だが寒椿より花柄(花弁)が大きく、ひときわ目立つ。
この時期だからせっかく花が咲いても肝心の虫が居ない。山茶花や寒椿の受粉は一体どうやって行うのだろうか。ちょっと気になる。
そうこうしている内に早十二月、今年も残りわずかとなりました。
今年は「ZUIKO Auto-Macro 50mmF3.5/Olympus」が随分活躍してくれましたが、来年はどんな年に成るのやら。そろそろ新しいOld Lensが登場するような気もしておりますが。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens ZUIKO Auto-Macro 50mmF3.5/Olympus
Mount Adapter OM-NEX Pro Adapter/K&F Concept
Filter φ49mm MC Protector NEO(B)/Kenko
Hood 無し
秋も深まって来ましたが、公園の様子はどうかなぁと思い立ち、いつものようにカメラをぶら下げて行ってきました。先ず、途中の路の日当たりの良い土手に「ブタナ」が咲いておりました。植物図鑑などには開花時期は6月~9月と記されているのですが、この近辺では4月~11月まで咲いているようです。やはり温暖化の性でしょうか。花の蜜を取っているのは何だか「貝」の名前のようですが、「ベニシジミ」という蝶らしいです。まあ、人が勝手に付けた名前ですから蝶には何の非もありませんが。
公園内に入ると目を引くのは紫色の「オオアザミ(大薊)」です。日があまり当たらないところでも育つようで、鮮烈な紫色がとても印象的です。
別名:トネアザミ(利根薊)、山薊などともいうようです。
調べて分かったことですが、アザミはとても種類が多く、そのため判別も難しくなります。
近くには、より小柄な「ノアザミ(野薊)」も見掛けました。(違っているかもしれませんが)
こちらは「ツワブキ(石蕗)」のようです。
こちらは「ナンテンハギ(南天萩)」と言うようです。
葉は南天のようで、花は萩の花に似ているところから、このような名前になったらしいです。
まあ、名前は結構適当に付けられているようです。
別名もフタバハギ(双葉萩)、アズキナ(小豆菜)、タニワタシ(谷渡し)等と。
原産地は「東アジア」ですから、やはり外来種になりますかね。
前回撮った時は濃い緑色だったのですが、今回すっかり赤くなっているものを見掛けました。
「マムシグザ(蝮草)」の実です。随分赤くなるものですね。
最後に「カンツバキ(寒椿)」の登場です。
八重の比較的小さな花ですが、これから2月頃まで咲き続けます。多くの植物が葉を落とし、休眠する時期ですが、何とも健気なものです。茶道では「ワビスケ」とか「ウラクツバキ」が有名ですが、トンと縁がありません。
「イチョウ(銀杏」」は少し葉が黄色に染まっておりましたが、紅葉はまだ先のようです。
やはり温暖化の性でしょうか、全くその気配もありませんでした。
ここのところオリンパスの「ZUIKO Auto-Macro 50mmF3.5」を使っているのですが、小型軽量ですっかり手に馴染んでしまいました。光が直射だと白っぽくなってしまいますが、明るい曇天下ではとても軟らかく撮れるようです。発色も優しい色合いで悪くないと思います。被写体によっては、もう少しクドい(諄い)色合いの方がリアルな場合もありますが、花は優しい色合いの方が合っていると思います。もう少し気持ちメリハリの効いた色合いを出すのであればYASHICAが良いかもしれません。更にケバくするにはMinoltaが良いかもしれません。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens ZUIKO Auto-Macro 50mmF3.5/Olympus
Mount Adapter OM-NEX Pro Adapter/K&F Concept
Filter φ49mm MC Protector NEO(B)/Kenko
Hood 無し
初秋のよく晴れた日の午後、久々の散歩に出てみた。この時期葉が落ちると実が露になり目立ってきます。今年も結構豊作なようで、見事にたわわになっておりました。柿の木はとても折れやすいのですが、こんなにぶら下がっていても折れないのは何故なのか不思議です。
むかし、会社の駐車場の隅に柿の木があり、結構実が成っておりました。新人女子社員が、お昼休みにこの柿の木に昇って美味そうな柿を取ろうとしたまでは良かったのですが、見事に枝が折れて落下、救急車を呼んだことがありました。妙なことを思い出すものです。
いつもの薬師池の散歩道ですが、奇妙なものを発見しました。
これは「実」なのですが、もう少し経つと赤くなるようです。
この「花」はといえば、まったく花らしくないもので、今まで何度も側を通ったはずですが、気が付きませんでした。それが「花」だとは思わなかったのです。Google画像検索で調べたところによると「マムシグサ(蝮草)」というらしいです。実の色、茎の色、花の色、どれも良く見ると気色の悪い色彩です。いわゆる「毒々しい」という奴です。
ヘビのマムシ(蝮)と同様に猛毒があるようです。
これはどこでも見かけますが外来種の「セイタカアワダチソウ(背高泡立草)」です。北アメリカ原産なのですが、観賞用切り花として持ち込まれたものが帰化したようです。このような外来種は本当にたくさんあるのですが、逆に在来種にはなかなかお目に掛れません。植物に限らず、昆虫や魚類、カメやザリガニにいたるまで競合しているようですが、大抵は外来種の方が体が大きく、力も強く、繁殖力も旺盛で、在来種は防戦、撤退の一途のようです。いや絶滅危惧種状態と言ってもよいかもしれません。これもグローバル化の一環なのでしょうか。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens ZUIKO Auto-Macro 50mmF3.5/Olympus
Mount Adapter OM-NEX Pro Adapter/K&F Concept
Filter φ49mm MC Protector NEO(B)/Kenko
Hood 無し