ECLIPSE EYE

ここは記憶の舞台裏

紀伊半島フルコース 番外編

2004-06-28 21:53:22 | 戯言(日々書き捨て)
行ってはいないけど気になった場所とか追加ネタとかを

※道成寺
白浜より少し手前に道成寺(どうじょうじ)駅というところがあり、ここの道成寺は安珍清姫の舞台だとか。
もっとも、この安珍清姫の話は法華経の偉大さをアピールするための話らしい…

※紀伊田辺
この地を代表する有名人は3人。
武蔵坊弁慶
南方熊楠(博物学者)
植芝盛平(合気道創始者)
駅前にこの3人の看板があるんだが、3人とも髪の毛がちょっと寂しいので狙ってるように見えるんですが…

朝の散歩がてらに弁慶ゆかりの闘鶏神社(正確には「鶏」の字は違うんだが変換できない)に行ってみた。
池のほとりに立つとカメが寄ってきた…エサ持ってないのに来られるとちょっと罪悪感が…

ちなみに、駅周辺の街灯は弁慶を模していて、背中に武器の入った篭を背負い、片手に薙刀を持ち、頭は電球という凝った造りになっている。
で、何故かもう一方の手にはマグロがぶら下がっている…

※白浜
温泉街ってのは温泉以外に娯楽施設が無かったりするところが多いが、白浜はけっこう遊ぶところが多い。
白浜水族館の隣に南方熊楠記念館があったなぁ…見に行けば良かった…

※太地町
くじら公園を越えた先に落合野球記念館がある。なんとなくタイムリーなネタなので…

※龍神村
某ゲームの舞台だとか…

※梅干
紀州(和歌山県)は梅の名産地ということもあって高級な梅干がいたるところで売られていた。
博多行ったらひと箱1000円~な辛子明太子が売られていたのと同じ感覚だったが、梅干ひとつが何百円とかってもなぁ…と思い見送り。
好きな人には堪らないだろうけど…



こっちの方はドルフィンスイムやホエールウオッチングの施設などがあったり、スキューバダイビングが盛んだったりと水族館とはまた違う楽しみ方ってのがあるとは思う。
いずれはホエールウオッチングに行ってみたいものだ。

紀伊半島フルコース1日目

2004-06-27 22:35:29 | 旅行記
7月、8月に有給使ってくれという会社の意向により容易く連休になる状態となってしまい、山形・秋田と行く予定で残していた資金を使っていざ紀伊半島へ。

在来線を乗り継いで京都まで行き、特急オーシャンアローに乗り換えてまずは白浜まで。
白浜の駅員はアロハシャツが制服らしい…駅全体から程よい「これぞ観光地」なノリがあふれ返っていた。
伊豆半島の下田駅もこんな感じだったなぁ。

この時点ではアドベンチャーワールドは回避の予定だったので白浜海中展望塔の割引券だけ購入(駅で各種割引券が売られている)。バスに乗り込み白浜海中展望塔(コーラルプリンセス)へ。

海中展望塔というと正月に千葉の勝浦に行ったらメジナしかいなかったという経験があり、水温も上がってきたし今度は期待したいところ…
天気が悪かったがコバルトスズメダイ、ベラ、フグ、メジナとバリエーションが多くなかなか楽しめた。



そして、外に出ると雨…



アメニモマケズ カゼニモマケズということで次は白浜水族館へ。
ちょうどバスが来たこともあって昼過ぎには到着。すぐ出発ということもあってすぐ近くにあるグラスボート(底がガラス張りになっている船)に乗ることに。
海女さんによるショーの後、すこし沖合いで海中観察。根回りなのにアジがけっこう多いのは意外だった。一瞬しか見れなかったがハリセンボンもいた。メジナは相変わらず多い。
刻一刻と変化する環境の中に魚達がいて、ここまで近付いても見れない世界があるんだろうなぁと思う一方で船酔いになって早く戻ってと思う自分がそこにいた…だからちゃんと寝ておけって…

