☆その7 水を飲みその後川の字

3月14日夜中

トイレの電気をつけっぱなしにして、
いつでもまんじゅうが水を飲めるようにしておく。

家中水の入ったどんぶりだらけなのに、
雨水も取ってきたのに、
その水を湯冷ましにしてみたりもしたのに（大王作）、
トイレの水ばかり飲みに行く。なんでやねん。
あぁ、奇跡の泉だからか。
しょうがない。心行くまで飲みんしゃい。

大王の推理では、
「きっとまんじゅうはどこかの家に飼われていたんだ。
そしてその家でちょくちょくトイレの水を飲んでいたのだろう。
その後野良になり、トイレで飲むことは忘れていたが、
今、思い出したのではないか！？」
と。

そういえばまんじゅうは、
「まったくの野良」らしくないところがたくさんあった。
おどおどはしていたが、
結構すぐにお腹を見せてゴロンゴロンをみせてくれたし、

家の中に猫トイレを買った時も結構すぐに覚えた。
ヒトをあまり嫌わない。

やっぱり、元飼い猫か。
逃げ出したのか。
迷子か。
捨てられたのか。

つらつらとそんなことを考えながら、
便座の上に乗ったまんじゅうを見守る。
必死に首を伸ばして水を飲み、
疲れただろうにまだ便座の上でがんばってる。
しまいにうとうとし始めてる。
ぼちゃん！と落ちちゃー大変なので…
私もおちおち寝てなどいられません～!
まんじゅうが納得して自分で降りるまで、
トイレ前で電気ストーブつけて見守った。


やっと満足しておりた！
コタツへ連れてくる。
最近まんじゅうは夜ひとりで寝てた。
私の布団で一緒に寝るのは寝苦しかったんだろう。
そういうわけで、
付けっぱなしコタツにまんじゅうを寝かせる。
熱帯魚の水槽に使う温度計をコタツにセットしておいてと。
温度管理もばっちり～！（大体ですけどねｗ）
暖かいところで寝ててくれればちょっと安心。
私もコタツ脇で毛布に包まってウトウト。

しばらく寝たが、突然起きてコタツから出て来て隣の部屋へ。
どうしたんだろう。暑いのかな。

疲れて先に寝ちゃった大王の布団の上へ。
（あれ！めずらしい！！！！）
凹みを探してゆっくりと丸くなる。
うん。そこなら暑過ぎないのでなお安心できる！！

私も自分の布団に戻る。

久しぶりに、、、
（なんだかスゴク久しぶりに感じる）
まんじゅうを挟んで川の字になって寝た。



続く









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