和泉市立病院の指定管理者制度導入問題で、この間の私たちの運動や、短期間での3692筆の市民署名の提出にもかかわらず、3月27日の和泉市議会本会議で、反対4名、賛成多数で和泉市立病院を指定管理者以外では運営できない条例案が可決、成立しました。
「連絡会」では、この到達点をふまえ、今後の運動のあり方について議論してきましたが、先行市の事例や阪南市立病院、和泉診療所での指定管理者制度導入での問題点をふまえ、指定管理者制度の問題点をひきつづき市民に明らかにしながら、和泉市立病院の指定管理者制度導入に反対しつつ、条例案可決の情勢をふまえ、今後指定管理者の公募、選定、移行にむけた具体的な動きが進むもとで、そのことについて市民に知らせつつ、市立病院の公立病院ならではの役割の後退や市の公的責任を後退させず、小児救急や学校検診システムなどいわゆる不採算医療や公立病院ならではの役割を堅持するとともに、救急医療の再開や市立病院のさらなる充実に向けて運動を継続、発展させていくことを確認しました。
このことをふまえ、この間の署名への市民の皆さんの協力へのお礼と経過報告、今後のとりくみについて、連絡会として市民の皆さんにお知らせするための署名宣伝行動をおこなっています。
3月13日(土)午後1時30分~3時、和泉中央駅前、15日(月)午前9時~10時和泉市立病院前(19日まで)、午後5時30分~6時30分、和泉府中駅前で、のべ22人が参加、144筆の署名が寄せられました。
4月25日(木)には、病院問題特別委員会が開催され、指定管理者の公募要項(案)などが示される予定です。この内容も十分検証し、必要ならば市当局へ要求書を提出していきます。