グラスボートを降りて京都大学白浜水族館へ。
魚類よりも無脊椎動物の方が豊富というちょっと変わったトコで、500円という入場料にしてはボリュームは大きめ。
船酔いのせいでどんなのがいたのか記憶してないのが残念…



例によって目の前でバスが行ってしまったので、来た道を引き返すことに。今回はバス停2区間分なのでさほど問題はない。
それより、これからどうしようか…と考えつつバスターミナルに到着。
この時点で1時過ぎ。とりあえずメシにするとして、5時に白浜駅に戻るとして約3時間。南紀白浜アドベンチャーワールド行きのバスは2時…
アドベンチャーワールドはあまりいい話を聞かないせいもあり(つーか、直前に知った)あまり気が乗らない反面、自分の目で見てないのに決めつけるのもどうかといういつもの理屈もあり…



とりあえず、和歌山ラーメンとやらを食べてみるか。


ラーメンは店によって当たり外れが激しいのであまり好きじゃないのだが今回は見事にヒット。
そして店を出ると2時ちょうど。バスが来れば行く。来なかったら別の場所と決断。…3分後にバス到着。
アドベンチャーワールドに到着したのが2時半頃。4時半には撤収なので残り2時間。入り口のショッピングモールをあえて後回しにして海獣ゾーン(ペンギン王国、海獣館、マリンスタジアム、アシカスタジアム、イルカスタジアム)へ。
感想としては可もなく不可もなく…な感じ。ペンギン王国はコロニーの一部を再現しましたって感じで良かったけど他はボリュームは相当だけどテンプレ通りの造りになってる感じでちと物足りない気がした。このあたりがいい話を聞かないという傾向に繋がってるんじゃないだろーか。

氷の塊もらって腹の上で氷を割るラッコの姿や生まれて間も無いペンギンの赤ちゃん、双子のパンダなど見所も多かったけど。

時間的都合によりシャチのショーだけ見学。サファリワールドもパスして土産物屋でぬいぐるみ探し。
予想はしてたけど広さの割にマニアックさに欠ける品揃え…でも、下田で買い損ねたカマイルカのぬいぐるみをゲット。あとシャチのぬいぐるみが安かったので一緒に購入。

アドベンチャーワールドに関しては一日遊び倒すつもりなら十分にモトは取れるだろうと判断。もう一度行くかってなると…また十年後だろうけど(ここには学生の頃一度行ったことがある)

白浜から紀伊田辺に戻って宿に篭る。
雑居ビルの1フロアだけホテルとなっている変わったホテルでした。設備は古くてボロボロ…めっちゃ怪しくて気に入ってしまった。

ホテルで明日のスケジュールを検討。電車待ちで2時間は取られるのは必至という結論に至り、近くの本屋で暇つぶし用の本を買うことに



…まだ9時なんですけど…_| ̄|○ シマルノハヤスギダヨママン

紀伊半島フルコース2日目

2004-06-27 21:37:25 | 旅行記
ホテルで時刻表とにらめっこすること一時間。

朝、鈍行で江住駅に行き、昼から串本に行って3時に太地町、5時までに紀伊勝浦に戻る。

大まかに言うとこんな感じで動くことに。


紀伊田辺駅から約50分、江住駅で降りる。目指すはすさみ町立エビとカニの水族館(日本童謡の園公園)
電車は12時ちょい前まで来ないが、串本行きバスが10時半に来る…つまり1時間半で往復4キロ歩いて水族館も見てくると…
時速6キロのスピードで歩いて水族館に到着。
ここは無料になっていて、5000円払うと飼育されている動物の里親に半年の間なることができ、水槽の上に名前とコメントが載せられる。
全ての水槽に誰かの名前があったが林家こぶ平、引田天功、永六輔の名前もあった…けっこう隠れスポット?

