岸和田市長選挙結果についての声明
１１月２４日投開票で行われた岸和田市長選挙は、しぎ芳則氏３２，４６５票、
原田ひでお氏２１，７８５票という結果になりました。
岸和田民主市政の会は、維新の会による地方自治破壊を許さないという立場で政策や人柄など判断し、「子育てしやすいまちづくり」の提唱、福祉や街づくりはじめ市民にひらかれた市政を行うなど、各分野で「民主市政の会」が掲げている諸政策に最も近い、しぎ芳則氏を自主的に支持することを決定し、選挙戦を闘ってきました。この間、ご支援いただいた、みなさんに心よりお礼申しあげます。
今回の選挙は、橋下・維新の会が大阪市で進める、市民の暮らし切り捨てや従軍慰安婦発言、職員の思想調査など異常な人権感覚に基づいた「維新政治」を歴史と伝統ある岸和田市に持ち込ませるのか、市民が主人公の市政の発展をめざすのかが問われた選挙戦です。
相手候補は、選挙期間中、保守、無所属を名乗り徹底して「維新の会」を隠してきました。しかし経歴も政策も規制緩和、公立保育所の民営化、小さな市役所、公共施設の売却と維新政治そのものです。民主市政の会は選挙戦で相手候補は維新であることを市民に明らかにしてきました。相手陣営は、「共産党や労働組合に岸和田が乗っ取られる」とデマ宣伝し、選挙戦を「保守対共産党」の構図と偽って市民共同を分断し、保守層や自民党の取り込みを行おうとし、終盤には違法なビラ配布など、なりふり構わない選挙活動をおこなってきました。
しぎ芳則氏は「岸和田のことは岸和田で決める」「大阪府や大阪市、維新の会のいいなりにはならない」と強調し、反維新を明確に打ち出しました。政策的には８つのプランを約束し、「子育てするなら岸和田で」「医療を受けるなら岸和田で」と医療、子育ての充実を掲げ、政策をすすめるにあたっては、ていねいに議論し、お互いが納得できるような形ですすめると訴えてきました。
市長選挙では、「維新政治の岸和田市政への持ち込みノー」「生きる希望のもてるまち岸和田を」の目標で党派を超えて幅広い市民との共同の輪がひろがりました。
今回の選挙結果は、市民共同の力で堺市長選挙での維新ノーの流れを岸和田でも広げ、維新を隠して選挙戦を行っても維新政治は受け入れられないことを示したことは、５年間の大阪での橋下・維新の会との闘いに決着をつける大きな意義のある結果となるものです。市民と丁寧に話し合い市政を運営していく立場に立つ、しぎ芳則氏を先頭に岸和田で長く培われた、市民が主役の「生きる希望の持てるまち・岸和田」をつくっていく新たなスタートとなるものです。
岸和田民主市政の会は、しぎ芳則氏とともに市民が主人公の岸和田をつくっていくことに奮闘する決意です。
２０１３年１１月２４日
岸和田民主市政の会
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岸和田市長選挙の結果を受けて（談話）
2013年11月25日
全大阪労働組合総連合 議長 川辺 和宏
11月24日投開票の,岸和田市長選挙は、岸和田労連と岸和田民主市政の会が自主的に支援した、しぎ芳則氏が32,465票を獲得し、「維新隠し」に躍起になった原田ひでお氏（21,785票）を破り、当選を果たしました。
この選挙戦で、昼夜を分かたず奮闘された岸和田労連と岸和田民主市政の会をはじめとする岸和田のなかまのみなさんに敬意を表するとともに、大阪労連の支援要請に応え大奮闘いただいた加盟組織のみなさん、ご支援いただいた多くのなかまのみなさんに感謝申し上げます。
大阪労連は、この間の橋下・維新の会の府政・市政の5年半あまり、その本質が「憲法と民主主義否定の独裁政治」であり、自治体本来の「住民のいのちとくらしを守る役割」を投げ捨て、関西財界の利益に奉仕するものであることを訴え、府民・市民と共同し、たたかいをすすめてきました。そして、今回の岸和田市長選挙について、橋下氏の「慰安婦暴言」への批判の中で、都議会選挙と参議院選挙で大きく後退し、堺市長選挙で惨敗した維新の会が、岸和田を足場に息を吹き返すことを許さない立場から、岸和田労連のたたかいを応援し、岸和田民主市政の会のとりくみに結集して、たたかいを展開してきました。
今回の選挙の最大の争点は、橋下・維新の会が大阪市・大阪府で進める「維新政治」を歴史と伝統ある岸和田市に持ち込ませるのか、それとも、市民が主人公の市政の発展をめざすのかにありました。
しぎ芳則氏は「岸和田のことは岸和田で決める」「大阪府や大阪市、維新の会のいいなりにはならない」と反維新を明確に打ち出し、「子育てするなら岸和田で」「医療を受けるなら岸和田で」と医療、子育ての充実など8つの政策プランを掲げ、ていねいに議論し、お互いが納得できるような形ですすめようと訴えました。
