VistaSP1のport445を解放

意味がわかる人には幸せになれるネタです


作成目的: Vista ServicePack1では、Samba over SSHが失敗する。(KB942624パッチ問題)
システムがPort445を占有するのを阻止するためのスクリプト。

使用方法: スタートアップに以下のperlファイルとバッチファイルを作成し、システムの起動時に一度だけ実行する。
(シャットダウンせずに実行しても失敗する)

バッチファイルのショートカットを作り管理者として実行をチェックしておく。
UACが有効になっているとnet startでシステム エラー5が発生するので、
管理者権限でこのスクリプトを起動する。


参考にしたサイト(JSB2008さん) Port forwarding 445 for SMB and SSH problem
Perlがない場合は、こちらのサイトからActivePerlをダウンロードしてインストールする。
(ダウンロードの画像をクリックする)


VistaのPort445を解放するPerlスクリプト startSMB.pl

use Socket;
my $protocol = getprotobyname('tcp');
my $addr = inet_aton('169.254.0.1'); #loopback address
my $port = 445;
my $dest = sockaddr_in($port,$addr);
#Mask port 445 on loopback interface
socket(SOCK, AF_INET, SOCK_STREAM, $protocol) or die("Can't create socket - $!");
bind(SOCK, $dest) or die("Can't bind socket - $!");
listen(SOCK, SOMAXCONN) or die("Can't listen - $!");
#Start evil hoggy service
system("net start smb");
#Shield the port for 5 sec to give it time to start
sleep(5);
#Release port
close SOCK;

perlを実行するためのバッチファイル startSMB.bat

@echo off
set SCRIPT_PATH=%~d0%~p0
set BINPATH=%SCRIPT_PATH%startSMB.pl
if not exist "%BINPATH%" goto :error
cmd /c  perl "%BINPATH%"
goto end
:error
echo File not found!
pause
:end

実行ファイルの設定
バッチファイルのショートカットを作成し、管理者として実行にチェック



起動時にSMBサービスを起動するのを停止する
デバイスマネージャーから
表示→非表示のデバイスを表示
メッセージ指向 TCP/IP および TCP/IPv6プロトコルを選択
ドライバ→スタートアップ:種類→要求

ループバックアダプタの設定に関するメモ書き

レガシーハードウェアの追加
一覧から選択したハードウェアをインストールする
ネットワークアダプタ
製造元　microsoft ネットワークアダプタ microsoft Loopback Adapter

ネットワーク接続
Microsoft Loopback Adapterのプロパティ
Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有　オフ

インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)のプロパティ
IPアドレス 169.254.0.1
ネットマスク 255.255.0.0
DNS なし
詳細設定　WINS
NetBIOS over TCP/IPを無効にする にチェックを入れる

必要に応じてIPアドレスを追加
169.254.0.20
169.254.0.22