バカデカいカニやエビもいたが気になったのはアメリカザリガニの水槽の中に1匹だけ毛(藻)が生えたザリガニが…飼育環境でこういうことが起きるんだろうか?
今度、まっかちんさん(ザリガニに詳しい鳥羽水族館の飼育係)に聞いてみよう。

帰り道の途中で外見の写真を撮るのを忘れたのを思い出したが、時間的に微妙だったので諦めてそのまま駅へ。
バスで30分くらいして串本海中公園に到着。水族館、海中展望塔とセットで1050円、グラスボートも追加で2300円。こっちの方の水族館は安くてボリュームがあるところが多いと思った。

昨日の船酔いに懲りたのでグラスボートはパス。まず水族館へ。
ここも無脊椎動物の種類が多い。中でもサンゴやウニに隠れる生物達というテーマのコーナーがなかなか面白かった。
土産物を買った後、展望塔へ。
昨日の白浜以上にバリエーションが豊富だった。スズメダイ、ハコフグ、ホンソメワケベラ、クマノミ、チョウチョウオなどサンゴ礁に住む魚が多かった。
昨日のグラスボートでもテーブルサンゴらしいものがちょこちょこあったが、紀伊半島の南端という場所から考えて環境の違いってもがあったのかもしれない。
そういや、千葉勝浦の海底は一面の砂時だったがこっちは岩礁地帯という違いもあったなぁ。

バスが一時間待たないと来ないので例によって歩くことに。



そして、例によって遭難する…さすがにこれは違うだろうと思って引き返したが。



八白土星の人は今年は運が悪いらしいが、遭難の神様に気に入られているのか自分?
「粗忽も度が過ぎると犯罪だぞ」と言われそうだが…

結局、バスより1分遅れて串本駅に到着。おまいは何がしたかったんだ…という気分にさせられる。
次の電車まで30分あるのでガイドブックに載っていた寿司屋に入ることに。
魚津に行った時に思ったが、寿司だけで腹一杯になろうと思ったら相当の覚悟はしなきゃならんなぁ…コンビニで買い溜めした分があって良かった…
上にぎり1800円だけでは足りなかったのとカウンターに謎のネタ(イシガキダイ)があったので1カン注文。
歯応えがあってけっこう甘味が強い。たまに見るけどこういう味なのか~と感動した。



ちなみに、1カン800円(くらい)



最終目的地である太地町立くじらの博物館(太地くじら浜公園)を目指すのはいいが、紀伊勝浦まで特急で行くか、鈍行で太地町に行くか…紀伊勝浦からバスが出てるらしいが本数の具合によっては断念せざるを得なくなる。
かといって太地町直行だと3時を過ぎる…

万が一のときは断念して、後日行くことも考えていた。
行けなかったら行けなかったで初の敗北というネタになるし~…あたしゃ「敗北を知りたい」という理由で脱獄した死刑囚じゃないんですがね(;´Д`)

結局、特急で紀伊勝浦に行き、鈍行で降り返す。これがベストと判断。折り良く駅を出た直後にバスが出てくれたので3時半頃にはくじら博物館に到着。
「そーいや、ここも来たなぁ」と思いつつ水族館、ラッコ館、博物館と見て回る。捕鯨資料館はすっかり忘れていた…まぁいいや。
生簀の中でイルカやシャチを飼育するってとこは何度か見たが、ここの生簀は一番広かった。いま名港水族館にいるクーちゃんもここで泳いでいたんだなぁ、と帰ってコメント見るまですっかり忘れていた…
博物館が一番インパクトあったし。捕鯨の是非についてはノーコメントだけど。

2日で6ヶ所っていうのはハードだったしなぁ…もっとも記憶に残るかどうかってのはインパクトの差であって1日1ヶ所でも記憶に残らないときは残らないもんなんだが。



でも、さすがに疲れた…かな。

紀伊半島攻略直前

2004-06-26 03:32:20 | 戯言(日々書き捨て)
時間的にどこか1ヶ所はスルー(エビとカニの水族館は超僻地のためパス決定)しなきゃならんだろうとは思ってたが、やっぱし白浜アドベンチャーワールド回避が無難かな。