相手候補が徹底して「維新の会」を隠し、しかし経歴も政策も維新政治そのものである中、民主市政の会は「本籍」が維新であることを市民に明らかにし、しぎ芳則氏の政策の実現を呼びかけ、2週間の隔日全駅頭宣伝を成功させるなど、精力的なたたかいを展開してきました。
終盤には相手陣営が、「共産党や労働組合に岸和田が乗っ取られる」とのデマ宣伝や違法なビラ配布など、なりふり構わない選挙活動をおこなう中でも、「維新政治の岸和田市政への持ち込みノー」「生きる希望のもてるまち岸和田を」と党派を超えて幅広い市民との共同の輪がひろがりました。
今回の選挙結果は、市民共同の力で、堺市長選挙に続き、たとえ維新を隠しても「維新政治」は受け入れられないことを岸和田でも示したものであり、大阪での橋下・維新の会とのたたかいに決着をつけていく上で大きな意義を持つものです。
これから、橋下・維新の会とのたたかいは、いよいよ本丸でのたたかいとなります。大阪労連は、今回の選挙戦での勝利と共同の前進をふまえ、憲法無視の暴政拡散を阻止していくたたかいを府下全域で一層強化し、憲法を守りいかすためたたかいます。日々のたたかいはもちろん、2015年の一斉地方選挙、そして2年後の「府市ダブル選挙」に向けて、橋下・維新の会の政治的な息の根を止めるたたかいをいっそう強化していくことを、あらためて表明するものです。
以上
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岸和田市長選挙で信貴芳則さんが勝利！
堺市長選挙に続き「維新政治ノー」の審判を下した岸和田市長選挙結果を確信に、住民共同をさらに強め、明るい大阪の未来を拓く運動を強めよう！
―岸和田市長選挙結果にあたって(談話)― ２０１３年１１月２５日
大阪自治体労働組合総連合
書記長 小山 国治
１１月２４日投開票の岸和田市長選挙で、維新政治ノーを明確にした信貴芳則氏が維新候補に１万票を超える大差で当選を果たしました。
岸和田市職労が参加する「岸和田民主市政の会」は、「維新による市政乗っ取りは許さない」「維新の地方自治体破壊を許さない」ことを明確に打ち出し、「子育てしやすいまちづくり」の提唱、福祉や街づくりなどを市民にひらかれた市政運営で行うことなどを公約に掲げた信貴芳則氏を自主的に支援しました。その結果党派をこえた市民共同がすすみ、「岸和田のことは岸和田で決める」との訴えが住民の支持と共感を得ました。
また、今回の選挙は、橋下・維新の会が大阪市で進める市民の暮らし切りすてや職員への思想調査、従軍慰安婦発言などにみられる人権感覚欠如の「維新政治」を、歴史と伝統ある岸和田市に持ち込ませるのか、市民が主人公の市政の発展をめざすのかが問われた選挙戦でした。
相手陣営は、「維新」隠しに躍起となり、「民主市政の会」などの維新政治批判に対して、「今度の選挙は『保守勢力ｖｓ革新政党・団体』（共産党・労組）」とか、「『国や府とパイプがある候補』を選ぶのか、『共産党と組んでいる候補』を選ぶのか」などと、反共攻撃で市民の分断をはかろうとしました。
選挙戦の最終盤では、露骨に「市職員労働組合に振り回されたら、役所の改革もできない」と岸和田市職労攻撃を強めました。しかし、「維新政治」を岸和田に持ち込ませないという「維新政治ノー」の一点での市民共同が勝利しました。
相手陣営の執拗な反共宣伝と違法ビラ配布などの策謀にもかかわらず、住民との共同で打ち破ったことは堺市長選挙の流れをさらに前進させる成果です。岸和田でも、「維新政治ノー」の審判が下されたことは、この間の世論調査での橋下徹氏への支持率低下にも如実にあらわれているように、橋下・維新政治の住民不在の本性が知られ、破綻への道をすすんでいることを示しています。
大阪自治労連は、堺市長選挙に続き、「橋下・維新の会の悪政にストップをかける重大なたたかい」として行動を提起し、延べ５００人を超える支援行動に取り組みました。堺に続く岸和田での勝利は、これから展開する運動の基礎をさらに固めるものとなりました。
私たちは自治体労働者として、信貴芳則氏に、公約に掲げた住民のための施策の実行を求めると同時に、真に住民本位の市政運営を住民との共同で迫っていくものです。
さらに、大阪府下に存在する維新政治の横暴をストップさせるための住民共同をいっそう強め、２０１５年の統一地方選挙、東大阪市長選挙、大阪府知事・大阪市長選挙を見通したたたかいを構築し、大阪の未来を私たち自治体労働者が先頭に立って切り拓く決意です。
岸和田市長選確定得票数
当32,465 信貴 芳則
21,785 原田 栄夫
