「和泉市の社会保障をよくする会」(和泉社保協)が15日、「社会保障改悪ストップ市民学習交流会」を開催し、全体で42名が参加しました。市職労からも5名が参加し、市立病院と学校給食の問題について報告しました。
大阪社保協の寺内事務局長を講師に「憲法25条・国民の生活擁護をめざす社保協活動」と題した講演では、あらためて日本国憲法を読み、その意義を確認しつつ、政府の社会保障改革「国民会議」報告には何が書かれているか、を原文に照らして読み解き、医療、介護、年金などの社会保障について、憲法25条の理念と逆行した制度改革が狙われていることが浮き彫りになりました。
そして、寺内氏は、たとえ憲法があったとしても「たたかわなければ生存権は手に入れられない」ことを朝日茂さんの「人間裁判」に触れて強調しました。
講演の後は各分野からの活動報告として、地域で問題となっている、①市立病院の指定管理者制度導入問題、②小中一貫校・教育問題、③学校給食の民間委託問題、④子ども・子育て支援新制度、の課題について報告がなされました。
和泉市でも色々な行政課題と市民運動が行われていること、それぞれ根っこはつながっており、各分野の運動への理解と協力を広げていくことが全体の総意となったように思います。