理由はいろいろあるが政治的配慮ということで…



ってことで
26日 白浜水族館、白浜海中展望塔
27日 串本海中公園 太地町くじら博物館
のルートで決定の模様。

よしもとの挑戦状…水族館の未来に繋がるかな…

2004-06-23 23:20:37 | 戯言(日々書き捨て)
よしもとおもしろ水族館の公式ページが出来たわけだが

思った以上にしっかりしたコンセプトを持っているようで、どこぞのシロクマが間に合わないので着ぐるみ着るしかないクマなんてドタバタ劇をやってる人達も見習ってほしいもんですな…

(もっとも、シロクマ騒動にしか目を向けていないようでは所詮ヤジ馬と同じレベルに過ぎないとも自覚しなきゃならんのだが。あの水族館の目玉はシロクマでなくハタハタだと思うんだけどね。ハタハタを飼育してる水族館ってのは他に知らないし。そういう地味かもしれないけど、そこにしかいない生物ってものの方がレアだということに気付いている人が増えればこういうドタバタ劇も無くなるんだろうけど…)

自分で考えるということを強調してるあたりすこぶる好印象を持たせてくれるやね。
問題というのは答そのものだけを知ってても意味は半減する。答に辿りつくまでの過程が大事なのだ




と悟るのに30年かかったワケだがw


理想と現実のギャップは生じるだろうとしても、この水族館の理念はアミューズメント化する水族館への挑戦状のようにも思える。(最近は学術的な面をアピールするところが増えてきているけど、ここまで徹底しているところはそう無いと思われ)

日本一海獣ランド

2004-06-18 20:20:42 | 旅行記
志摩スペイン村だからとはいえ、スペイン人が岩下志摩を連れ去っていくというCMはどうなんだろうかという気がしないでもないが…それはさておき

かれこれ十年は昔、動植物の専門学校に通っていた頃ある人からよく聞かされたキーワードがあった。



二見シーパラダイス



と。話の内容は忘れてしまっているが二見シーパラダイスという言葉だけはよく覚えていた。なぜなら、その話をするときはいつも凄く嬉しそうな表情であったから。自分には無いものをこの人は持っているという羨望とその根源に引かれていたのだろう。
もっとも、当時は岐阜と名古屋の往復だけで精一杯だったこともあり頭の片隅に残っている程度であった。



それから何年か経ち、テレビで伊勢の方に二見という土地があって、その近くに二見シーパラダイスがあるらしいということは分かった。なんでもアカンベーをするアザラシが人気らしい。
近鉄の駅からバスに乗り換え、海岸を歩くと土産物屋の集合体みたいな建物が見えてくる。今までいろんなトコに行ったがここまで水族館らしくない雰囲気というのは他に知らない。
事実、土産物屋の奥にそれがあるもんだから観光地にありがちなオマケ的なものという感は否めない。

ちなみにここはノコギリエイの飼育記録世界一を誇っていて、少なくとも15年は昔から存在していることになる。実際にはもっと歴史は古いだろうけど。

水族館としての評価はありがちなオールドタイプかなぁ、と。あと植物が多いせいか蒸し暑かった。(もともとは植物園として造ったけど物足りないので魚や海獣を追加したんだそうです)
ドーナツ型の回遊水槽を外側から見るようになってるのは珍しかった(たいていのトコはドーナツ型の内側から見る)。外側から見ることで魚の正面の顔が見やすいのだ。

外に出ると所狭しとペンギン、アザラシ、セイウチ、イルカと海獣が揃っている。トドは入り口に配備されてるけど。
ここのイルカは非常に人懐っこく、人がボールを投げるとキャッチボールを何回でもやってくれる。また期間限定でイルカと泳ぐこともできるとか。
他にもトド、アシカ、セイウチ、ミナミゾウアザラシ、ゴマフアザラシの各種ショーがあり、床にシートを敷き立ち見の観客の至近距離でミナミゾウアザラシやセイウチ、ゴマフアザラシがパフォーマンスを披露してくれる。お触りもOKとサービスも良い。

自分が初めて行った時はミナミゾウアザラシとセイウチを見ただけだった気がするが、目の前で海老反りするミナミゾウアザラシは衝撃的だった。



施設は古いのに海獣は充実しているというアンバランスな感じに思えるが、空き地で土管に腰掛けて紙芝居を見るような素朴だけどそういう雰囲気こそがいいという言い方もあると思う。




