和泉市職員労働組合は1959年(昭和34年)9月11日、市制施行に遅れること3年にしてついに労働組合が結成され、結成大会がおこなわれました。職制組合として出発しながら、全国に名を轟かせたたたかう労働組合・大阪衛都連に加盟し、大賃金闘争で労働組合としての力を急速につけるとともに、政府の巻き返しに対抗し、「地域住民の繁栄なくして自治体労働者の幸福なし」とのスローガンに導かれて、労働者としての要求実現と地域住民の要求を対立させるのではなく、統一して追及する民主的自治体労働組合として鍛えられ、発展してきました。
いま、改憲勢力と一体となった新自由主義的構造改革がすすむもとで、格差と貧困が広がり、労働者の権利が掘り崩され、「公務員バッシング」によって地域住民と自治体労働者が分断され、厳しいたたかいを余儀なくされている中でも、和泉市職労は55年の歴史と伝統を受け継ぎ、「地域住民とともに」の立場に立って運動をすすめています。学校給食調理業務の民間委託を1年先送りさせることができたののもその成果の一つです。また、職場に増大する非正規職員を積極的に組合に迎え入れ、均等待遇を実現するたたかいでも先頭に立ってきました。
ひきつづき、歴史と伝統を引き継ぎながら、職場や地域住民の要求実現に向けて組織と運動を発展させていきたいと思います。
市職労結成55周年を迎えたこれらかの新たな歩みをみなさんといっしょに進めていきたいと思います。ひきつづき、よろしくお願いいたします。