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天王谷IC

2017-06-06 20:28:38 | うんちく・小ネタ

千葉県 我孫子市 柴崎天王谷   ←この住所の由来

我孫子IC ( 天王谷IC 

                                                     

広報あびこ No.1376 平成27年(2015年)

ぶらり あびこ 散策 41 地名と神社~天王台     からの抜粋


みなさん、こんにちは。足の向くまま、今日は天王台駅へ。そういえば、ここはなぜ「天王台」と名付けられたのでしょうか。天王台駅は、昭和46年に開設された市内で最も新しい駅です。そして、同時期に開発された南側の住宅地も「天王台」。この名前の謎を追いかけてみましょう。最も考えやすいものとしては、地名です。そこで調べてみますと、柴崎の小字には、「天王裏」、「天王谷」というものがあります。ここからとられたものなのですね。では、なぜ「天王裏」、「天王谷」という小字があるのでしょうか。実はこの地域には、八坂神社がありました。明治初期の地租改正に際して作られた「字譯縮圖(あざわけしゅくず)」を見ると、ちょうど、円福寺や柴崎神社の東側付近に「八坂」と書かれていることがわかります。八坂神社は牛頭天王(ごずてんのう)を主祭神としており、そのことからこのあたりの小字に「天王」が使われたようです。八坂神社の跡地は区画整理によっていまは面影もありませんが、八坂様自体は、明治政府の神社合祀の政策により柴崎神社に合祀されています。時代を経ると埋もれてしまう地域の歴史はいろいろありますが、新しい地域の名前としてその名残をとどめる、そんなこともあります。ちょっとした手がかりから昔のことがわかったりすると、うれしくなるものですね。

 

『我孫子の地名と歴史  わが町の字誌(あざし)』崙書房出版 の304ページで天王谷が紹介されています





『我孫子市史研究』8巻の164ページ~165ページで字譯縮圖(あざわけしゅくず)を複写したものが紹介されています。原本との違いは大きさと、カラーか白黒かの違いとなります。

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