冒頭の御仁であるが、腕に凄い噛み痕があって聞いてみたところ「研修に行ったらイルカに噛まれた」と平然と言ったことがあった。(どこに研修に行ったかは忘れた)
そして「イルカは遊んでほしかっただけなんだよ」と。



手加減を知らない動物相手でも決して臆さないという心がけはこの時知った気がする。
人馴れしないフェレットを何匹もしつけ、一時は「どうにもならん」とサジを投げかけたプレーリードッグをも手懐けることが出来たのはあの経験があったからだろう。




ただし、リスだけは勘弁な。

そんな餌でこの俺様が釣られクマーッ!

2004-06-09 20:51:26 | 戯言(日々書き捨て)
時事ネタを扱うのは好きでないが、ネタになる場合は別なのでw

今だに決着のつかない男鹿水族館のシロクマ騒動
上官のメルヘン大暴走のうえ尻ぬぐいは現場の責任という事の方が涙なくして語れないストーリーだと思うのだが…
なんでそこまでシロクマ好きなのに知事自ら着ぐるみ着るとか言わないんだか。


ノーマルのクマの着ぐるみも用意して「ふたりはプリクマーッ!」とかやればウケるだろうに…



もう1つネタ
旧男鹿水族館は心霊スポットとして有名らしい。自分はそういうものを信じてないけど。
で、それによると朝虫水族館の近くもそうなんだとか。( ´_ゝ`)フーン

クロスポイント

2004-06-08 20:33:51 | 旅行記
名古屋港水族館が出来る以前は愛知県の水族館というと南知多ビーチランドが代表格であった。
何故、南知多が有名かというと名古屋鉄道(名鉄)が運営していて、幅広く宣伝活動をしているからである。愛知県には他にも蒲郡(がまごおり)の竹島水族館や碧南(へきなん)の碧南海浜水族館 碧南市青少年海の科学館もあるのだが、この2ヶ所は最近まで知らなかった。
竹島水族館の近くにあるファンタジー館もけっこうテレビで宣伝しているが、ファンタジーというかなんというか…5000万個の貝を使用というだけあって見ておいて損は無いだけの造りにはなっている。



ただ、その凄さを何故そういう方向に持っていくかなぁという気はしないでもないが…



話は戻って
子供の頃、南知多ビーチランドに行ったのが人生初めての水族館体験だった。筒型の水槽があったことしか記憶が残ってないが…
学生時代にも行ったのだが、トドにエサをやったことしか覚えていない。
それから時は流れて3回目の訪問。バラバラになっていたパズルが1つになってきた…結論は…



水槽の数が少ないしイルカは愛想ないし、昔だったらこれでも感動しただろうけどいろいろ経験を積んだ今なにをどうコメントするんだ?
という感じだったが…



某所にて、南知多にはバンドウイルカとゴンドウクジラのハーフがいると聞き、4回目の訪問。
まず魚メインの海洋館へ(ここは遊園地のような感じの造りになっていて、ひとつひとつの施設がバラバラに点在している)
規模の小ささは相変わらずだが、大水槽の中にスナメリが泳いでいることに初めて気付く。ちょっとしたことだがなかなか面白い。

相変わらずイルカの愛想は悪い。まぁ仕方ないか。二見シーパラダイスのとこのイルカの方が特殊なんだ(詳しくは二見シーパラダイスの話のときに)

ウミガメプールのエサ箱は無くなっていた気がする(一皿100円でエサをやれる) ここのカメにエサやるときいつもケンカにならないかと心配してたなぁ…
十匹くらいのウミガメがひとつのプール内にいるってのもなかなか珍しいかもしれない。

フンボルトペンギンは相変わらずマイペースだった。今年の大寒波は大丈夫だっただろうか。

ラッコはガラスを叩きまくってた。ガラスを叩かないで下さいって張り紙してあるんだが、ラッコがガラス叩いてるんですけど…
建物の脇にラッコを飼育する際に必要な建築基準のことが書いてあった。こういうちょっとしたことでも情報としては大事なのだ。

