和泉市立病院労働組合および和泉市職労は、4月1日に提出し、9日に指定管理者である医療法人・徳洲会からのそれに対する文書回答をふまえた団体交渉について、日時、場所等交渉ルールを調整する中で28日(月)に初めての交渉を行いました、
団体交渉には市立病院労組および市職労役員、大阪自治労連、大阪労連阪南地区協議会役員8名が参加し、徳洲会からは市立病院事務長、岸和田徳洲会事務部長、顧問弁護士はじめ5名が出席しました。
初めての顔合わせとなる中で名刺交換を行った上で交渉を行いました。
組合からはまず、良好な労使関係を築くことが市民のいのちを守る市立病院の役割発揮の上で重要であるとして、そうした立場で交渉に臨む姿勢を強調しましたが、徳洲会も「労働組合から要求があれば検討し、回答する」として労働組合を認める姿勢を示しました。
一方で、組合活動の保障については、「不当労働行為はおこなわない」との文書回答について、「法律上の話としての回答」とし、「医療に関係のない施設利用は認めない」との立場を示しました。しかし、「組合活動を妨げるものではない」とも回答し、ニュース配布など具体的な活動についての可否は明確にしなかったため、組合からは事務所問題は別にしてニュース配布などは「実際に行う中で不具合があれば協議しよう」と提起し、その場で否定はされませんでした。
就業規則については、市からの移籍職員と徳洲会採用の職員との労働条件の違いなどから策定作業が遅れ、労基署にも未提出であることが明らかにされ、「近日中に策定したい」と回答されましたが、労働者代表の意見聴取や36協定(時間外勤務)、夜勤など変形労働時間の協定などについての対応を早く行うよう求めました。その他のことも含め回答が必要なことはあらためて回答をおこなう旨確認して交渉を終えました。
徳洲会からは労組を敵視するような姿勢は見られず、交渉・協議で労使の問題を解決していくまともな労使関係を築くスタート台に立ったと言えます。今後、労働組合法全面適用の有利性も活かし、組織拡大をすすめながら病院職員の要求実現と市立病院の充実にむけてひきつづき奮闘していきます
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