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スキムピース編集局 【skim peace】スキムボード フラットスキム フラットランドスキムボード

主にフラットランドスキムボード(フラットスキム)の概要やルールなど

スキムボードとフラットランドスキムボードの違いは?

2011年04月04日 | フラットスキム
◆フラットランドスキムボードはフラットスキムの略式愛称で親しまれています。

<良くある質問>

【スキムボードとフラットランドスキムボードの違いってあるんですか?】

簡単に纏めてみました。随分と内容が違います。フラットランドスキムボードの事をスキムボードと言ってしまいますと誤解混乱を招く事があります。指導する立場の方は参考にしてください。

まずスキムボードはマリンスポーツとしてサーフィン同様、波乗りスポーツとなります。それに対してフラットランドスキムボードは波の無い浅い海(干潟など)であったり川や沼、雨上がりの水溜り、またはブルーシートなどで簡易的に水溜りをつくってトリックやBOXやレールと言ったアイテムを擦るスタイルです。つまり両者ではフィールドが全く違うという事になります。

<違いのポイント:スタイル編>
◆スキムボードは波に乗る事を主体としたマリンスポーツです。
◆フラットスキムはトリックやBOXやレールを擦る事を主体としたボードスポーツです。


【フラットスキムとスキムボードでは同じボードを使用しますか?】

同じボードでは使用できません。両者とも全く異なった性質のボードとなります。波乗りスキムでは、ある程度水深の深い部分までボードに乗って波に到達させますので「浮力」が重要なポイントとなり限りなく軽量化されています。

それに対してフラットスキムのボードは薄い水面を長く滑る事が前提となりますので「表面張力」に適した重さとボックスやレールに当て込んでもビクともしない頑丈な作りになっています。カナダが発祥国と言うだけあって特に材質はカナダ産のメイプル木材が最高級とされています。また安全性と安定性と耐久性を高める為に贅沢にも7層以上のメイプル材を使い高圧縮製法で仕上げられています。

<違いのポイント:材質編>
◆スキムボードはフォーム材を使った軽量ボード
◆フラットスキムはメイプル材を使った重量ボード

そういった理由からフラットスキムの事をスキムボードと言ってしまうと誤解や混乱を招かせる事になりますので指導する立場の方はスキムボードとフラットランドスキムボードをしっかりと区別する必要が御座います。

<ローカルルールについて>
サーフィンやスキムボードをされている浜は何年もに渡り作り上げてきた絶対的なローカルルールがあります。または殆どの場合ボランティアで管理されているショップが存在しています。現地でのボーダー同士のトラブルを避ける為にも初めて海に入られる場合は必ずその辺りの指導を受けて下さい。代金を支払って使用する施設と違い無料で使える共用財産だからこそ、事細かなルールが存在します。予めご了承ください。

<フラットスキムのフィールドとシーズンについて>
なんだか煩わしいぞ?と思われている方!安心してください!フラットスキムは2007年、私たちが日本に伝道して以来、ずっと言ってるのが「干潟の海以外の場所も探して見てください」です。干潟のような海を除けば浮力の少ないフラットスキム専用ボードは海に適していません。実際に私たちは河川敷の芝生の上にブルーシートを敷いたり川の河口付近、中洲、湖、雨上がりに出来る大きな水溜り、人工池 etcと「フラットスキムは場所に限定される事無く行えます。」

更にシーズン期間も一般的なマリンスポーツに比べ圧倒的に長いのが特徴です。そもそも浅い水面で行う事が前提ですので水にドップり漬かる事は有りません。一定の実力が付くと殆ど濡れません。極端な事を言うと真冬でも防水性の高いスノーボードウェアやカッパと防水ブーツで行えば濡れなかったりします。

是非!フィールドは皆さんで開拓して欲しいのです。