12月25日、大阪高裁は、大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟2陣(一審原告58人、被害者33人)控訴審において、国に対して総額3億4474万円の支払いを命じる一審原告勝訴の判決を言い渡しました。
本判決は、泉南アスベスト被害について、アスベスト禍を知りながら国が対策をとらなかったことに対して、1陣・2陣訴訟の各大阪地裁判決に続き3度、国の責任を厳しく認め、なおかつ高裁として初めてアスベスト被害の国の責任を認めたものとして評価されます。詳細は、原告団弁護団等の声明(PDFファイル)をご覧ください、→「2473.pdf」をダウンロード
裁判の長期化によって、1陣、2陣訴訟の原告のうち裁判係属中に12名が亡くなり、提訴前の死亡者と合わせて6割近くが亡くなっているなかで「命あるうちに解決を」は原告らの切なる願いとなっています。
国は判決を真摯に受け止め、自らの責任を認めて原告ら被害者に謝罪し、正当な賠償金を払うこと、そして、1陣訴訟を含めた泉南アスベスト被害者全員の早期救済に応じることを強く求めた、弁護団・勝たせる会・泉南地域の赤面被害と市民の会の声明を受け止め、上告せず、早期解決を求める要請書を和泉市職労としても関係各省庁大臣あてに送付いたします。
このブログを見ていただいた皆さんにも要請ファックスへのg協力をお願いいたします。要請文ひな型はこちらから(PDFファイル)→「247_1.pdf」をダウンロード
和泉市職労は、地域住民の幸せを守る立場から、ひきつづき訴訟支援を行っていきます。