トドは相変わらず威圧感があった。でもエサにはよく飛びつく。

セイウチは新米トレーナーらしき人を無視して泳いでいた。動物に認められてこそ一人前だ。ガンガレ

イルカのショーではプリン(ゴンドウとバンドウのハーフ)が短い鼻で必死に輪を回していた。
またアシカが観客の目の前を横切り、ショーの後は園内を一周していた。
大型水族館でこれはムリだろう。



…こうやって改めて見るとけっこう書くこと多いやん…
名港水族館とは違う良さがここにはある。そう思った4回目であった。

クー 遠い和歌山から来たクー

2004-06-02 20:06:53 | 旅行記
※記憶違いによる間違いがありましたので一部訂正してあります。

今回はまず横道から。
名古屋というのは必要以上にシャチに拘りがある。名古屋のサッカーチーム「グランパスエイト」のマスコットキャラはシャチだし、名古屋城の金のシャチホコは有名だし、中日ドラゴンズはかつて名古屋金鯱(きんこ)と名乗っていたし、丼にエビフリャー2本乗っけて「しゃちほこ丼」だがねとかやったり、シャチホコ型シュークリーム「シャチボン」なんてもの作ったり、名古屋港には金鯱号という観光船があり(画像参考)地元の誇りであると同時に他地方民にとってのネタを提供してくれた(2000年4月で引退)

というくらいに必要以上にシャチに拘っている。
そんな土地が誇る名古屋港水族館なわけですから(愛知県の水族館の代名詞は南知多ビーチランドだとも言うがそろそろ厳しいか)シャチをなんとかして展示したいと思うのは必然の理であり、ロシアの業者に頼んで捕獲を依頼したが失敗に終わり結局、和歌山のくじら博物館から5年契約でレンタルされることとなった。
名古屋港水族館では生体に名前を付けないというポリシーがあり太地町ではクーと呼ばれていた手前、名称をどうするかという問題があったようですが新聞の記事によると

同水族館は「ペットと違う」という考えで、飼育生物に愛称を付けていない。このため太地町で「クー」と呼ばれていたシャチも、十月末に名古屋に来てからは「シャチ」だった。
だが「借り受けた生物なのでクーでいいのでは」と内田館長が決めた。

と書かれてました。最初、イルカの番号制(イルカはアルファベット一文字で区別する)とごっちゃになっていて事実に基づかないことを書いてしまってた…_| ̄|○ モウヌルポ



開館したての頃、学校の研修で行ったのだがその頃は北館がなく(2001年11月に開設)、しかも遅刻したので自腹で入場する羽目になったせいもあって、最近までいいイメージを持てなかった(今思うと不条理な…)
そんな意識を改める為にも一度は行かなきゃならんと思い、ヒマを見つけて出かけることに。近場だとかえって足が鈍るし…

北館はイルカ・ベルーガのエリアになっている。
ドでかいベルーガが悠々と泳ぐことが出来る水槽、6、7頭で行うイルカのショーはたぶん日本一の規模だと思う。
この時点でかつての偏見は吹っ飛んでいた。
ちなみに、この時シャチはまだ未公開だったが、予備プールから飛び出して戻ってこなくなったらしく観客席やステージの裏側から丸見えだった。



北館と南館を結ぶ通路の長さがちと気になるが…



南館は南極への旅をテーマにしている。
ここの目玉は赤道の海をイメージした大水槽。ここの大水槽は2階分の高さになっているが、岩の段差によって水深の高低がはっきりしている。また水面を上から覗きこむことが出来るようになっている。こういう造りになっているのは非常に珍しい。
また、南極の海エリアでは実際に南極で調査して南極の環境を再現している。



ここまできてふと気がつく。ラッコもアザラシもいないんだここ、と。
だが、ラッコやアザラシなら南知多にいる。意図的なのか偶然なのかは知らないが上手い具合に住み分けが出来ているのかもしれない。