早稲田大学・慶応大学・上智大学の国語・数学・英語(さくら教育研究所:SKREDU)

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慶応大学、早稲田大学、上智大、東京理科大の様子

2023-01-30 | 日記

「独立自尊」が校風の慶應は、元塾長の安西祐一郎氏が入試改革の旗を振ったにもかかわらず、自学の入試ではゴーイングマイウエイだ。

ほとんどの有名私大が導入している大学入学共通テスト利用入試を採用していない。また国語を課す学部はなく、文系は小論文など、独自の入試科目タイプだ。国立大との併願者が予想より少ない可能性もあり、合格者の入学率が高い。

2021年入試の実績数値(朝日ランキング「2023年版」)によると、入学定員数が2000人以上の私立大で、「合格者のうち入学する比率」が一番高いのが慶應で39.4%、続いて早稲田が32.8%との順となっている。

 慶應SFC(湘南藤沢キャンパス) の総合政策や環境情報のように一般選抜が「AO入試」タイプだと、学力偏差値を気にしても仕方がない。そのせいかOBもユニークな人材が多いといわれる。

 一方、早稲田は在野精神を失い、政経が共通テストを一般入試で必須化するなど、文科省の入試改革路線を同調しているという声がある。

最近は「国際教養学部」が注目を集めており、海外留学生数では全大学1位だ。平成の時代に理工学部を基幹・創造・先進の3学部に、文学部を文・文化構想の2学部に再編した。理工では先進理工が学力偏差値を上げている。

 ただ近年は、一般選抜志願者数が10万人ラインを切る水準にまで減少。内部進学や学校推薦型選抜による入学者の割合が増えて、一般選抜の募集人員が減っているからだ。早稲田ならどの学部でもよいという受験生が少なくなって学内併願が減ったこともある。

上智大は理工人気に、東京理科大は県立高出身者が支持

 上智大は、どの学部も「共通テスト利用型」は募集人員が少ないこともあって、他の方式より志願倍率が非常に高い。23年には従来の4教科型に加え、3教科が追加されたため、私大専願の受験生も加わり志願倍率もアップした。たとえば、経済学部や理工学部の場合、「3教科や4教科の共通テスト利用型」は併願が多いのか、非常に高い志願倍率となっている。

 理工学部は理工系に関する語学教育が充実してグローバリズム時代のエンジニアを志向する受験生に人気だ。23年から定員増となっている。また伝統の外国語、文、総合人間などの人文系学部も健闘しており、慶応大文と同じランクをキープしている。

 東京理科大は、理工系が4学部あり学内併願しやすい。学力偏差値も差があり、理学部と工学部が高い。先進工と創域理工(23年改名)の両学部とやや差があるので、同一大学内で併願プランを立てやすい。そのため、高校別合格実績をみても千葉や埼玉の県立高校などの理系受験生に人気がある。

他の有名私大に比べて付属校からの入学者が少なく、一般選抜の入学者比率が約65%と高いことも、公立進学高の受験生に選ばれやすい要因だ。また薬学部や経営学部国際デザイン経営学科などは女子学生が増加し、東京理科大もイメチェンしつつある。